日程  07年10月2728

参加者 L堤、SL松平、井上、渡辺綺、高橋
コース 27日 荒海山登山予定を大雨のため駒止湿に変更
       民宿14:00出 16:00戻る

    28日 宿(7:00)車で針生登山口へ(8:30)黒森沢コース→護摩滝→頂上( -------------10:50~11:30)→下岳登山口(15:00

27日 駒止湿原

黄金色の湿原は雨にぬれ、静寂な佇まいに感動しました。



28日 七ヶ岳

針生登山口   

 落葉で登山道は錦の絨毯

カエデの見事な赤に見惚れる


山道を
1時間ほどゆるく登るり、此処から黒森沢を辿る。

護摩滝

明け方3時ごろまで降り続いた雨のためか、水量が多く流れが激しい沢を何度か渡り返しながら、登る。轟音とともに、豪快な護摩滝があらわれ、滝を高巻きする。これで山道に変わると思いきや、とんでもない沢伝いが尾根に上がるまで続いた。

登るにつれ滑沢になるが斜度はあるし流れが激しい。

落ち口からの流れが太陽に映え美しい。空も望め、沢は終わりと思うが、滑床は続いた。


尾根に出た   

七ヶ岳頂上

頂上から彩りを眺める。

此処から七つのピークを越す尾根道です。全行程登山道が笹で覆われ難儀です。
何個目のピークか判らなくなる

分岐で尾根を外し下る。   

下岳登山口から林道、伐採で道が塞がれている

伐採を漕ぎ、迎えの車の場に到着、ブナ林の林道は秋色が燃え上がり晩秋を告げていた。

          

台風20号通過で早朝から雨、リーダーのTjさんから前日連絡をいただき、早朝発の電車を上記に変更となった。さすがに車内もいつもと違って空席が目立つ。田島駅に着くと雨足が強く当初予定の荒海山登頂を変更して駒止(こまど)湿原を歩くことにした。駅前のこぎれいなおそば屋さんで昼食をとり、民宿の送迎で民宿到着。身支度をして駒止湿原へ向かう。雨はあいかわらず強い降りだ。民宿のおじさんの少々荒っぽい運転で右に左に揺さぶられながら駒止湿原入口の駐車場に到着。大谷地〜白樺谷地〜水無谷地のコースを雨の中1時間30分ほどを歩く。尾瀬沼のような広々とした湿原や、白樺が群生した林、落葉したブナの林が雨に霞むようにしっとりとした風情を見せてくれる。

 おじさんの迎えの車で民宿に戻り、お風呂の後ゆっくりとビールで乾杯し、おいしい手料理に満足した。

2日目  10月28日(日)晴

 コース   民宿7:35 ⇒(車)⇒黒森沢登山口8:20・・・9:20黒森沢・・・9:40すだれ滝・・・ 9:50護摩滝・・・10:40尾根・・・10:50七ヶ岳 11:30・・・13:30下嶽・・・14:10分岐・・・14:40下嶽登山口・・・15:00黒森沢林道⇒(車)⇒会津田島駅16:21 ⇒20:55浅草

宿の車で七ヶ岳(ななつがたけ)登山口まで送迎して貰い、20分の道程の紅葉に見入り生地師の墓を通り過ぎた。地名の勘違いで羽塩(はねしお)登山口(ガイドブックでは荒海登山口と記載)のつもりが、7時55分に黒森沢登山口(針生)に着いてしまった。羽塩登山口への近道なので、車でこの先の林道を前進したが、途中で倒木がありひき返した。リーダーは思案顔だったが、羽塩に向かわずこの黒森沢遡行コースを選択した。下車して8時20分山道に入った。
私は「昨日の雨で護摩滝の水量が増えてきれいなのを見れる」と暢気に言ったものの、リーダーはメンバー全員が護摩滝を無事に通過できるか不安を抱え複雑な心境だったと後で分かった。コース途中で退却の可能性もあったようだ。青空の下で紅葉の時期は終盤にさしかかり、白樺とナナカマドは葉を落としていた。ブナや白樺等の樹肌を縦軸のアクセントに楓やミズナラの橙と黄の美しい紅葉を楽しみ20分歩いて、登山道入口で衣服を1枚取った。

Maさんをトップに細い山道に入った。道は水が流れぬかるんでいた。黒森沢の出会いを右手に遡上した。これが登山道だ。大岩を伝い沢の脇の笹を掴み進む。垂直の滝こそ無いが沢歩きだ。護摩滝に出た。お寺とか京都五山送り火でも使う護摩木(札)を横に少しずつずらして積み上げたような岩塊斜面から滝水が飛沫を上げ流下する。蹴上と踏面の小さい細かい階段がずっと上まで続いているような護摩滝は岩石の創りだす造形美で柱状節理らしい。この左端をへつるように遡上した。黒いコケが岩に張り付き滑りそうで、こけたら捻挫が怖いので注意深く歩いた。傾斜もあった。後ろから来た6人パーティーが沢靴の人もスニーカーの人も沢の真ん中をジャブジャブ歩いて私達を抜いて行った。本当はその方が滑らず安全だが我々には靴の替えが無いのだもの、慎重に足場を確かめ登った。10時護摩滝の核心を過ぎ眼前に陽射しが差し込みナメ床にしぶきが光る。傾斜も弛んだ。20分後沢を離れ左の山道に入った。抉れた山道に水Maさんをトップに細い山道に入った。道は水が流れぬかるんでいた。黒森沢の出会いを右手に遡上した。これが登山道だ。大岩を伝い沢の脇の笹を掴み進む。垂直の滝こそ無いが沢歩きだ。

