2008集中山行 沢コース
奥秩父 
金山沢遡行 信州沢下降
期日:2008年9月13日〜14日(前夜出発)
参加者;L田口、桑村、松平、渡辺(元)、佐藤
コースタイム
9月12日
23:10都内出発==(中央道)==1:30道の駅「みとみ」  3:00就寝
9月13日
起床6:25  7:23出発──7:50西山荘──7;56吊り橋、東沢入口──8:00入渓準備8;27──8:56ほら貝のゴルジュ──(高巻に入る)──9:54山ノ神より東沢本流へ戻る──10:20乙女ノ滝──10:33東ナメの沢──11:55釜ノ沢との分岐──12:10金山沢と信州沢との出合──12:30 三段のナメ滝──13:00から13:50まで5つの堰堤を越す 13:50左俣右俣の出合でテント設営【泊】 19:20消燈
9月14日
起床4:00  出発6:30  第5堰堤〜第8堰堤を越える  7:30奥の二俣──ナメが続く 中滝の後  8:43源流部──石楠花の急斜面に苦戦──10:30ガレを登り、トラバース──11:07縦走路2250m地点──11:40国師のタル──信州沢への小沢を下る──信州沢左俣本流1800m地点──13:54右俣との出合1595m地点──これより美しい滝とナメが続く──15:08金山沢との出合──15:13釜ノ沢出合──16:17東ナメの沢──17:05山ノ神──18:20東沢入口・吊り橋──18:53笛吹小屋キャンプ場  打上げ 23:20テント【泊】
金曜日の夜を中央高速をひた走り、順調に道の駅「みとみ」の到着、登山者専用駐車場の片隅へテントを張り、3:00までビールを飲みながら議論になる。
709 起床は6時過ぎ、睡眠時間3時間と寝不足だが結構全員平気な顔をしている。道の駅目の前の笛吹き小屋キャンプ場の駐車場に車をおき出発する。

810 西沢渓谷への遊歩道を吊り橋で別れ、いよいよ東沢本流と金山沢を遡行するための入渓準備をします。
856 高巻途中で一旦高巻は河原におりるそこに美しいホラ貝のゴルジュと呼ばれる渓谷が楽しませてくれます。
920 高巻はところどころ一旦河原に下りる箇所があります。結構急な崖をおります。
9:48 高巻は1時間半はかかりますが、山ノ神があると終了です、これからは本格的に東沢本流を遡行します。

10:16 名前にふさわしい優美な乙女の滝が本流に流れ込みます。夏は手がかりなくとても登れそうに見えません。桑村さんはこの滝は雲竜渓谷に匹敵するアイスクライミングで人気の高い所との話を聞きながら通過します。
10:48  東ナメの沢です。この滝も上部になるほど登るのは難しそうです。

1053 東沢本流もナメっぽくなってきましたが、斜面は滑りそうで、滑りそうでお尻が引けます。
1056 やっぱり滑ってしまいました。ご愛敬です。
11:40 本流もなかなか元気な場所があります。ロープを使用しているグループもありました。
1154 釜ノ沢分岐です。他グループは全員釜ノ沢へ入ってゆきました。金山沢へは私たちだけなのでホットします。
12:22 しばらく歩くと美しい金色の3段のナメ滝が眼前に現れ、全員歓喜の声を上げます。
12:27 隊長の田口さんは早速ナメ滝に挑戦しますが、成功せず。振り返るとナメ滝の下で苦笑いをしていました。
12:33 渡辺さんも果敢に美しいナメ滝に挑戦しますが結果はどうだったでしょうか。
隊長に見習って滑ってしまいました。残念 釜の中で遊んでしまいました。私は途中から早々あきらめ右手の草付きへ逃げさせて頂きました。
12:59 1時間ほど予想外に美しいナメの散歩ができました。
13:02 突如として眼前に第一の堰堤が立ちはだかります。左右を見ても適当な越える場所が見当たりません
13:22 やっとこ堰堤を越えても今度は降りるのに苦戦します。
13:33 次から次へと堰堤があらわれ、どこから登ったらよいか思案をしています。
13:43
13:54  やっとこ第五の堰堤を越したところで左俣からの沢が流れ込み二俣と確認し、テントを設営します。雨がぽつぽつし始めたが、雲が去り、本降りにならず、晴れ間も除き始めほっと一息です。
1806 広々した河原に乾ききった流木を集め盛大な焚き火です。沢で濡れた衣類も気持ちよく乾きました。
9月14日(2日目)
648 2日目も最初から堰堤越えで始まりました。いったいいくつの堰堤があるのだろか。これは6番目の堰堤です。
706 8番目の堰堤は両側が壁で取り付く場所なく大きく高巻ます。崖をこがごわ一所懸命のぼります。
7:06 こんどは下降地点に苦労します、ロープを出すことも検討しましたが長さが足りず、更に登って先の傾斜のある沢状の場所をやっとの思いでくだりました。第8堰堤を越し降りたった場所が奥の二俣でこれより右俣に入ります。
743 ここより再びナメが現れてきますが難しいところはありません。
7:49 赤い美しい滝を登ります。「く」字状の滝です、
8:12 最後の10m階段状の滝です。
8:43 水流も細くなり源流部で一休みです。

