冬の曽我丘陵 俳句でハイク

日 程   2007225(日)

参加者  大田ハイキングクラブ 17名
     わたすげの会     1名 
        さんかくてん     5名    総参加者 23
       (L深沢、飯島、福井、原、林)。

2007年第1回大田・品川地区連盟 公開ハイク。総参加者数23名、チーム・リーダーは大田ハイキングクラブの大河原さん。

関東地方はこの冬一番の寒さ。東京の最高/最低気温は68/02℃、これまでの暖冬に慣れきっている身体には寒さがこたえる。JR川崎駅に7:20集合、国府津駅着8:26。電車のなかで、深沢Lからこの日のレポートを依頼され、眠気がいっぺんに吹っ飛んだ。着駅では女性用トイレが一つしかなくて、実際に出発したのは8:40。
国府津駅から東海道線の下をくぐり蜜柑畑・梅林の入り交じるゆるい傾斜の農道を登っていく。天気は上々、なだらかな果樹園が相模湾へ落ちてゆく。朝の光を反射して海がぎらりと光っている。北側には丹沢山系が屏風のようにたたなずむ。小田原市街の先には真鶴半島がくっきり。

 蜜柑畑では剪定の真っ最中。剪定のついでにもいだのかリヤカーに蜜柑を一袋100円くらいで売っている。満開の河津ざくらの大木が二本、行く手にみえてきた。八重桜に似て、花とさくら色の葉が同時にひらく。花は八重桜ほどぼってりしていないが、八重のようにみえる。梅に加えて桜まで見ることができるとは望外の幸せ。その向こうには山裾まで真っ白に雪をかぶった富士山が何一つ邪魔するもののない姿で立っていた。

 いちまい脱いで坂道のだんだん春

 原さんが、反対方向から歩いてきた人に声をかけたら品川区大井のしかもご近所の人だったと言う。それを聞いて一句。

山中に近所の人と出会う春

それまで舗装道路ばかり歩いていたのが、やっと土の山道に変わって、ほんの2分急な登攀をして不動山(標高328m)山頂へ。柔らかい土を踏んで靴が嬉しがっている。

 土やわらか春の林の粗に密に

六本松跡で早めに昼をとる。風はまだ冷たいが枯れ草に腰を下ろすとほっかりと暖かい。ノビルの芽が出ていたので抜いてみるとまだ小さいけれどしっかりと玉をつけていた。昼食後しばらくして、アクシデントが…。菅原神社と標識がでていたので少し歩いてみたのだが遠そうだったので途中で引き返した。その時、遅れて〈花つみ〉をしていたグループが間違った方向へ曲がってしまったのだ。その中には私もリーダーの大河原さんもいたが、山中のことで携帯が通じない。30分ほどでやっと通じてみなと再会できたのだが、よくあることとは言えやはり分岐点では要注意だ。「菅公の祟りじゃ〜」と後で笑い合ったのだが…。

左へ分かれたがる道とさよなら蕗のとう

最終地点「いこいの村あしがら」へ着いたのが230。御殿場線 上大井駅までさらに40分歩いて解散した。(林 記)

一日中富士山を見ながらのウォーキングだった。

この日を設定した大田ハイキングクラブに感謝。

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