東北山行(北上山地)
期 日:2009.06.12〜14(前夜発)
参加者:L蓬生、川田、松平、福井、佐藤
私自身の定例となった6月の東北山行は今回で4回目となりました。初回は安家森、十和田湖周辺の山、秋田の田代岳 2回目は真昼岳と焼石岳 3回目の昨年は朝日岳縦走と摩耶山 そして今回は北上山地を重点に登ることになりました。主峰の早池峰山だけが有名で後は東京では無名の山ばかりです。
今年は久しぶりに蓬生さんが1回目以来の参加です。東京を21時前に出発し東北自動車道を早池峰山麓まで600kmの道程ですが、順調に午前3時過ぎには道の駅早池峰に到着しました。車を飛ばしすぎのようです?


第一日 早池峰山、薬師岳
コースタイム
6月11日 東京発20:45──
6月12日 3:03道の駅「早池峰」3:30   起床6:12 出発7:00──7:20河原坊7:39──(渓流沿いを遡る)──9:24御座石──10:10早池峰山山頂10:50──11:18御金蔵──12:12小田越12:20──13:03鉄はしご──13:31薬師岳山頂13:50──14:55小田越──15:25河原坊===(車で移動 スーパーで買い物)===17:40星座の森ロッジ到着  21:20消灯


深夜に道の駅早池峰に到着、女性2人は車中で、男性3人は屋内にシートを引き、シュラフで3時間弱の睡眠をとります。
朝はすきっと晴れ新緑と美味い空気が睡眠不足を解消させてくれました。
6:53 道の駅早池峰はお客が少なく、店は撤退しているようです。
7:19 河原坊まで車で移動し、駐車場から早池峰山の連山を見上げます。
7:58 最初から沢沿いの道を右に左に渡りながら進みます。
8:25 沢から離れるとガラ場の急斜面を登りつめてゆきます。皆さん快調です。
8:27 8合目近くまでこのようなガラ場を一直線に高度を稼ぎます。

8:38 8:41
上部は高山植物がそこそこにあり、楽しませてくれます。ハヤチネウスユキソウはちらっと蕾程度のものがある程度で株数も多くはないようです。

8:42 見上げると早池峰山の岩稜帯が迫ってきます。穏やかな北上山地の中ではアルプス的な特異な存在です。

8:43 8:54

9:02
美しい高山植物が豊富に顔をだし、楽しませてくれます。

9:18
9:28 立岩です
9:39
9:52
頂上直下の岩稜帯はアルプス的な雰囲気で人気が高い山だとの印象を受けます。
10:09 山頂に着きました。快調に登り、2時間30分程度で山頂につきました。皆さん睡眠不足を全く感じさせません。
        山頂は広く祠や剣が多く祭って信仰の山であることを感じさせます。
10:10 岩手山連山を望みますが、写真では上手に撮れません。
10:38 山頂での記念撮影です。のんびり昼食と景色を楽しみました。さんかくてんでは珍しい100名山登頂でした。
10:46 山頂から剣ヶ峰へ向かっての帰路、頂上付近には雪田が豊富に残っています。
10:58 山頂から小田越へ下る途中の鉄ハシゴを下ります。しっかりしていて恐怖感はありません。
11:05 小田越へと下って行きますが、正面に午後から登る薬師岳がデーンと立ちはだかるように迫ってきます。
11:21 時期が早いのでハヤチネウスユキソウはほとんど見当たらない。下山の途中に注意を払ってもほとんどわからず。チラッとこれかなと思うのがこの写真ですが怪しいものです。
11:37
11:37 小田越に近づき、樹林帯に入る前に早池峰山を振り返ると累々たる岩稜帯が迫ってきます。
小田越に到着し休むまもなくリーダー殿は薬師岳出発の指令をだします。
少しは休ませてくれたらとも思いますが、気を取り直して出発します。
12:03
12:06 ほんのちょっぴり素晴らしい木道がありますが、途切れた後は一気の薬師岳への登りです。
12:30
13:06 登るにつれ早池峰山が大きく見えます。
13:07 早池峰山から小田越への下山路が手に取るように分かります。
13:19 急な登りを終え、山頂部はのんびり石楠花の散歩コースです。残念ながら時期が早すぎて石楠花は蕾の段階です。
13:29 1時間10分で山頂に到着、早池峰山を展望する為の山のようです。こちらは早池峰山の登山者の多さに比べ、単独行の方1名にあっただけでした。
13:30 薬師岳山頂の向こうに早池峰山がデーンと威張っています。
14:40 行きに薬師岳へは1時間10分であったのに帰路は順調に下ったのに1時間もかかり、行きはやっぱりオーバーペースかな?
15:07 小田越から河原坊までは車のほとんど通らない舗装道路をくだります。新緑が美しく遠く早池峰連山が楽しませてくれます。
15:17 河原坊にある宮沢賢治の詩碑です。
17:58 河原坊から途中スーパーで夕食の買い物をし江刺郊外にある星座の森ロッジに向かいました。2年前の東北山行の時も利用させて頂きました。清潔で割安な快適なロッジです。
20:04 星座の森の薬草湯で汗を流し、ロッジの中で豪華な夕食です。睡眠不足なので良く寝られました。

