地図読み山行  滝子山

やっぱり下りの地図読みは難しい

日 程:2007年3月25日
参加者:L細谷 SL佐藤 井上 福井 原 高橋

コースタイム

JR新宿発6:22===8:30笹子駅8:40----(しばらく甲州街道を歩く)------9:15寂苑・寂尾根(ジャクショウ)入口----9:35送電線鉄塔-----9:48林道------1200m付近より急登の岩稜帯----11:33浜立尾根------11:52滝子山山頂(昼食)12:28-----13:01浜立山-----13:30標高1246m地点----13:52標高1040mより961m地点を目指す-----14:17ルートを外し961m尾根へトラバース----14:47林道及び送電線鉄塔へでる-----(林道・甲州街道を経て)----15:37JR笹子駅15:57----17:24新宿駅着(解散)

滝子山南稜・浜立尾根(地図読み山行)
滝子山は、さんかくてんに入って間もなく一度行っている。今回はその時のコースとは別の南稜・寂しょう尾根ルートで登る。
笹子駅に着き、リーダーの細谷さんから「福井さん、駅に着いた時点で地図読みは始まっているのよ」と言われ、慌てて地図を取り出す。地図で現在地を確認し、国道20号線を吉久保に向けて歩き出す。

中央高速を越え桜森林公園を過ぎると、南稜の入り口になっている「寂しょう苑」の看板が見えてくる。桜森林公園の桜はまだ蕾も膨らんでいなかったが、寂しょう苑の建物の奥に四季桜が満開に咲いていた。ご主人らしき人に聞くと日当たりがいいので満開に咲いているとの事。

登山道に入るとしばらく登りが続く。送電線鉄塔を過ぎ、林道に出る。ここから山に入り尾根を登って行く。冬枯れの穏やかな尾根道を歩いていると細谷さんの「この道大好き」という言葉に納得してしまう。後半は岩場になるがそんなに難しいこともなくむしろ単純な急登より疲れることもないように感じた。

赤い葉っばのイワカガミの群落が所々見られ、花の咲く季節も楽しめそうだ。

今日はだめだろうと思っていた富士山の姿も見る事ができ、予定通りの時間に頂上に到着。昼食後、分岐まで戻り浜立山に向かう。道標は木に掛かっていたがカマボコ板のような感じで割れていて見落としてしまいそうだった。

961Mの峰にコンパスを合わせ下る。林道歩きを短縮する為に、冬枯れの見通しの良い樹木の間をすべるように降りていく。怖い所もあったがなかなか面白かった。

地図読みは苦手だったが、何回か教えてもらい理解する事が出来た。アップダウンあり、岩場あり、柔らかい土の感触ありで気持ちの良い山でした。原さんの歩きも快調で「自分じゃない自分が歩いたみたいだ」との感想でした。 福井:記

 老いてなお枯葉掻き分け登りたる    (原さん作)
見晴るかす甲斐の山脈(やまなみ)春霞 (高橋さん作)




滝子山南稜(根)入口にある山小屋(営業小屋)の惝苑

惝苑を通り過ぎ、送電線鉄塔を過ぎると林道にぶつかります。いよいよ惝尾根に取り付きます。

しばらくは気持ちの良いたおやかな尾根道を辿ります。

標高1200m付近より厳しい急登になり、岩稜帯を岩にしがみついて登ります。

滝子山山頂で昼食をとり、記念撮影です。順調に登ってきました。皆さん余裕の表情です。

浜立尾根ルートは途中まではトレースもあり、赤布も要所要所にあり、順調に下ります。

標高1040m付近より961m地点の尾根を目指すルートは当初から間違いやすいとの予想で慎重に下りましたが、やっぱり間違えてしまい950m付近より右にトラバースして961mの尾根に取り付き、無事当初目標地点の林道に下り立ちました。

林道より下る途中、なにやらいわくありげな石柱が立っています。後で調べると
「田通乃姥神」の地蔵様です、この林道は昔は甲州街道の裏街道とのこと、旅人はこの姥神に無病息災や豊作を祈願しながら、何日もかけて峠越えをしたと伝えられているとのことです。。

帰路の林道を振り返ると歩いてきた浜立尾根が良く見えます。

滝子山の山麓より尾根ルートを臨みます。赤点線のルートを登りました。

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