グリーンシャワー   2008518

すず坂ノ丸〜金袋山〜人形山(タワ尾根)

参加者 L井上、CL福井、細谷、山田、関根、渡辺(綺)、豊田

コース 登山口10:401123m地点11:30〜すず坂ノ丸12:30~13:00〜人形山13:40〜ミズナラの巨樹

タイム 14:05~14:20〜篭岩15:15~15:30〜小川谷林道15:45〜東日バス停16:15

立川駅で乗り換えホームを間違えた2名を奥多摩駅で待つ。予定のバスに間に合わないのでタクシーの順番待ち、ジャンボタクシーが6人乗り、山田さんが満員のバスで先行。8:55タクシーに6名乗り中日あたりで山田さんに追いつき、此処でメンバー揃い、八丁橋に向かう。

川沿いのグリーンシャワーを浴びながら八丁橋に向かう。川沿いのグリーンシャワーを浴びながら八丁橋に向かう。
ウノハナ・渓流が汗ばむ我々に涼しさを送ってくれます。
八丁橋を渡り孫惣谷林道に入り、ヘアピンカーブの三っめを曲がると右側に目的の木の階段があった

此処が登山道の入り口
1123m地点にコンパスを合わせ、オーダを決め、恒例のジャンケンで記録者を選び地図読み登山開始

きれいに枝打ちされている桧樹林帯で、九十九折の作業道がオロセ尾根に通じている。若いトップはペースが速い。30分ほど登ると息があがり、一本入れる。
まもなく1123m付近に到着。コンパスを1456m(すず坂ノ丸)に合わせ直し、少し直登。


火気注意のプレートに我々が向かう方向に一石山・日と記されている?すぐに赤布が枝にあり尾根に上がる印を示していると思われたが「方向は合っている」と云われそのまま進む。がトラバースが長い。標高上がらない?やっと緩い斜面を登りだし尾根に上がったら標高は1300m
一人がすず坂ノ丸のピークをまいて下に来てしまったのにきづき、せっかく来たのだからピークを踏もうと150m程登り返す。頂上は少しの標高差でブナの芽吹きが始まったばかりの風景に変わり、ガスが漂っていた

この尾根にすぐ登ればよかったが、歩き安いまき道を辿ってしまう。

すず坂ノ丸で昼食休憩。そこではじめて単独男性に逢う。「静かな尾根」です。
地図とコンパスあわせのお勉強し、トップを変えて人形山へ

すず坂ノ丸から人形山へくだりの風景です。たおやかな広い気持ちのよい尾根が続きます。
金袋山(1325m)気がつかないまま通りすぎ、人形山は山名が木に打ち付けてある 木が痛そう
此処からは尾根幅がひろがり、難しい。7回訪れているHたよりに巨樹を探す。

「ミズナラの巨樹」何年たち続けているの?ただ見ほれる。(大きすぎてカメラで写しきれない)
穏やか尾根の末端は、かなり急な斜面に九十九折の細い作業道がきられ、其処をやく1時間ほど下ると篭岩への道標があり、登る。

岩稜上からは緑の海。周りは巨大なツガが何本も聳えている。










又続きの九十九折をスミクボ沢沿いに下り、小川谷林道におりた。

楽しい1日でした(タワ尾根に感動し続けたリーダー)


山行報告  山田

1123m地点で、トップが福井さんから私にかわり、コンパスを1456m(すず坂の丸)に合わせ直して進んだ。コンパスの方向を常に確認しながら行ったはずなのに・・・なぜ山腹を巻く巡視道を進んでしまったのか?

 今回の失敗を次回に活かすため、自分なりに問題点を整理し対策を検討することとする。尚、タワ尾根のすばらしさと山行内容は、会HPに綺麗な写真入りで掲載・報告されているので、そちらを参照してほしい。

1.今回は、地図をプリントアウトし、概念図から概略ルートを確認するだけで 地図にはルートを記入しなかった。全ルートを地図にきちんと記入し、地図をよく読んでおけば、 ルートの詳細と注意ポイントが事前にわかったはずである。  地図読み山行は、山へ行く前から始まることを再認識させられた。 
2.高度計を持っていなくとも、高度が上がらず、おかしいなとは思っていたが、 コンパスの方向が合っている事から、「いつか尾根に」と思い、進んでしまった。

  おかしいなと思ったら、すぐ立ち止まってメンバーに意見を求めるべきだった。

3.私がインターネットで調べた山行記には、「「静かなる尾根歩き」によると、 どこかで巡視路を離れて尾根伝いに登っていくことになる。しかしそのタイミングがわからないまま平坦になった道をどんどん進んで行ってしまう。」と今回  同様の誤りが書かれているだけで、尾根登り口の記載はない。そこで、帰ってきてから「静かなる尾根歩き」のタワ尾根を読んでみた。そこには、「1190mで「火気注意」の丸いプレートを見て、ここで山腹を巻く道を分けて尾根伝いに進む。」と明確に記載されていた。インターネットは確かに便利だが、あくまでも個人的な山行記録であり、やはり正確な情報は、地図を見ながら山行書籍から取るべきであろう。(迷い込んだ巡視路も、破線で略図に示されていた。)

4.そして、今回最も反省しなくてはならない点は、初心を忘れ、「行けば何とかなる」と、高をくくったことだ。そんなに山は甘くない。だが逆に、きちんと準備して行けば、山はこの上ない喜び・すばらしさを私達に教えてくれる。

  私にとって、今回は収穫の多い山行でした。きっといつか、リベンジしよう!





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