第二日 五葉山
コースタイム
6月13日 起床6:00  7:30発===8:40五葉山登山口8:50──9:17賽の河原──9:30畳石──10:40五葉山頂(三岩往復、昼食)11:17──11:25石楠花荘(大雨で停滞)11:45──12:25畳石──12:55登山口帰着===釜石港 遠野千葉家の住宅観光 北上市スーパーで買い物===18:50星座の森ロッジ帰着  22:30消灯
星座の森ロッジで睡眠不足を解消し、今日は五葉山へ出発です。五葉山に近いロッジに宿泊したのですが、登山口までは遠く、さすがに岩手県は広いとの思いです。登山口までの林道は細く、果たしてこの先に登山口があるのか心配するような道でしたが、登山口にある駐車場にはなんと30台位の車がぎっしりと駐車しているのにはビックリします。

9:15 賽の河原にさしかかります。道は緩やかで歩きやすい山でした。、
早速準備をし出発しますが、なんとなく雲行きが怪しい感じです。予報では午前中は晴れ、午後ところどころ雷雨の予報でした
9:58 畳石を過ぎると雨がぽつぽつと落ちてきます。雨に濡れたツツジも鮮やかさを増します。
10:06
10:26 山頂部は広大な平原になっています。
10:29 山頂部の一角にある立派な避難小屋の石楠花荘です。
10:33 五葉山神社を過ぎ平坦な平原を更に山頂へと向かいます。雨まじりの風が吹き付けます。
10:56  三角点のある五葉山山頂での記念撮影です。薄らと早池峰山が見えましたが写真では映りません。
11:03 五葉山の更に奥にある三岩です。五葉山より標高が10m高い地点にあります。
11:06 三岩より五葉山山頂方面を振り返ります。広々とした山頂がひろがり、人気のある理由が分かるような気がします。
11:39 五葉山山頂からの帰路 雷がなり始め、あわてて避難小屋の石楠花荘に逃げ込みますが、中は登山客数十人でいっぱいで、外で雨宿りをします。雨はますます降り続きます。登山客の多くは予報が晴れだったのにとのぼやいていました。
12:08 雨の中ツツジが美しく咲いていました。
雨の中 多くの登山客が次から次へと登ってきます。30名以上の大パーティも混じっていました。
12:33 大雨の中 賽の河原を急いで下ります。
12:54 漸く登山口の鳥居に到着しました。駐車場には大型バスが2台も止まっており、この山の人気の高さをあらわしています。
今日の午後予定していた六牛角山の登山口まで1時間までかかることから、今日の登山はあきらめることにしました。
15:49 時間も中途半端なことから遠野見物でもしようと釜石経由で遠野に向かう途中から天候も回復し始め晴れ間ものぞいてきました。午前中の雷雨がうらめしい事です。
遠野道の駅で食事をしたり、買い物をしたりし、近くの南部曲がり家では現存する最大の建物である千葉家の住宅を見学します。外部から見ると立派な建物も傷みは激しく、抜本的な対策を行わないと貴重な文化財の倒壊の危険を感じました。
千葉家の住宅は映画遠野物語のロケ地にも使われました。仲代達也、江波杏子らが出演していました。
15:51 千葉家の住宅の中庭です。表の茅葺は立派でも裏側はトタンです。

613

花の100名山 五葉山

朝、起きると外の天気は曇っていて風も強い。天気予報では晴れるらしいが、あまり期待の持てない天気である。

車で、赤坂峠登山口に向かう。駐車場に着くと天気が悪い割には、数十台の車が止まっている。さすが、花の100名山。人気の山のようです。

 登山口の五葉山神社から出発。穏やかな登り坂を行くと、ヤマツツジが見られるようになったが、残念ながら花はもう終わっている。

畳石まで、ヤマツツジが群生している。所々まだ残っているが、花の最盛期はどんなにきれいだったんでしょう。ホンシュウジカが、人間に慣れているのか子供で恐れを知らないのか、逃げもせずえさを食べている。畳石の鳥居から山道になり、雨も降ってきた。ミズナラやダケカンバの樹林帯なので雨具もつけなかったが、雨足も強くなり着用。しばらく登ると笹が繁った樹林帯に代わり、避難小屋の石楠花荘の周りにはたくさんのハクサンシャクナゲが群生している。去年は花がすごかったらしいが、今年は時期が少し早いとはいえ蕾の数が少なく期待できそうにない。でもここも花が満開の時は、さぞすばらしかったのでしょう。

