西上州の奇峰を訪ねて  大岩1133m・碧岩1125m
期日:2009年5月15日<前夜発)
参加者:L細谷 蓬生 松平 渡辺(元) 渡辺<美) 佐藤
コースタイム
5月14日
東京発23:30  関越自動車道 下仁田IC経由
5月15日
2:05三段ノ滝 入口の駐車場  2:45消灯
6:45起床──7:27出発──7:51三段ノ滝下部──8:01三段ノ滝上部──8:11碧岩大岩への指導標──8:23枝沢との出合──8:56稜線──9:05碧岩への分岐──9:20大岩手前の展望の良いピーク──岩稜帯──9:32大岩9:52──10:16分岐──碧岩手前でハーネス準備──10:44碧岩──11:03碧岩直下の岩場でロープ訓練11:58──12:23枝沢の出合──12:35三段ノ滝上部──13:07駐車場着
日曜日の山行予定は雨の予報の為、繰り上げて土曜日にしました。高速道路の1000円割引の渋滞の恐れから前夜発としましたが、予想に反して関越道はがらがらでした。
下仁田ICを下り、南牧村の夜の街道を走りますが、沿道沿いは古い民家がとぎれず続き、日本一の高齢村なので民家も少ないだろうとの予想に反します。古く信州との交易路と富岡に近く養蚕で栄えていたのだの印象を持ちました。

2時過ぎ、トイレの完備した駐車場にテントをはり、軽くビールを飲み、短い睡眠をとることにしました。
7:01 眠い目をこすり、食事をし出発の準備をします。天気は何時ごろまで持つのでしょうか。?
7:30 駐車地点から三段ノ滝までは整備された遊歩道が続きます。滝までの観光道でしょう。
7:46
7:55
7:55 立派な三段ノ滝の下部の部分です。高低差は実測で60m以上ある立派なものでした。
8:06 三段ノ滝を上がりきり,少し渓谷を歩むと古い指導標がでてきます。二子岩へのルートは跡形もありません。
碧岩大岩に向かって碧沢を詰めて行きます。
8:31 碧沢へ合流する枝沢です。右に尾根に取り付く赤ペンキと細々したルートがありました。この枝沢の左斜面に碧岩に取り付く尾根に這い上がるルートがあるはずなのですが見当たりません。とりあえず右ルートを取るため捜しませんでした。碧岩の帰路この左斜面を下りてくると赤布があり、下からでは余程注意しないと分からないなあーとの思いです。
8:57 右ルートの尾根筋をあがり、新緑と花を楽しむメンバーです。
8:58 新緑とヤマツツジが静かに楽しませてくれます。

9:11 大岩手前のピークより目の前に碧岩の雄峰が迫ります。どこからあの峰に取り付くのだか分かりません。
9:11 大岩手前のピークから大岩への岩稜を望みます。
9;12 下仁田市街に近い鹿岳の奇峰を遠望します。昨年の3月に登った山です。
9:30 大岩山頂での記念撮影です。
9:48 大岩を下り、こんどは碧岩へと向かいます。
9:51 大岩から下る岩稜です。皆さん余裕で通過します。
10:24 いよいよ碧岩に取り付きます。念のため各自ハーネスの準備をします。
10:31 1番目の岩場を過ぎ2番目の岩はほぼ垂直に切り立っています。怪しげな設置ロープがあります。
10:34 引き続いて皆さんも登ってきます。足場がなくカメラを構えるのがチョット怖いです。
10:49 2番目の岩場を過ぎるとなんなく山頂に立ちます。山頂からはどこが厳しい峰なのかは感じられません。
10:52 碧岩 山頂から眼下に南牧村の部落を望みます。

