Sankou2006-100

南アルプスのど真ん中

気になる山の塩見岳と蝙蝠岳に行ってきました。

期 日
参加者
費 用

2006.11.3〜5(11/2前夜発)
L佐藤 SL細谷 井上 渡辺
1人当たり6000円(車利用)


コースタイム

11月2日


11月3日(晴)


11月4日(晴)



11月5日(晴)



20:30品川を車で出発==中央道経由==1:30鳥倉林道駐車場車中で仮眠

6:40出発---7:20登山口---10:30三伏峠小屋10:45---11:23旧三伏小屋で水の補給---12;50本谷山---15:00塩見小屋(小屋内にテント泊)

6:10出発---7:20塩見岳山頂----8:10北俣岳----9:35稜線の最低鞍部(井上さんはお絵描きで留まる)---10:15蝙蝠岳10:35---13:28塩見岳13:45---14:40塩見小屋(泊)

6:35出発---8:10本谷山---9:30三伏峠小屋----11:38登山口---12:30鳥倉林道駐車場==日帰り温泉松川「清流の湯」==20:30品川

蝙蝠岳は気になる山、昨年からの計画がようやく実現します。当初は塩見新道から上がる予定でしたがインターネットでの情報、伊那市観光課への確認で塩見新道は2006.7月の台風災害で閉鎖中とのこと、出発前日に鳥倉林道ルートに変更しました。
@    塩見小屋付近での水の補給に不安のため、三伏峠下で水の補給量と重量増の問題
A    塩見小屋から蝙蝠岳の往復はこの時期は少しの天候悪化でも不可能です。雨は雪となり、風や霧も長い縦走路では不安です。晴れが成功条件です。幸い予報は3日間とも良いようです。

鳥倉林道のゲート前の駐車場です。深夜1:30に到着し車中で仮眠をしました。

三伏峠につきました。樹林帯にわずかに雪が残る程度です。

三伏峠から三伏沢を下りを旧三伏小屋跡付近に水の補給に向かいます。1人当たり共同用の水2リッターと個人用の水2リッターで残りの行程全部をカバーしなければなりません。水の重さがぐーっとこたえてきます。

本谷山に向かう稜線からだんだん塩見岳の姿が近づいてきます。

本谷山からの長い樹林帯を抜け塩見小屋が目前です。おもわず笑みがこぼれます。

満月の塩見岳です。明日の晴天を約束してくれます。

塩見岳3052m山頂へ岩場を慎重に登ります。雪は全くついていません。ラッキーです。でも1週間か10日後には根雪になるような本格的な雪の季節になります。

塩見岳山頂から右から農鳥岳 間ノ岳です。中央の稜線は塩見岳にいたる長い稜線です。

塩見岳山頂より目的地の蝙蝠岳とその長い山稜が見えます。

蝙蝠岳2865m山頂での記念撮影です。快晴無風の絶好の日和でした。南アルプスの主脈から大きく外れたこの山に登るチャンスはなかなかありませんでした。とっても気持ちの良い景色の良い山頂でした。
バックは塩見岳です。再びあの遠い塩見岳を登り返して帰らなくてはなりません。


蝙蝠岳山頂の三角点を通して富士山が良く見えます

蝙蝠岳の稜線を塩見岳への帰路途中標高2800mの稜線で雷鳥のカップルに会いました。
なんとその20分前に熊ならぬ猪と遭遇しました。初めは熊と思い皆あわてました。こんな冬もまじかな高所に猪にあうなんて。猪はこちらは向かってきましたが、口笛を吹いたらあわてて逃げて行きました

塩見岳をめざしてたおやかな稜線を帰ります。塩見岳の取り付きの2920mの無名峰は厳しい岩峰で素晴らしい場所です。

蝙蝠岳の稜線からは荒川三山が目の前です。
山と山の間の奥の山は赤石岳です。


蝙蝠岳から厳しい塩見岳山登り返し、塩見小屋へ帰着の直前 ブロッケンがでて今日の苦労をねぎらってくれます。

再び塩見小屋へ 振り返ると1日に2度も登ってきた塩見岳はそそり立ちます


三伏峠からの下山は唐松の落ち葉の絨毯のクッションで足をやさしく労わってくれます。

登山口から駐車場までの長い林道は見事で雄大な紅葉に恵まれ、苦になりません。

なんと駐車場つき車のエンジンがかかりません。バッテリーが空になっています。うっかりブースターを下ろしており、なかなか他の自動車の応援がえられません。ようやく浜松から紅葉見物に来た親切な夫婦がブースターを持参しており、気持ちよく助けてくれました。ありがとう御座いました。危うく駐車場で遭難?するとこでした。

帰路は松川IC近くの松川町営「清流の湯」で汗を流します。なんと400円で超立派な施設です。すばらしい山々と紅葉、天気に恵まれ大満足の充実感あふれる山行を楽しむことができました。(佐藤:記)

 

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