山頂へ向かう稜線は広々と見晴らしも良く、天気が良ければ昨日登った早池峰山や太平洋も望めるらしいが、何も見えず寒かった。山頂にある塔が去年の地震で傾き、壊れていた。

 帰りは、往路を戻るが雨が強まり雷も鳴ってきた為、石楠花荘で様子をみる。小屋の中はすでにたくさんの人が、休んでいた。雨の中を登って来る人もまだたくさんいる。少し小降りになった頃を見計らい下山する。道が歩き易い道で、雨の中でも安心で良かった。
 3時間程度で往復出来、歩きやすく、見所のたくさんある山で人気があるのもうなづけます。近ければ何度も来たいと思う山でした。



第三日 六角牛山(ろっこうしやま)
コースタイム
6月14日 起床6:00  出発8:00===9:05六角牛山登山口──9:46お休み石4合目──11:00六角牛山頂11:25──12:33登山口帰着12:45===(遠野ふるさと村見学、水沢薬師の湯)==水沢IC===(東北自動道)===0:30帰京

9:09 星座の森ロッジから素晴らしく整備された道路やトンネルを通って、怪しげな登山口の看板を導かれ、砂利道の狭い林道を上ってゆくとちょっと広々とした六角牛山登山口にでました。
そこで東京からここに移り住んでいる細越さんに声をかけられ話が弾みます。
細越さんは六角牛山は今年は8回目の登山とのことで、いろいろ親切に教えていただきました。
9:30 結局 山頂まで細越さんが同行しいろいろ説明付の登山をしました。六角牛山はガイドブックにもあるように熊の生息地です。
この道標は熊が遊び道具としてかじってかじって細くなっているそうです。ペンキの匂いが好きだとのことです。
10:33 白いりっぱなオダマキの種類が咲いていました。
4合目から8合目まではぐちゃぐちゃな急斜面の後は苔むした岩の急斜面と気が抜けません。帰りは気を使いながら下りました。
10:47 案内していただいた細越さんです。
8合目を過ぎると潅木帯になり明るく開けた稜線になり、六角牛山山頂が近づいてきます。
11:12 山頂でくつろぎます。霧やもやでかすんで、展望はありません。はれれば太平洋から早池峰山、岩手山、栗駒山が一望できるとのことです。
11:13 六角牛山山頂での記念撮影です。細越さんに撮っていただきました。

山頂にある建物は避難小屋ではなく六神石神社の奥宮です。中に10人程度は休憩できそうです。

12:29 六角牛山山頂より一気に滑りそうな苔むした岩、泥道の急傾斜を下り登山口まで戻りました。
登山口から見る六角牛山です。「遠野富士」の異名もある通り優美なラインを見せています。
14:15  細越さんに別の林道出口まで車で先導していただき、食事と見物のため遠野ふるさと村へ行きます。
遠野ふるさと村では細越さんお勧めの「ひっつみ料理」を皆で食べてみました。鳥だしで旨みたっぷり、厚みの薄いすいとんのようなものに白菜、人参、きのこ、ごぼう、ネギ、山菜など健康食品がたっぷりでした。
15:03 南部曲がり家は基本的には同じ構造ですが、広くて立派な家々が保存されています。

曲がり家見物の後は東北道水沢IC近くの薬師の湯で汗を流して18:00頃東北自動車道に乗り一路東京へと向かいました。
1000円渋滞も東京に近づく23:00頃には解消、無事に0:30頃帰京しました。
恒例になった東北山行  今回の北上山地と遠野周辺をめぐる山旅はそれなりに現代の東北地方の生活の一端と北上山地の山々の雰囲気が一部でも味わえたと思っております。


朝みんなでうどんを食べてから登山口にむかい.車をとまるとおじさんが話かけてきて.いろいろ親切に.案内してくれる。前日の雨で足元がわるいので気をつけながら登り。頂上に着くと晴れていれば.早池峰山や太平洋が見えるそうだけど.あいにく見えなかった。30分ぐらいのんびりっしてると.寒くなり..山をおりる。途中かわいい。ねがまりだけをとりながら下山し12時半には着きました。遠野の原風景が残る.ふるさと村で遅い昼食をすいとんとビ−ルでみたし のんぴりと.山里の文化とくらしをみてから.薬師温泉につかり.わば家に横付けで.夜の1時頃につきました。たのしい東北山行ありがとうございました





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