冬、恐羅漢山(広島県最高峰=1346m)に山スキーに行ったが大荒れで断念した。屈辱戦ではないが、どんな山か確かめたく、ついでに瀬戸内海を山から望みたく江田島(古鷹山=376m)・倉橋島(火山=408m)に登る。  07111819

18日 民宿8:00―恐羅漢頂上10:30―民宿12:00―三段峡入口12:30―三段の滝13:30―遊歩道出口15:00―三段峡出口16:00~16:30―可部―広島


宿を出ると霰がバラバラ降ってきた。またしても最悪な天気、完全防備支度で出る。山の木はすっかり葉を落としていたが、色あせずの葉もあり、笹が冬将軍の風に荒波の怒涛ごとく唸っている。こんな日は人影もなく、名の通りの山域でしたが、広島の最高峰に立ち、幸い青空も覗き、延々と続く山並みに感動し、みとれました。

幼木もいちにんまいに紅葉           古木に苔と、きのこが

尾根に上がると恐羅漢頂上が望めました

頂上にある大きな石の上に立ち、山並みを望み、日本は山国とつくづく思う。


宿の女将さんが三段峡入口まで送ってくださる。

中国山脈を深く切り込んだ、全長13kmにもわたる大渓谷。岩と清流が織りなす景観に、紅葉の残りを求め、霰が時々パラつく極寒の中、沢山の観光客で賑わっていた。私たちも寒さに震え、美しい三段の滝を望みながら、おにぎりを食べました。

バスで可部まで行き電車に乗り継ぎ広島で宿泊。

19日 広島港―宇品港―登山口9:40―瀬戸内海が望める所で昼食   11:10~11:30―古鷹山頂上12:40~12:50―下山口13:30−桂浜14:00―登山口14:10―火山頂上15:20~16:00―宿17:10

呉湾を望みながら陽だまりで昼食

古鷹山頂上   sikakkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk右は頂上からの瀬戸内海望

北方向 広島の市街地その先は中国山地
東方面 呉市街地、日新製鋼の煙が

古鷹山登山口に出ると運良くタクシーをつかまえた(交通手段がない島)倉橋島へ移動

江田島から早瀬大橋を渡り倉橋島の桂浜へ、今夜の宿の後ろに火山が大きな岩を頭にドンと聳えていた。登山口に入ると八十八箇所霊場の八十一番の千手観音から始まり、小さな観音様が次々と・・・そのつど手を合わせゆっくり登る。草花、秋の実をめでながら。頂上に近づくにつれ、急のぼり、息が上がる。海抜0から400mの標高差。6畳程に広さの大岩に這い上がると、息を呑む絶景!おりしも日が傾き海におりてゆく時間帯、波はなく青い幕か敷かれた上に島影が浮かんでいるようだ。四国の山並みまで望め瀬戸内海の美に感動し、心が満たされる。

20日 東京にまっすぐ帰るのは惜しい気がし姫路城に寄ると桜のみの紅葉が見事でした
西の丸から天守閣
赤はすべて桜の紅葉(天守閣から)
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