雪上訓練山行    谷川岳天神尾根

山行日

2005年12月3日〜4日

 

参加者

L田口 SL細谷 斉藤 土井 佐藤  計5名

 

コースタイム

 

12月3日

JR上野特急7:20==9:40水上駅(タクシー)==天神ロープウェイ駅10:40==天神山頂駅10:55-----降雪激しくラッセル開始      13:30天神尾根のテント設営開始------13:40斉藤さん帰る    ---20:50消燈   

行動時間

2時間35分(全時間ラッセル)

12月4日

7:40起床 雪は止んでいる  9:20雪上訓練70分 10:30天神尾根を熊穴沢方面へ往復 雪上散歩12:30まで------13:40テント撤収し出発-----14:00天神頂上駅====14:15天神ロープウェイ駅14:55 タクシー =====15:15水上駅=====JR普通列車で上野へ

 

行動時間

3時間10分

費用   (1人当り) 個人の行動食を除く

JR特急 上野---水上
タクシー代(水上――天神ロープウェイ)往復天神ロープウェイ往復
JR普通電車 水上---上野
食料費(夜1、朝1)個人食を除く

4620円1900円2000円2940円800円

14160円

 

 

1日目(12月3日) 天候 雪

天神尾根の稜線に向かって懸命のラッセル 雪の中を這いつくばってラッセルする

さんかくてんに入って初めての雪山訓練、雪中テント泊は40年近くない、不安な気持ちでいっぱいだ。雪山での歩き方はどのようにしたら良いか、装備を揃えることからして頭が痛い、昔は夏も冬も同じ登山靴を履いていたのに今は雪山用に分かてているとのこと、靴も買い揃えなければならない、ワカンもない、通常登山靴より重い雪山用登山口をはいて足がなじむのか心配だらけです。

激しい降雪で視界も悪い中を斉藤さんは帰っていった

テントを設営したがみるみる雪に埋まってゆく

ようやく娘の装備も借りて準備も完了、上野発特急で出発 天神ロープゥエイ頂上駅をおりたら、雪ががんがん降っている、トレースは天神尾根に向かっているが雪がどんどん降り積もりトレースが消えかかっている。先頭を歩く斉藤さんは急傾斜を半ラッセル状態であるのに快調に登ってゆく、2番手を歩いている私は楽についてゆけるはずがついて行けない、素晴らしいラッセル技術だ、その後はワカンを履き私、土井の新人2人が勉強のラッセルを行い、ようやく雪にまみれながら天神尾根の背に取り付きテント設営地点を確定する。

斉藤さんはなんと翌日用事があるとのことで、吹雪の中を帰っていった。2時間半のラッセルを教えるために上野からはるばるこの天神尾根に来て頂いたとはとの感慨を深くする。雪が降り積もりとにもかくにもテントを設営しもぐりこむ、テント内はコンロをつけて食事、雪を溶かして水つくりをしてもなんとなくテント内は湿っぽく薄ら寒い、たった2.5℃だ、寒いわけである、コンロのガスの量を考えると無駄はできない

2日目 朝から深雪の中をラッセルの訓練

肌寒いのでトイレが近い、いったん外にでて済ますともう雪まみれで雪を払ってテントに入るのも一苦労である。トイレのつど外に出るとどんどん雪でトイレ場所が高くなっている。

2日目は雪上訓練ののち天神尾根を2時間程度の散歩 トレースがあり快適な雪上歩行を楽しむ

2日目(12月4日) 天候 朝のうち曇りのち雪

2日目は雪は止んでいるが、50cm以上は積もっただろう。

谷川岳はあきらめ、ワカン・アイゼンの歩行訓練を行った後、天神尾根を熊穴沢方面に雪山散歩は快適である。見上げる谷川岳の登山ルートは雪深くトレースは見えない、登山者はいないのだろう。心の中はやっぱり登って見たい気持ちが残る。 テントを撤収し帰路につくころ再び雪が激しく眼下のロープウェイ駅も見えない、下りといえどラッセルはけっして楽ではないが20分程度てロープウェイ駅に到着し、訓練山行は終わりました。

今回の山行は雪に慣れる事、装備・衣類に今後どのようにしたら良いか、歩き方はどうしたら良いか考えさせられ、短いながら深い雪での山行の厳しさの一部を経験させて頂きました。                                (佐藤)

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