東北山行 朝日連峰の帰りに
東北の奇峰 摩耶山に登りました
日:2008年6月16日
参加者:L佐藤、SL井上、福井、渡辺(元)、川田

コースタイム
6月16日
倉沢登山口発6:46──7:07二ノ休──7:49水口分岐──8:20第2水口分岐──8:36掛図岩──9:17尾根をはずれ沢筋へ下る 残雪が残る ──10:58鉾ヶ岳とのコル──10:25摩耶山山頂10:52──10:58コル──11:33沢筋を尾根へ上り返す──12:06掛図岩──12:50水口コース分岐──13:44倉沢登山口帰着==15:00道の駅月山館で食事と温泉17:50==東北道・山形道==23:00帰京
前夜は山形盆地からガソリンスタンドを捜して捜して鶴岡市内まで走り、結局倉沢登山口にテントを張り寝たのが深夜0:30頃であった。
 倉沢登山口から最初はしっかりした登山道を歩むがじょじょに鉄梯子、ロープが随所に出てくる。水口分岐を過ぎると足元の悪いトラバースが続き、緊張感を増す。そして尾根ルートから沢筋に急勾配を一直線に草木とロープに掴まりながら懸命に下ります。足元は滑りやすくやっとこ下りきると今度は倒木とトラバースそして雪渓が現れます。表面は黒く樹皮や枯れ枝がからまり、傾斜もあり妙に登り
ずらい。第1段目の雪渓 第2段目の雪渓とあらわれ、緊張の登りであった。漸くのこと鉾ヶ峰とのコルに到着し、ほっと一息後は潅木帯の中を30分摩耶山の山頂は開けて、遠く南東に朝日連峰が見えそして北東に月山が雪を四方に下ろして威張っています。手前に鉾ヶ峰と鑓ヶ峰の岩峰が手じかにその岩稜を迫らせています。時間があれば登りたかったのですが、登りに予想外に時間を費やしたので残念ながら諦めることにします。山頂でしばしの休憩後、井上さんが真顔とも冗談ともつかない顔でもう来た道からは帰りたくない反対側のおとなしいルートから下りたいとのお話、大ベテランのこの話からも相当な難コースであったことを想像ください。帰路はとにもかくにも来たコースを慎重に下ろうと事で、雪渓を慎重に下り、尾根までの急登を登り返し、鎖場、ロープ、トラバースを慎重に下り、漸く落ち着いた尾根道から振り返る摩耶山はちょっとした谷川岳のマチガ沢、一ノ倉沢を感じました。倉沢登山口に帰り着き、帰路は道の駅月山で入浴と食事を済ませ、一路東京へと高速道路を渡辺さんの運転で気持ちよく寝ながら帰りました。
 摩耶山の倉沢コースを甘く見るなとの話通りなかなかの山でしたが、倉沢コースから右に分かれて登る水月コースはもっと難コースだとこと、東京から遠い遠いけど又チャンスがあれば登ってみたいと感じました。(
佐藤)
倉沢登山口からしばらく良い道を登ると次から次へと鎖場、梯子、ロープがあらわれます。足場は悪くトラバースの場所が一番緊張します。
水月分岐付近より残雪の残る摩耶沢です


倉沢コースより見る水月コースの大岩壁です。この岩壁の中に水月コースのルートが隠されています。下の写真が部分拡大をした2枚です
上の写真最上部の梯子があります 上の写真 右やや上にトラバースルートがあります
水月分岐を過ぎてから尾根を急降下して沢におり、更にまた登りますが足元が非常に悪く緊張します。
コルまで摩耶沢の源流を詰め上がります。写真以上に傾斜は厳しく歩き難いです。
摩耶山山頂よりの展望です。遠くに朝日連峰の主稜が見えます。手前の峰右が鑓ヶ峰 左が鉾ヶ峰です。登る予定にしていたのですが、時間が足りずに断念しました。
山頂での記念撮影です
山頂に美しいヒメサユリが咲いて私たちを出迎えてくれました。
下りはあの嫌な摩耶沢の残雪を慎重に下ります。
錆びた梯子をバックで慎重に下ります。
振り返る摩耶山の絶壁は小さい谷川連峰に良く似ています。あの壁を下りてきたかと思うと良くぞおりてこられたと思います。









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