ふるさと富士シリーズ

三　浦　富　士

期日：201002.21　曇りのち晴れ
参加者：Ｌ深沢、末石、和久井、金子、日比野、福井、高橋、関根　他2名

コース　　京急品川駅8:45→(快特)→9:47長沢駅10:00→11:05三浦富士→11:35展望台（昼食）12:10→12:15砲台山→12:35武山13:00→14:40桜公園15:10→15:20回転寿司「魚鮮」→16:35三浦海岸駅16：49　

歩行時間　約5時間　　　　　　　　　　　交通費　　約1700円

京急長沢駅の改札口を左に出て10人が集合。駅から金色の五重の塔がみえるがそこを目指して行く。晴れとはいえ雲が拡がってきて風が冷たい。長沢1丁目住宅街をくねって抜ける先に久里浜霊園がある。Sさんの実家の墓があるので遠慮せずここの集会所のトイレを借りる。浄土宗系三浦大仏と五重の塔を見に階段を上ると海は鈍色に光り鋸山・富山の房総半島がかすんでいる。広場の奥から山道に入る。雑木林の狭い支尾根を歩く。イヌフグリやコスミレやタンポポに遇える。
久里浜霊園上の登山口から出発する


今日のコースで唯一の急斜面と階段を登り汗をかくと富士山183.1ｍである。十数人が休んでいる。ここが浅間神社奥宮で２つの祠が並ぶ「三浦富士」である。地形図1/25000でちゃんと「富士山」と表記されている。ウオッ地図検索で日本全国に「富士山」は28ヶ所出てくる。南側の眼下は東京湾・金田湾でその先に大島が浮かぶ。三浦半島の先端の形状が良く分かる。西に富士山が顔を覗かせないのが残念。昨日より天気が良いはずだったのに意外に雲が厚い。平坦な山道を２０分歩いた所にある展望台で正面に大島を見やりながら昼食。ネコ２匹がウロウロ。ボーイスカウトの小学校低学年２０人ほどを引率した集団が通り過ぎる。後は年配者ばっかりが通る。
静かな雑木林を歩く

コース中で　ただ一ケ所の急登

三浦富士山頂


残念！　富士山は雲の中

武山不動へむかう途中の展望台で昼食


展望台から５分くらい歩くと砲台跡が大きな円形に窪んで残る砲台山204ｍで、その周囲で数グループが昼食中で、傍らにでっかい海上保安庁電波塔が建つ。雑木林の平坦な山道を進む。右手にNTT研究センターと横浜リサーチパーク（YRP）の大きな建物が目に入る。
12：35武山不動院境内に入る。本尊の不動明王を奉る持経寺の本堂が武山ピーク200ｍである。三浦半島霊場第１番。ツツジ2000本が植栽され４月下旬が見頃らしい。全員が津久井浜のイチゴ狩より三浦海岸の鮨を選ぶ。13：15お地蔵さんのいる車道に出る。地蔵の顔立ちは今風のイケメンと誰かが言う。左へ真っ直ぐ下る。見晴るかす一面のキャベツ畑の道を行く。三浦半島のスイカ畑・大根畑は有名だがこんなにキャベツ畑があるのか。毎日の畑仕事は大変でも富士山と大島を眺めながらの作業は豪華に思える。振り返ると歩いてきた３つのピークが連なる山々が薄茶紫に煙り春の近い事を告げる。
砲台跡	武山不動


左へ真っ直ぐ下る。見晴るかす一面のキャベツ畑の道を行く。三浦半島のスイカ畑・大根畑は有名だがこんなにキャベツ畑があるのか。毎日の畑仕事は大変でも富士山と大島を眺めながらの作業は豪華に思える。振り返ると歩いてきた３つのピークが連なる山々が薄茶紫に煙り春の近い事を告げる。 13：30無人販売所を見かけないのでキャベツを収穫している２人の女性に足元の小さい株を指差して声をかける。「農協に出せない様なので良いから分けて貰えないかしら」「いくらなら」「百円では」「百円ならもっと良いのを出せる」という楽しいやり取りで交渉成立。ヤッター。１０人が１個ずつゲット。私も無理やりザックに詰め込む。面白かった。
武山の麓は　一面のキャベツ畑
「新鮮キャベツ一玉１００円で・・」交渉中のＴさん　　交渉成立！　大喜びで皆に知らせに


キャベツで膨らんだザックを背負い里山を歩く



県道に出て野菜を買い込んだりして「池代」の信号を右折して5分もすると満開の河津桜が迎えてくれる。今ごろになって青空が広がっている。14：40陸橋下の公園に降りる。「桜公園」に大勢の人出。露店も一杯出ている。京急線沿いに濃い紅色の桜並木が連なり見事である。樹下は菜の花の絨毯。青空に桜と黄の色彩鮮やかな日本の春の原風景に身をおけるのは幸せである。河津桜にないものは西行法師の詠む山桜の儚さと神秘的な美しさか。
三浦海岸河津桜祭り開催中
京急線路沿の河津桜は満開でした

15：10三浦海岸駅の海側に向かう。今日最後のイベント、有名な回転寿司「魚鮮」で待つこと２０分で、生ビールに地魚寿司を堪能。16：49の快速特急で帰途に就く。山行のおまけにキャベツと桜と鮨がついて楽しい１日を過ごせた。５時間ほどの里山ウオーキングは１０人で楽しく歩け程好い足慣らしとなる。今年の夏山は何処に行こうか？！