石楠花帯で大苦戦でした

このあとちいさな岩場を詰め、石楠花帯に突っ込んで大苦戦です。密生し、急斜面に岩と石楠花が覆いかぶさって、荷物を背負った私たちを通してくれません。僅かな距離を1時間半ほどかけやっと小高い場所に着き、右手に急なガレ場が見えるのでむしろそこにでようとのことで、ガレ場を利用して登り、右にトラバースしれ樹林帯にはいり、歩き易くなりやっとめどが立ちました。
縦走路には11時過ぎ到達しましたが、これからの予想される沢の状況から、笛吹き小屋キャンプ場へ16:00は大幅に遅れそうだが、稜線上でも携帯電話を通じない。
11:57 国師のタルより信州沢に向かって小沢を降ります。この小沢は倒木が非常に多く、歩きにくく時間を費やします。
1209 小沢は日差しも少なく、豊かに苔むしています、
14:05 国師のコルより2時間あまり、小沢を抜けた後はガラガラの広々とした岩の累積した河原をようやく右俣と合流する。ここからは以外や以外美しい渓谷が金山沢出合まで続いていました。
14:23 沢下りを気持ちよく歩きます。
14:32 気持ちよい美しいナメを歩き下ります。
14:40 美しい釜へ下ります。
14:47
1451 たまに私の個人撮影です。素敵なナメに嬉しそうでしょう、

帰りの東沢本流はやっぱり長かった
ようやく金山沢出合をすぎ、釜ノ沢出合をすぎて東沢本流です。往きは笛吹き小屋から釜ノ沢出合まで4時間強を要しています。下りといいながら、かなりのアップダウンがあり、笛吹き小屋キャンプ場への到着時間はかなり遅くなりそうです。携帯電話は通じず。日も短くなってヘッドランプ歩きも避けられそうもありません。
15:35 東沢本流を往きの沢を再び下ります。
沢の中を徒渉を繰返すもなかなか高巻の入口の山ノ神までは大変遠く感じました。山ノ神をすぎると山道はどんどん暗さを増し続け、アップダウンは気持ちのあせりを呼びました。ようやく高巻を終え、東沢本流の平坦になった河原に下り立った時、携帯電話がなり、キャンプ場で皆さんが心配しているとの話しに接しホット一息やら、申し訳ないとの気持ちでした。全員黙々と休憩もとらず歩き続けました。
ようやく東沢の入口の吊り橋を渡り、ヘッドランプを照らしながら笛吹小屋キャンプ場へむかいました。キャンプ場では皆さんの暖かい出迎えに遅れ、心配をかけた事の申し訳なさと感謝の気持ちを深く持ちました。
金山沢・信州沢は有名な釜ノ沢に比べて、期待はしていませんでしたが、美しいナメや滝は釜ノ沢を凌ぐ美しさがありました。金山沢上流の8つもの巨大な堰堤は全員が本当に必要なのか疑問の上がりました。石楠花帯の大変さも味わい、長い12時間以上の行動等それなりに思い出の山行になりそうです。(佐藤)



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