sankou2006--36

花と岩稜の南八ヶ岳縦走

               2006630()72日(日)  堤記

参加者                           
  L 西田、  SL (コースタイム) 佐藤、   装備 山田、   食当 井上・松平、高橋、  会計 堤

行程

630
曇り時々小雨

新宿7:30==特急あずさ==9:50茅野==(タクシー)==10:26美濃戸口10:40---11:34八ヶ岳山荘前----(沢沿いの道)---14:00赤岳鉱泉(テント泊)

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明方迄雨のち曇

赤岳鉱泉7:34----8:10行者小屋----(急峻な文三郎尾根)---10:15赤岳山頂----(キレットの岩稜続く)----12:30キレット小屋(テント泊)

702
曇り時々薄日のち雷雨

キレット小屋6:00---7:10旭岳を巻く---(鎖場・急な長いはしご)----7:45権現岳山頂----7:55権現小屋でコーヒータイム8:40---9:20のろし場----945青年小屋----10:55押手川---11:40展望台---(激しい雷雨になる)---12:15観音平(グリーンロッジ)==タクシー==13:05スパ小淵沢==小淵沢駅15:38発特急あずさ==17:50新宿

費用

  電車(回数券往復) 8,500円  タクシー 2,000円 テント料 1,000

  共同食、ガス1,200円 ビール、コーヒー900円 合計13,600

630

 新装なった茅野駅からジャンボタクシーに乗って美濃戸口へ。車窓から八ヶ岳が見える。天気予報によれば、これが峰々の見納め。登山口で念入りにストレッチを行う。

     

 久し振りに重いザックを背負って出発。若緑の木々に迎えられて、明るい林道を行く。堰堤広場で一休み。気温は低めだが大汗。トップ井上さんは、快適に登る。山田さんと私は息を切らして付いて行く。日頃の鍛錬の差がアリアリ。梅雨時のせいか鉱泉小屋はひっそりしている。茄子カレーの夕飯を食べながら、明日のコースの相談。

71

 起床時間の4時になっても、雨音が大きい。1時間様子を見る。幸い空も明るくなって、テント撤収時には、雨が上がった。予定の横岳、硫黄岳をカットして、行者小屋から、文三郎尾根経由で赤岳山頂を目指す。皇太子の為に作ったと言われる鉄の階段に喘ぎ、最後の急峻な岩場を越えて、霧と風の山頂へ。

 

 いよいよ、本日のハイライト、キレット越え!!緊張の余り頂上小屋でビールを買うのを忘れてしまう程だ。強風、濃霧、重い荷物の三重苦に耐え、闘志をかき立てる。岩陰に健気に咲く、岩ウメ、チョウノスケ草が私達の応援団だ。メガネ着用組は、この下りに苦戦を強いられた。誰かメガネのワイパー発明してくれっ!!

 

 昼過ぎ、キレット小屋テント場に着いた。小屋はまだ閉鎖中。辺り一面に駒草が綺麗に咲いている。シラビソに囲まれた誰もいない静かなテント場。雪渓が残る谷底に、水を汲みに行く。京風混ぜご飯、鰹佃煮の豪華な夕飯。アルコールの乏しい宴会だが、        全員が初めてのキレット越え完歩の後の興奮の為か、大いに盛り上がる。夜半風強し。

72日                

 4時起床。濃霧の中出発。権現岳までは、また岩場が続く。そして花、花、花。腰痛持ち泣かせの61段の鉄梯子を登ると、山頂。強風、展望無し。写真撮影もそこそこに小屋に逃げ込む。若い小屋番さんが丁寧に入れたコーヒーをいただく。次に来た二人のお嬢さんも交え、楽しいコーヒータイム。ノロシ場までは、岩稜の下りが続く、気を引き締めて行く。空が明るくなって、青空が覗いた。編笠岳が見える。

 

 その後、天気は一変。下山口到着間際には、雷、土砂降りになった。

梅雨時の山行だから雨は覚悟の上であったが、危険な岩稜帯で降られなくて幸運だった。八ヶ岳が花の山だと言うことを知った喜び。長年の夢だった、マイカメラデビューの喜び。下手の何とか・・・ですが。

感想
L西田:二日目(赤岳キット超え)の天気が分からず迷ったがベテランのメンバー揃って無事下山出来てよかった。梅雨時の山行としては良い出来であったと思う。

井上:61段のハシゴが大変。思いがけない花が見られ久々のヒット。

高橋:花の八ヶ岳を堪能できてリーダーに感謝。

佐藤:40年ぶりの懐かしい八ヶ岳です。記憶を呼び起こしつつの山行です、昔は若さを燃焼させるだけの山だったように記憶しております。久しぶりの八ヶ岳は岩場の連続と想像以上の高山植物の群生に感動します。来年は再度この時期に良い天気を選んでそしてもっともっと時間をかけて花の八ヶ岳の山行を楽しみたいと思います。

山田:山用眼鏡買います。

松平:緑いっぱい、花いっぱいの八ヶ岳で、私の八ヶ岳のイメージを変えた。

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