初めての沢登り

丹沢源次郎沢

山行日

2006年7月28日 天候曇り

参加者

L田口 SL蓬生 細谷 佐藤  計4名

Sankou200648

コースタイム

07:41

新宿(発)

(小田急線)

09:02

渋沢駅

(バス)

09:30

大倉口

水無川林道

11:00

戸沢山荘

11:25

沢準備して出発

12:20

F4 10m

12:30

左俣分岐850m地点

12:40

F5で苦戦、左を巻く

12:50

昼食25分

13:40

沢筋は離れる

落石の多い小さい尾根を登る

14:20

大倉尾根花立直下1230m地点の草地へ出る

16:15

大倉口 バス停

F8

F5

F4

私にとって初めての本格的な沢歩きです。準備した沢用のフェルト靴、靴下、スパッツそし

てヘルメット等、昔の沢歩きは地下足袋にわらじのイメージではありません。出発前夜は娘から道具の着用方法、ビレィと8環の使用方法 合図の方法などの講義を受けているとなんと午前1時半なってしまった。

当日は久しぶりの水無川本流の林道を歩くこと1時間半、戸沢山荘前の河原で沢道具を着用し、出発する。朽ち果てる寸前の本谷山荘前を過ぎるといよいよ源次郎沢入口である。

すぐに先導する蓬生さんが沢の中をじゃぶじゃぶ歩き始めるのにびっくり、沢の脇でも歩けるのにとの思いがある、後で細谷さんから水を避けていると笑われる。

とにもかくにも先導者の後を忠実にたどって沢の水を浴び、岩をよじのぼってついてゆくのみで、あまりF4までの記憶があまりない、F4はたかが10mとはいえ右を巻かして頂く。F5の5mは滝の左壁の直登を蓬生、田口さんが試みるが上部の手がかりがなさそうである。

F5に挑戦し上部が悪いため下りてくる田口さん

下から見上げている私も緊張する。無理はしないとのことで上手に下りてくる。下りるのも相当に技術と経験が必要であろうとの思いをする(後で調べるとF5でかなり事故が起きているとの事)。F5を左に高巻の後、沢の水量は減り、最後の詰めは落石の多い小さい急な尾根をよじ登る。大きな落石がおこり、沢をごろごろと数秒間に響く音はかなりの迫力がある、自分が直面したらどうなるのだろうか。
最後は大倉尾根の草地に到着、ここからは大倉口までの馬鹿尾根の下り、昔の赤土の表土が深くえぐれた山道の思い出と違い、道も整備され緑も深く味わいのある尾根に変化していました。

源次郎沢は沢歩き入門コースとのことであったが、難しい場面もかなりあり、後で振り返ると怖さを感じてきています。1週間後の同沢で転落死の情報に接し、あらためて「う~ん」との思いです。沢歩きは静かで、涼しく、緑が多い等、楽しめる要素が多いこと。反面どうしても事故の確率的なものも考えずにはいられない山行でした。同行いただいた先輩諸氏に御礼を申し上げます。(佐藤:記)

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