麓から 姥子山・雁ヶ腹摺山を登りました

日 程:2007.4.21(土)

参加者:L佐藤、SL細谷、井上、松平、福井、原 計6名参加 

コースタイム

車利用 品川付近6:00発===中央高速===大月IC===奈良子部落===7:45シロイハタの一軒家(駐車する)8:03----8:21車両止めゲート---9:00登山口(道標なし)----9:46送電線鉄塔----(ブッシュ)----10:27 尾根と合流1300m地点---11:35姥子山東峰(昼食)12:00----12:23白樺平----13:22雁ヶ腹摺山13:32----14:30大樺ノ頭-----15:10送電線鉄塔-----15:43林道へ下り立つ----(林道を歩き続ける)-----17:30シロイハタの駐車地点


今回は私にとって初めての大菩薩の南部の雁ヶ原摺山と姥子山、車を利用しない限り大変不便な山である逆に車を利用すると標高1570mの大峠から標高1503mの姥子山はただの瘤でしかなく、雁ヶ腹摺山標高1874mまでは標高差300mとお気軽に登れる山でもあるのだ。なんと今年のこの時期 車は大峠に入れないというそれでは大月から真北の奈良子部落の先まで(標高750m)まで車で入り、麓から今は廃道になっているかも知れない昔道を登り、帰路は適当な尾根を地図読みしながら帰ってこようと計画する。行動時間は7時間半はかかるだろう。時間が無くなれば林道を利用するとの考えだ。

品川から大月の奥の奈良子部落までは順調に車で乗りつけ、いよいよ林道の通行止めのゲートをくぐって姥子山を目指します

ゲートの先から長い林道あるきをショートカットして小さな尾根を踏み後を辿って登山口を目指します

木々の間から姥子山標高1503mの立派な岩峰が迫ってきます。車を利用して上まで行くとただのコブになってしまいます。

姥子山の登山口は何の道標もありません。はっきりした道がついています。直ぐに右の尾根に右の尾根に取り付かなければならないのに道は沢沿いに明瞭に奥まで続いています。しばらく行くと沢を左に渡り左の尾根をジグザグに登って行きます。道は違うけど最後は目的の尾根に合流すると判断します。

尾根上に近づくと松平さんから谷の向こうに送電線鉄塔が見えるのがおかしいとの指摘、そのまましばらく登ると別の送電線鉄塔にぶつかりビックリ、なんと地図読みを誤り別の尾根に取り付いていたのです。

送電線鉄塔下からの富士の眺めは最高です .。

検討の結果このまま進むと35年以上前に利用されていた登山道(勿論現在は薮)に合流す路との判断でブッシュに突入します。1300mで尾根と合流し、歩きやすくなります。

尾根はところどころ岩稜が顔をだします。姥子山山頂直下を目指します

岩稜の姥子山東峰の景色は360°の視界で素晴らしく、大月市の富岳秀麗12景の山に指定されているだけの事ははります。バックの山は旧500円札の撮影場所で知られる雁ヶ腹摺山です

残念ながら春霞で富士は見えなくなりましたが、左端は三つ峠山、中央が滝子山が良く見えます。

姥子山から白樺平付近を歩きます。2〜3日前に降った雪が徐々に増してきます

雁ヶ腹摺山1875mについに頑張って登りました。新雪は気持ちよい。

雁ヶ腹摺山での記念撮影です。 ベテランがそろった皆さんも縦走路から外れたこの山は全員が初めてとのです。

姥子山の登りでのロスタイムは1時間以上の遅れとなり、帰路をどうするか検討します。長い楢ノ木尾根を辿ると大幅な下山遅れになるため、早めに林道に下りなければなりませんが地図上では下山道はありません。送電線直下の小さな尾根を薮こぎで下ることにします。送電線の巡視路が尾根の一部に必ずつけられているとの考えもあります。

雪は20〜30cmは積もって楽しく歩きましたが、コースタイムとしては通常より多くかかりました。

楢ノ木尾根から奥多摩の三頭山が近く立派に見えます

送電線鉄塔にたどり着きます。なんと期待していた通り、下の林道まで立派な巡視路がついていました。急な藪こぎをせずに大助かり、「今回の山行は送電線巡視路にだまされ、送電線巡視路に助けられた山行でした」 

林道におりてから2時間の長い林道を麓のシロイハタの駐車地点まで、長いこと長いこと着いたのは夕方の17時30分 8時から歩き始めて9時間半皆様全員元気で歩き通しました。

今回は当初計画から時間的にかなり困難な計画の上、登りで地図読みの誤判断をし、更に雁ヶ腹摺山の雪でのロスタイム等、反省点は多くあります。天候が安定して、全員元気であったから事なきを得たものの今後にこの反省を充分に生かしたいと思っております。
良かった点は久しぶりに全員で長丁場を歩きとおしたという満足感、そして麓からこの立派な山々を車に頼らず登った事により、下から歩いた満足感もあったように思います。(佐藤:記)

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