九州の山 大崩山・鹿納山



参加:佐藤(単独)

日程:2007.3.31

コースタイム:

3/30 熊本県八代市17:00===高千穂峡===上鹿川部落 宇土内登山口22:00着(車中(泊))

3/31 出発5:00---笹の多い尾根を登る----7:12大崩山7:28-----薮の多い縦走路-----10:25鹿納山山頂10:45----尾根道を下る----12:00林道----(渓谷美の鹿納谷沿いの林道を下る)----13:15宇土内登山口====大分県竹田市へ向かう

宇土内登山口へは高千穂峡より
車で1時間30分も山中深く入ります


高かった交通費

鹿児島県にいる高齢の妻の母の病気見舞いの帰りになかなか東京からは登る機会の少ない九州の山に登りたい、特に東京の人になじみの少ない山を選ぼうと地図をひろげると、有名な祖母山の南に面白そうな山がある。大崩山と鹿納山だ。渓谷と岩山の美しい山のようである。とりあえず行ってみようと交通手段を調べるが、電車の乗り継ぎ、バスはない、タクシー代は高そうだ、いろいろ調べたが結局車で鹿児島まで行って帰りによることにするが、なんと高速道路代は東京〜鹿児島まで片道38000円 ガソリン代25000円 で格安の飛行機代の往復に匹敵する費用だ。そしてなんとノンストップで走行で22時間で休憩を取りながらでは2日間もかかりそうだ。それでもこの機会を失いたくはないと車で出発する。

山より行きの林道が暗くて不安でした

鹿児島での役目を終え、15:00頃鹿児島を出発し、途中の熊本県八代市のコンビニから田口遭対部長宛てに山行計画書をFAXする。これからが遠かった九州の暗い山の中の国道をひた走り、漸く宮崎県の高千穂町を通り、そこから延々と山の中に入ること1時間あまり、狭く細く車に1台もすれ違わない寂しい道である。そして部落らしいところを過ぎ、林道を確認しながら急な悪路を大きく車が揺られながらのぼることのぼること、不安が増してくる、一人で乗っているのでなんとか悪路を通れるが、数名と荷物があったらとても困難だ。実際は山に登るより緊張して疲れた。なんとか22:00過ぎに真っ暗な孤独の山中の宇土内登山口駐車に着く、ヘッドランプで登山口の確認をしてから、眠りに着く。翌朝はヘッドランプをつけ早めの出発をする。尾根を登り明るくなる頃からだんだん笹が深くなってくる。2m50cmの高い笹だ。幸い朝露もなく濡れることは、雨でも降ったら笹が覆いかぶさって難儀するだろう。笹を抜け、見晴らしの良い石塚を過ぎると展望の無い大崩山に登頂する。

大崩山は笹の山です高さ2m50cmと高く密生しています。左の写真も立派なルートです。雨や露の多い時は大変だろうと思います。大崩山山頂の視界は良くありません。(これでも日本200名山です)私の登った西側ルートよりも東側ルートは渓谷美、岩峰が美しく人気がある。

大崩山から鹿納山への縦走路です。 鹿納山がだんだん近づいてきます。縦走路は笹が深く、笹のブッシュよけのサングラスをしています。

鹿納山はなかなか立派な岩山です。景色も素晴らしいのですが、アルパインガイドの本には何故か紹介されていません

鹿納山山頂での記念撮影 後は日本100名山の祖母山です。

地図の場所に道がありませんでした

鹿納山から鹿納谷に下る道を探しますが、笹だらけでなんと道がありません。昭文社の地図にははっきりと記載されているのにその位置にありません。結局大崩山への縦走路を戻って1500mのピークから尾根を下ります。良い道です。(帰京後 最新版の昭文社の地図を見ると1500mピークの下山道に訂正されていました。私の地図は2004年版で決して古くはありませんでした)

鹿納山から尾根を下り宇土内駐車場までの鹿納谷の林道の渓谷美は素晴らしくあきがきません。大崩山群の特徴は渓谷美にあるようです。

九州のチベット 宇土内登山口のある上鹿川地区は高千穂峡からえんえんと25`も奥に入った部落です。車のすれ違いもやっとの道が続きます。もっともすれ違った車は往きは0帰路は1台だけでした。こんな奥地に人が住んでいるのだろうか、九州でももっとも奥地にある部落でした。最近まで焼畑農業が行われていたとのことです。登山口にある小学校は2年前に廃校になり、今は跡地のグランドで部落の高齢者が桜の木の下でゲートボールを楽しんでいます。

明るい日中のの帰路のドライブは周囲の渓谷美が素晴らしく快適に宮崎県延岡市を目指しました。明日(4/1)は祖母・傾山群の傾山に登る予定です。

2年前に廃校になった上鹿川小学校の最後の記録です

学年

男子

0

3

女子

【児童数】注:平成17年3月24日現在
校 長 柘植幹雄職員数 5名  学級数 

校 長 柘植幹雄職員数 5名  学級数  1    

上鹿川部落からみる鉾岳です

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