雪山教室
  谷川岳 天神平から谷川岳を登る
期 日:2009.12.12〜13
参加者:L新美、蓬生、桑村、細谷、松平、丸山、佐藤

費用:交通費+ガス代5000円(車+電車÷人数)、食費400円、ロープウエイ往復2500円(荷物代含む)反省会1700円 計9600円

コースタイム
12月12日
電車組 新美 桑村 上野発7:10特急利用 水上からバス10:15谷川ロープウェイ駅着
車組 蓬生 松平 細谷 丸山 佐藤  品川発6:30  谷川ロープウェイ駅 10:00着
雪山準備後 11:50ロープウェイ乗車──11:03天神平駅着 出発──11:57熊穴沢避難小屋着  テント設営  13:30歩行訓練のため谷川岳方面へ出発──14:10標高1700m地点より引き返す──14:40熊穴沢のテント設営地点へ帰着  19:30消灯
12月13日
起床4:15  出発6:40──7:13標高1680m地点アイゼン着用──8:05肩ノ小屋8:15──8:30谷川岳山頂──8:38肩ノ小屋──8:03 1700m地点──9:22熊穴沢テントサイト帰着(昼食と撤収)10:41──11:25天神平ロープウエイ駅==11:40ロープウェイ駅  水上駅前中華店で昼食  13:40解散  車組は17;00頃帰京

1週間前は「今年の冬も雪がないなあ」という状態。谷川では雪訓が無理かもしれないと、北八ヶ岳・天狗岳も候補にあがっていたが、10日に谷川に決定する。5年ほど前に新しくなったロープウエイで天神平まで上がる。眼下に雪はない。積雪は25pの表示。 4本のリフトのうち1本だけが動いている。スキーヤーやボーダーは見えない。雪訓のパーティーが4組数えられる。テント場を探して熊穴避難小屋まで歩く。今期初めての雪上歩行。私自身は雪には3年ほどご無沙汰で、出戻りのおぼつかない足取り。プラブーツが壊れたのを潮時に、加齢を思い知らされていた私は「雪山はもう無理」と。しかし未練があったようで数年も経ってから、これが最後の雪靴と新調した次第。

この靴は10年も20年も持つだろうが、私の雪山が持たない。効率の悪い買い物だと思いながら・・・(頑張って減価償却しなくちゃ)。

熊穴避難小屋付近にジャンボテント1張と4人用テント1張を設営。4テンは荷物用とのこと。十数名の先行パーティーが同じ場所に2張り。雪上歩行訓練に天神尾根を谷川岳方面へ登る。気温が高く、きっと雨になるだろうと思っていた通り、1700m付近でポツリ。夕方には豪雨になり、隣の荷物テントに行くのも躊躇するほど。夜半に雨から雪になったようだ。一晩中、吹き付ける雪と風の音が止むことはなかったが、新しいジャンボテントは快適だった。

翌朝は雨も止んで雪も締まっている。天狗の溜まり場まではアイゼンなしの歩行練習、肩の小屋直下の斜面ではアイゼン登行練習、風が強く耐風姿勢練習となる。新美、佐藤、丸山の3人はトマの耳まで行く。残りの4人は、「寒い」「ガスっていて何も見えない」「風で飛ばされる」というそれぞれの理由で肩の小屋で待機。私は、耐風姿勢と耐風歩行の課題が残ったままになった。

雪訓メニューとしては、滑落停止訓練とラッセル訓練は出来なかったが、シーズン初の雪に身体を慣らす、アイゼンなし雪上歩行、アイゼン歩行、斜登高、斜下降、耐風姿勢が行えた。

10:35 快適な谷川岳ロープウエイ駅で電車組みと車組みが合流し、雪山装備の準備をします。
10:50 ゴンドラから田尻沢を見下ろします。例年ゴンドラの上から田尻沢を下るスキーヤーを見下ろしますが今年は全く雪がありません。
11:08 ゴンドラを下り、少ない雪の上を雪のあるテントサイトを捜し出発しました。

11:48 熊穴沢避難小屋へ向かう途中から西黒尾根の稜線を望みます。
11:48 谷川岳の対面にある朝日岳(左)と白毛門(右)です。白く輝く両峰も今年は黒ずんで見えます。

12:29 熊穴沢避難小屋の藪の中に漸くテントサイトを見つけ、2張のテントを設営します。
13:27 テント設営の後、雪山歩行訓練に出発します。
13:45 谷川岳方向の天神尾根も雪は少なく夏道の鎖場も露出しています。
14:14 天神尾根標高1700m地点で引き返すことにします。そろそろ雨が降り始めるとの予報です。雪ではなく雨です。
18:12 テントに帰り着く14:30頃から雨は降り始め本降りになりました。雪山訓練で大雨とは、トイレや隣のテントに行くのも一苦労です。夜中も雨風がごうごうと吹きつけ、なかなか寝られなかったメンバーもいました。夜半より雪に変わり温度もどんどん下がりました。
4:12 朝 テント内は霜で真っ白になり、眼鏡も真っ白になっています。
7:15 雪も止み、風もテント内で感じるより外はありません。谷川岳へ出発します。標高1690m地点でアイゼンを着用します。
7:19 標高1690m付近の通称「天狗の踊り場」といわれる小さい岩瘤です。
8:00 標高が上がるにつれ、アイゼンが快調に雪面をとらえますが冷たい風が顔面をたたきます。
8:30 ガスと強風で隊列も乱れがちです。
8:04 谷川岳肩の小屋に到着しました。
8:15 肩の小屋に風を避けるために身を寄せ合います。
8:30 他のメンバーは雪山訓練の目的は達したため、小屋で休憩し、佐藤、新美、丸山は谷川岳山頂を目指し、山頂で記念撮影をします。勿論展望はありません。雪が降っていないため戻り道は分かりましたが、雪が吹きつけたら帰路は困難だったでしょう。
8:35 山頂から小屋へ戻りますが、視界はありません。
8:37 肩の小屋の全貌です。
8:51 肩の小屋から天神尾根を下ります。雪が降っておらず、登山者が次から次へと登って来た為ルート選択の心配はせずにすみました
9:06 熊穴沢避難小屋のテントサイトにき近づく漸く天神平が見通せるようになりました。
10:34 テントサイトに戻り、ゆっくりテント内で昼食をとったあとテントを撤収し、出発準備をします。
11:01 天神平へトラバースルートを帰ります。通常のこのシーズンは雪が多くこのルートは通れず。尾根の稜線を通ります。

 




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