11:17下りは時間も余裕があり、せっかくロープの準備をしてきたので懸垂で下ることにしました、立ち木に準備をする細谷さん 11:27 懸垂で垂直の壁をくだります

11:43 つぎからつぎへと下ります 11:44

12:35 懸垂を追え、枝沢出合へ行くとき判らなかった尾根を下り、やや小雨が降り始めた往路を戻ります。
帰路の三段ノ滝はますます立派に見えました。

駐車場に順調に戻り、日帰り温泉と腹を満たす為に下仁田へと向かいます。

帰路 立派な南牧川「蝉ノ渓谷」に立ち寄りその豪快な渓谷に感嘆します。
13:30「蝉ノ渓谷」なんてしりませんでした。有名でないのにとても立派です。宣伝不足
  
下仁田道の駅で腹を膨らませ、特産野菜を買い込み、吉井町の牛伏ノ湯で汗を流して東京へと急ぎました。高速1000割引で大渋滞の予想に反して関越道はガラガラで順調に帰京しました。
西上州は車でないと不便ですが、特色のある山々と山村は魅力のあるものです。機会をみて足繁く通いたいものです。

 

当初、17日(日)を予定していましたが、天候が雨マークとのことで、前日の16日に変更。また、前夜出発となりました。         

関越自動車道より下仁田を経て南牧村へ。登山道入口近くにトイレ付きの駐車場があり、設営、就寝。少々興奮気味の私。眠れるか心配。6時30分起床。寝ぼけながら、朝食。7時30分出発!

 ゲートボール場の脇をとおり三段の滝をめざします。滝までは遊歩道となっており適度に整備されてました。丸太の橋を右へ左へと沢を登っていきます。20分くらいで、雄大な三段の滝にでました。さすが上州の名滝!ここでは誰しもがカメラマン。落差は60メートル以上でしょうか。この先は、本格的な登山道。鉄梯子や濡れた岩場を慎重に進みます。滝の上は橋もなく沢の石を渡って行きます。道が途絶えていたり、通行止めになっていたりしましたが、無事二又分岐到着。右が大岩、左が碧岩。最初は大岩に向かいます。尾根に取り付き、心拍数を上げながら急登。尾根に出てからしばらくいくと三つ又にでました。右手には岩が露出した大岩が見えます。大岩に取り付きだしたあたりで、左手に碧岩が見えてきました。緑色の尖がり帽子。歓声があがります。大岩の岩場はロープが付いてはいましたが、足場もしっかりしてるし、掴みやすい岩も多かったので両手両足で登りました。夢中で登っていたらあっというまに頂上でした。ガイドブックには、頂上からの景観は期待できないとありましたが、とんでもない。眼下には素晴しい上州の山々が広がってました。そして、もちろん次目指す碧岩も。三つ又に戻り碧岩へ。あっという間に取り付きだしてしまいました。肩のあたりで、用心のためにハーネス着用。ロープも用意してあるので安心です。荷物をデポし、いざ出発。最初の岩場はロープもついてましたが足場が確認できるので使わずにクリア。次の岩場は右側が切れ落ちているし足場も今ひとつ。信頼できそうなロープのお世話に。またもやあっというまに頂上!もっと登りたいなあとみんなの声。頂上からの景観は曇りとはいえ素晴しいものでした。うっすらと浅間山も見えましたよ。降りは懸垂下降でと、なりました。未経験の私は確保してもらいながらクライムダウン。他の方々はリーダーの指導のもと、レスキュー隊のように降りて来ます。S氏から「せっかくの機会だからあなたもやってみなさい。」と言われ、意を決して再び岩を登り挑戦。少し怖かったけど、無事降りる事ができました。頭では判っていても実際に経験しないとだめですね。下山は三つ又に戻らず、そのまま急降下。あっというまに二又分岐へ。雨も降り出しましたが本降りになる前に駐車場に到着しました。帰りは蝉の渓谷に立ち寄ったり(蝉の橋から懸垂下降したいと言っていた方も)、道の駅でお買い物、温泉で汗を流しとフルコースで帰ってきました。

沢歩き、滝見物、岩登りと楽しさいっぱいの山行でした。未熟な私をご指導してくださいました諸先輩方、ありがとうございました


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