テキスト ボックス: すだれ状の三段滝の右を巻く

護摩滝に出た。お寺とか京都五山送り火でも使う護摩木(札)を横に少しずつずらして積み上げたような岩塊斜面から滝水が飛沫を上げ流下する。蹴上と踏面の小さい細かい階段がずっと上まで続いているような護摩滝は岩石の創りだす造形美で柱状節理らしい。この左端をへつるように遡上した。黒いコケが岩に張り付き滑りそうで、こけたら捻挫が怖いので注意深く歩いた。傾斜もあった。後ろから来た6人パーティーが沢靴の人もスニーカーの人も沢の真ん中をジャブジャブ歩いて私達を抜いて行った。本当はその方が滑らず安全だが我々には靴の替えが無いのだもの、慎重に足場を確かめ登った。10時護摩滝の核心を過ぎ眼前に陽射しが差し込みナメ床にしぶきが光る。傾斜も弛んだ。20分後沢を離れ左の山道に入った。抉れた山道に水Maさんをトップに細い山道に入った。道は水が流れぬかるんでいた。黒森沢の出会いを右手に遡上した。これが登山道だ。大岩を伝い沢の脇の笹を掴み進む。垂直の滝こそ無いが沢歩きだ。護摩滝に出た。お寺とか京都五山送り火でも使う護摩木(札)を横に少しずつずらして積み上げたような岩塊斜面から滝水が飛沫を上げ流下する。

蹴上と踏面の小さい細かい階段がずっと上まで続いているような護摩滝は岩石の創りだす造形美で柱状節理らしい。この左端をへつるように遡上した。黒いコケが岩に張り付き滑りそうで、こけたら捻挫が怖いので注意深く歩いた。傾斜もあった。後ろから来た6人パーティーが沢靴の人もスニーカーの人も沢の真ん中をジャブジャブ歩いて私達を抜いて行った。本当はその方が滑らず安全だが我々には靴の替えが無いのだもの、慎重に足場を確かめ登った。10時護摩滝の核心を過ぎ眼前に陽射しが差し込みナメ床にしぶきが光る。傾斜も弛んだ。20分後沢を離れ左の山道に入った。抉れた山道に水が流れて歩きにくい。頭上に被さる笹を分けやっと尾根に出たら大展望が広がる。谷を隔て真向かいに紅葉の山なみ。すごーい。ここが羽塩登山コースとの合流点で、右手の西方に高杖スキー場の鉄塔がありその更に奥に燧ヶ岳がみえていた。ここで元会員のTeさんに出くわしリーダー等が懐かしそうに交歓した。左手の賽の河原をもうひと登り5分で七ヶ岳山頂1635.8mだ。昨日登るはずだった荒海山が真南にどっしり構え、かなたに男体山と日光白根山が聳える。一等三角点の後ろに「ソヨゴ」の変種「アカミノイヌツゲ」の赤い実を見つけた。昨日の駒止湿原では黒い実をつけた「イヌ柘植」が沢山あった。山頂から北東にこれから下山するギャップの多い下嶽縦走路が見通せた。11時半、素晴らしい雄大な展望をあとにした。2番目のピークを下り鞍部でガマズミの実を採取した。その遅れを取り戻そうと急いだら、3番岳に至る手前の直登がきつかった。13時半に下嶽山頂、1507.8m。ここが7番岳で三等三角点を確認した。携帯電話でリーダーが車の落ち合う時間を再確認した。はるか右手前方に那須連峰を見ながら歩いた。眼下に家並みが覗く。落葉を踏みしき藪漕ぎを凌ぎブナ林を抜け小ピークを越え下嶽登山口の林道に下りた。ここから今朝の出発点の黒森沢登山口の途中まで林道歩きだ。黄葉を散らすカラマツ林に真っ赤な楓に白樺などがそれぞれ個を発揮して気分の良い景色を演出していた。人がこんな色とりどりの美しい色に染まれるなら染まってみたいもの。癒やされること間違いなし。

10分も歩くと杉の大木10本以上が林道を塞ぎ、迂回したり幹や枝を乗り越えた。1箇所だと思ったらそれが3箇所もあった。ここでIaさんが見つけた茶色の形の良い茸はカキシメジだ。中毒茸のベストスリーに入る。林道歩き20分で民宿の車とドッキングできた。紅葉黄葉に彩られた雑木林を走りぬけ会津田島駅に向かった。10個ほどピークの連なる七ヶ岳の全容を振り返った。秋色も深まりゆく気配の中、好天とメンバーに恵まれ、会津の名峰と紅葉を訪ねた心弾む山行でした。

Waさんは「初めての貴重な沢体験をしました。ただ前日雨が降ったせいで水量があったので怖かった」と沢初体験を述べた。

Tjさんが「沖縄からはるばる紅葉を見に来たので、二日目の快晴で嬉しさがひとしお。荒海山を残してしまい、また行かなくては。七ヶ岳は松倉山から冬眺めると北アルプスみたい。その秀麗な山容に惹かれいつか登りたいと思った山」とその魅力を語った。会津荒海山は来年のお楽しみ

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