学習会 気象情報の活用の仕方

  東京勤労者山岳連盟所属 東京みなみ地区連盟グループ

楽しい登山やハイキングを実現し、気象遭難を防ぐために、事前に気象情報をつかんで
 おくことはとても重要です。最新の気象情報をどうすれば入手できるのか、それを登山
 にどう活用するか、学習しましょう。

 

○日時:6月30日(火)19:0021:00

○場所: 品川区立中小企業センター(品川区西品川1283

      2階 小講習室  (表示は「品川山の会さんかくてん」)

      ■東急大井町線下神明駅徒歩2 ■JR大井町駅徒歩10

講師 野尻英一氏  気象予報士 


「登山時報」に2001年から2006年まで「気象情報を見る目使う目」「気象情報の見方、調べ方」を毎月連載。いまも全国各地で学習会に呼ばれる。登山は高校3年のときから親しんでいる。 

○参加費:無料

※問合せ先:石川友好   090-5773-4652

メール ishikawa-t@gate01.com

 


一般の方でも(会員外)、気象に興味のある方はご自由に講義を聞いて頂いても結構です。当日直接会場にお越し下さい。









気象学習会のご案内

-気象情報の活用の仕方-

  東京勤労者山岳連盟所属 東京みなみ地区連盟グループ
品川山の会さんかくてん 山行教育部

山行計画や登山の準備が万全となり、あとは天気次第という時に、皆さんは登山前日の天気予報がとても気になりませんか。

私がリーダーとなって計画した山行の中で、この登山前日の天気予報で、登山当日は雨模様と報じられたことで2回の山行を中止にしました。(3/1の明神ケ岳〜金時山縦走と5/24の天城山です)

皆さんは山行の決行、中止または延期するなど、勇気ある決断は登山前日に行うとしても、それまでに至る天気の変化などはテレビの気象情報やインターネットの気象庁ホームページの週間天気予報などを見て、事前に情報を入手していることと思います。私もそうしています。

 しかし、週間予報の的中率は、
   1日目(翌日)   82%
   2
日目(あさって)は 78%
   3
日目       72%、・・・、
   7日目       65%
と、先の予報になればなるほど予報の的中率は下がります。(気象庁公表の資料より) ここでいう的中率は、雨が降るか降らないかの予報であるため、的中率50%になると、コインの裏表を当てることと同じになってしまい、予報する意味がなくなってしまいます。気象庁がホームページで発表している週間予報には、信頼度(天気予報に対する自信度)が掲載されています。AからCまでランク付けされていて、A予報は信頼度が高く、C予報は信頼度が低いというものです。この週間予報は日々の予報を見るのではなく、大まかに天気の流れを見ることができたらよいのだと思っています。

そして、私は てんきとくらす[天気と生活情報]というサイトで、登山口や山頂の天気予報を見て参考にしています。

又、目的地最寄りの山小屋や、宿泊予定の山小屋に電話して、手短に天気の現状を聞くこともしています。実はこれが一番手っ取り早い手段です。

 

登山を実施するか中止にするかの判断や、登山中の天候の急変の状況を把握するのに、最新の精度の高い気象情報をいつでも入手できる方法があるとしたら、それは鬼に金棒ですね。

さあ、最新の気象情報をどうすれば入手できるのか、それを登山にどう活用するかを、皆さんとご一緒に学習してまいりましょう。   

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