九州の山  傾 山(1602m)

期 日:2007.4.1
参加者:佐藤(単独)

コースタイム

3/31 前夜21:00九折登山口の駐車場着(車中(泊))

4/01 4:30起床----出発5:10-----6:50沢を離れ尾根に取付く----7:25林道と交差---8:30九折越----ゆったりとした尾根を登る---9:17標高1375m地点----9:47前傾----10:00傾山山頂11:00----11:30五葉----(沢コース 荒れている)----12:30岩峰コースと合流-----12:54三ツ尾----13:59観音滝上部を渡渉----14:27九折登山口の駐車場着

3/31 大崩山を下山し、宮崎県の延岡市に向かってただ車をひた走る。途中携帯で天気予報を調べると明日の雨の予定が曇りで夕方より雷雨の予想に変わっていた。2日程度は雨との予想でどう行動しようか迷っていたが、傾山に登ることにする。豊後竹田市郊外のコンビにでFAXで田口遭対部長宛てへ山行計画書をおくり、食料を調達して、降り始めた雷雨の中、傾山の九折登山口に向かう、暗い雨の夜道だが道は広く、舗装もされていて前夜の悪路の比べて安心して走れる。21:00登山口の駐車場につく、よく整備され、トイレ・休憩所・街灯も完備され、満開の桜の木の下で気持ちよく車中(泊)とする。

4/01 前夜の雷雨も止み、 暗いうちにヘッドランプを付け出発する九折鉱毒処理場は既におきている。しばらくは沢沿いの道をアップダウンを繰り返し、急峻な尾根に這い登るように取り付く、前日の大崩山のような笹が密生している道では雨に濡れた笹ではずぶ濡れになってしまうとの心配したが、ルート上に笹はほとんどなくホットします。快調に歩くが九折越まで3時間20分を要する。昭文社MAPは2時間30分と記載されている。かなりいい加減か、それとも九州の登山者は足が速いのか? だんだん傾山の岩峰が近づいてくる。

九折越は気持ちの良い峠の広場である。右に行けばまだ登ったことのない百名山の祖母山だが、あえて左の傾山を目指すことにする

九折越からしばらく素晴らしい散歩道が傾山に向かって続いている

傾山の岩峰が近づいてきます。ここからは岩峰の左側を這い登ります。

通り過ぎてきた前傾の岩稜です

岩稜が続きます

ついに傾山山頂に着きました。東京から車を利用してのみちのりの遠かったこと遠かったこと

百名山の祖母山が良く見えます。

山頂からの三ツ尾コースは踏み跡が岩稜についていたり、樹林帯に細々ついていたり、判断に迷います。道標もしっかりついていません。コンパスであの尾根であろうと出発します。道は細々です。

細々の道を下ると鹿がルートを塞いで動きません。人が珍しいとの表情をしています。

雨がぽつりときて、天候が心配です。雨の岩峰ルートは危険であるとの事でガイドブックで推奨する沢コースをとります。なんと道が途切れ途切れで赤布だよりで歩きます。小さい尾根を上ったり下ったりの繰り返しで、おまけに沢をへずる箇所は腐ったような苔むしたロープがあり、おっかなびっくりです。倒木は道を塞ぎ、これが推奨コース? なのか岩峰コースを通った方がよっぽど安全であったにではないかと思います。岩峰コースと合流し道は良くなり、九折登山口に駆け下ります。

九折登山口に近づくと観音滝上部を渡渉します

観音滝は落差70m以上の素晴らしい滝でカメラには収め切れません。

九折鉱山は三菱の鉱山として錫や銅を産出し、大いに繁栄しました、50年前に閉山しましたが、公害も激しくその鉱毒の処理作業所は現在も稼動しています。

雷雨が迫ってきます。懸命に駆け下り雷雨襲来の前に九折登山口駐車所の車に飛び込みました。

祖母山・傾山登山口の町緒方町には「東洋のナイアガラ滝」とか言われている「原尻の滝」.があり多くの観光客が訪れていました。群馬県にある「東洋のナイアガラ滝」と言われている吹割りの滝よりもずっと観光客がいます。

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