五月の合戦尾根より燕岳往復
2008年5月16日〜18日  松平  堤
前夜は穂高駅前のビジネスホテル泊まり。朝5時発の乗り合いタクシーで中房温泉登山口へ。

9時、3時間の登りで合戦小屋到着。“快調だね“と小屋番のお兄さんの声

燕山荘も見えてきて、空も晴れてきた。急ぐ旅では無しこんな所でのんびり30分も世間話。
12時、小屋に荷物を置いて頂上を目指す。左側は立山、剣、右側後立山連山は雲の中。
モノトーンの造形美が蒼天を貫く。これが見たかったのです。念願がかなった幸せな一瞬。
翌朝4時半安曇野より昇る最初の光芒。飛行機雲が太陽から発射された金の槍の様。
朝焼けの燕岳、昨日は姿を見せなかった鹿島槍の双子峰。早朝の冷気に包まれて厳かな一日の始まり。
朝食後せっかくの上天気、すぐに下山はもったいないので大天井岳途中の蛙岩まで散歩。表銀座から槍ヶ岳、そして穂高山塊まで眺望は思いのまま。先週50センチ積もった新雪は締まってアイゼンが心地良く利く。
“気持ち良くって大天井岳のテッペンまで飛んで行きそう!!”
昨晩、小屋の主が話していたクシュクシュに撓んだダケ樺。風雪に耐えて生きている。
私たちは一晩の夢を見て、雑踏のなかに帰ります。



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