期日:2007.9.15(前夜発)
参加者:L佐藤、SL細谷、高橋、桑村、渡辺
コースタイム
東京発20:30==(関越道)==花園IC==秩父 中津川林道==2:00赤岩橋 テント【泊】
9月15日
赤岩橋発8:00──9:20赤岩峠──10:10赤岩岳──11:50 1583m峰手前のピーク──12:50P4ピーク──14:00P2ピーク──14:30P1ピーク(八丁岳)──15:12八丁峠──15:55上落合橋──16:33赤岩橋駐車地点到着==中津川林道==17:30道の駅大滝温泉==19:00槌打キャンプ場【泊】

夜中の2時過ぎに赤岩橋付近の廃屋前の駐車場に到着し、テントを張り仮眠をしました。 廃屋脇の登山道は草に覆われています。峠への道ははっきりした良い道です。

昔の重要な道であった赤岩峠には祠があり供え物があります。

赤岩峠からすぐに稜線から北側に道は巻き始めやがてルンゼ状の急傾斜を登り始めます。明るく開けた赤岩岳北稜線にでますが、感覚は皆が左の踏み後を小ピークに行きたいとの意見でしたが、地図と磁石で確認するとなんと右側の岩稜を登るのが正解です。薄い霧で山容が確認できません。感覚の誤差は怖いものです。

 赤岩岳北稜線のナイフリッジを赤岩岳を目指します

赤岩岳山頂は樹林の中にあります

 赤岩岳南側から奥秩父の山容が大きく見えます

 赤岩尾根稜線よりみる小倉沢の廃屋集落です

 1583m峰手前のピークから核心部に入ります

1583m峰手前の峰の切り立った岩壁です

 1583m峰手前ピークから1583mピークの間は岩稜帯が続きます

1583m手前のピークから1583mピークを目指します。厳しい1583mピークの岩壁を目の前にします。いよいよ核心部の登りで緊張感が更に高まります

1583m峰手前ピークから1583mピークの鞍部の岩を慎重に下ります

1583mピークは右裾をやや捲いた後、スラブ状の斜面を慎重に這い登ります。

1583mピークの斜面は取り付きが少なく、ここを下りるときはロープが必要でしょう。

 1583mピークからみる左から両神山と横八丁の槍ヶ岳、狩野岳のアップダウンの厳しい稜線を目の前にします。いつか機会をつくって行こうと語り合います。

12:21 P4峰への起伏のある岩稜を目にします。P1ピークまでまだまだ岩稜が続きます。どんな難関が待っているのでしょうか。

12:55 P4峰とP3峰との間の噂の小ギャップはただの岩の割れ目程度でした。目印にはなりました。

P2手前のチムニー状の岩場です。なかなか手ごわく、せっかくロープを持参したので練習のつもりでロープを出しました。

 P2ピークの岩稜を目前にします。

 P2ピークです

P1ピークを直登します。このコース最後の岩稜です。P1は巻き道もありますが、直登することにしました。

14:28 P1ピークでの記念撮影です。頑張りました。頂上は八丁岳のプレートがあります。
後は八丁峠へ静かな樹林帯の道を快調に下り、八丁峠からはジグザグの良い道をただひたすらに下り、上落合橋からは林道を赤岩橋の駐車地点までのんびりと帰ります。

駐車地点の小倉沢は旧日窒鉱山の廃屋が並ぶ、時と共に消え行く廃墟の町です。かっては3000人もの人々が暮らした町の名残をとどめています。かって多くの日本の鉱山街がこのようにして消え去ったのかとの感慨を胸に汗を流しに道の駅大滝温泉へと向かいました。

今回の赤岩尾根の岩稜コースは秩父付近が集中山行の予定地になったとき、地図を眺めていると面白そうな岩稜の記載がありました。ネットでみると面白そうでもあるし厳しそうでもある。細谷さんに相談するとなんと細谷さんも桑村さんも数年前に行った事があるとのこと。心強い事にそのお二人が参加いただけるとの事です。
数年前と異なり現在は要所にフィックスロープが張られ、目印もあるとのことでした。
しかしながら現在もやはり岩稜は厳しく、踏み跡は薄く、ルートハンティングに時間を要しました。それだけに人に会うこともなく、こころおきなく岩峰と秩父の景色を堪能することができました

秩父・上州の県境  赤岩尾根の岩稜と楽しみました

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