荒川三山と赤石岳

日時       2010/7/29(木)〜8/1(日)

参加       L堤、SL関根、渡辺あ(7/31.8/1記)、末石(7/29.30記)他1名

7/29(木) 東京駅7:26===8:53静岡駅9:50---13:15畑薙第一ダム14:00---15:00椹島

木曜日の平日出発は早朝ではあるが電車の中に大きなリュックを背負っての乗車に違和感を感じながら東京駅に向かう。今日の泊まり先の椹島ロッジまでの移動はすべて電車、バスなので歩きなし。新幹線の自由席は余裕で静岡まで空きがある状態。バスは一日中雨の中無事静岡を出発する。雨足が強く車掌の100ミリ以上の雨の場合は引き返すこと、また土砂崩れ等で不通もあり得るとの説明にこのまま到着するのか不安を感じながら乗車する。3時間かかる終点までに2回のトイレタイムあり。無事到着しこれで山にいけると一安心する。乗車してバスカードの存在を知り5人分の往復分25000円を購入する。10000円で1700円。5000円で800円の得。計4200円の得は大きい。そこからはマイクロの送迎バスで1時間、宿に到着する。雨足の衰える気配なし。明日の天気が心配だ。リーダーの「明日は晴れ」の言葉が信じがたい。
 7/30(金) 椹島ロッジ6:00・・・10:50蕨段・・・11:10見晴台・・・13:25千枚小屋

4時半起床し5時に朝食をとる。6時の出発に雨足は衰える風もなく出発に二の足を踏むところだが気象情報は曇りとのこと。他のグループも続々出発する。風呂の着替えをコインロッカーに預け我々も出発する。樹林帯は雨を防ぎ苦もなく歩を進める。7時には雨も上がり嘘のように快方に向かう。コースは平坦と登りの繰り返しで標高差1400Mがきついと感じるほどではなかった。ずーっと樹林帯のなかで見晴台が唯一の展望箇所。

登山道から外れるので通過しがちの登った先は展望が開け山々が一望できた。休憩と軽食をとる。登りでがんばり平坦コースで疲れを回復の繰り返しで樹林帯を抜けたらそこは千枚小屋で120分到着する。周りは花畑で黄色と紫、白が咲き誇っている。受付と食事の場所は仮設小屋でここは2度も火災に遭ってるらしい。16時の食事が待ち遠しい。その前に広場のテーブルで乾杯。同席者の一人山行のH氏が新美さんの知り合いで旗の台在住、さんかくてんのハイキング教室参加者でありホームページも時々見てるに話が弾みビールもすすむ。待望の夕食は彩り、栄養のバランスも良くレストラン風でおいしい。ご飯はおいしく炊けていてお代わり続々。小屋の寝場所は一人ずつ十分とれて寝やすい。難は小屋が高台にありトイレが20メートル下というのはきつい。明日の3時起床に備え早めの就寝

7月30日
7/30 6:02 初日は雨具着用のスタート
4時半起床し5時に朝食をとる。6時の出発に雨足は衰える風もなく出発に二の足を踏むところだが気象情報は曇りとのこと。他のグループも続々出発する。風呂の着替えをコインロッカーに預け我々も出発する。
6:31 長いつり橋の下は激流 ゆらゆら揺れる
11:19 雨はやみ見晴台から山脈をバックにパチリ
樹林帯は雨を防ぎ苦もなく歩を進める。7時には雨も上がり嘘のように快方に向かう。コースは平坦と登りの繰り返しで標高差1400Mがきついと感じるほどではなかった。ずーっと樹林帯のなかで見晴台が唯一の展望箇所。
13:11 ウスユキソウがいたるところに咲く
13:16 小ぶりなゴゼンタチバナ
13:21 千枚小屋に到着
登山道から外れるので通過しがちの登った先は展望が開け山々が一望できた。休憩と軽食をとる。登りでがんばり平坦コースで疲れを回復の繰り返しで樹林帯を抜けたらそこは千枚小屋で120分到着する。

13:37 3個も咲いたクルマユリ 13:37 名前は知らないが綺麗なのでパチリ
周りは花畑で黄色と紫、白が咲き誇っている。受付と食事の場所は仮設小屋でここは2度も火災に遭ってるらしい。16時の食事が待ち遠しい。

15:35 旗の台のH氏と乾杯
その前に広場のテーブルで乾杯。同席者の一人山行のH氏が新美さんの知り合いで旗の台在住、さんかくてんのハイキング教室参加者でありホームページも時々見てるに話が弾みビールもすすむ。待望の夕食は彩り、
16:30 小屋は月光荘で高台にあり
栄養のバランスも良くレストラン風でおいしい。ご飯はおいしく炊けていてお代わり続々。小屋の寝場所は一人ずつ十分とれて寝やすい。難は小屋が高台にありトイレが20メートル下というのはきつい。明日の3時起床に備え早めの就
7月31日
行程 千枚小屋440543千枚岳→645丸山→723東岳→905中岳→920前岳→1018荒川小屋10351110大聖寺平→1245小赤石岳→1300分岐→1320赤石岳→1345分岐1355→ラクダノ背→富士見平→1620赤石小屋

本日は、荒川三山と赤石岳を一日で縦走するハイライトである。
(1)   千枚岳2879.8m
(
)丸山3032m
(
)東岳3141m
(
)中岳3083.2m
()前岳3068m()小赤石岳3081m()赤石岳3120.1m
と実に7座中6座が三千メートル級の山々なのだ。


 午前430 今朝も残念ながら昨日の朝と同じ、雨具を着けての千枚小屋出発となる。小屋の明かりがともる中出発したのだが、じきヘッドランプの必要もなくなった。リーダーを先頭に雨の中千枚岳を目指す。早朝で体が重く蒸し暑い雨具を着けての登りに、登山道の隅に咲いた可愛いウサギソウが元気づけてくれる。
 雨の中、
1座目の千枚岳頂上に立つ。晴れていれば富士山も見える眺望なのだが残念! 2座目の丸山頂上に立つ。雨に加えて風も強くなってきた。頂上は広くなだらかなのだがやっぱり3000m級の山の天候だ。急峻な岩場をよじ登り3座目の東岳頂上に立つ。今回の7座中、最も高く岩稜帯の堂々とした立派な山容だ。
 雨も止み、うっとおしい雨具を脱いでしばし南アルプスの山々
360度の眺望を楽しむ。お花畑を楽しみながら4座目の中岳頂上、分岐にザックをデポして5座目の前岳頂上に立つ。あたり一面、黄色と白に彩られた「南アルプス最大のお花畑」はハクサンイチゲとミヤマキンバイが主役の群生か?荒川小屋で休憩の後、6座目の小赤石岳頂上に立つ。赤石岳を目指し稜線を歩き始めると、誰かが「岩の上に「ホシガラス」を発見した。メンバーがカメラを向けるとシャッターを押すまでポーズをとっているような仕草だ。おどろくことに別の岩の上に「親子の雷鳥」まで現れたのだった。南アルプスではすっかり雷鳥をみることができなくなった!と話していた矢先なので、全員大感激だった。お花畑、雷鳥と出会い「稜線の空中散歩」を満喫し赤石岳を目指す。分岐にザックをデポし7座目の赤石岳頂上に立つ。またもや太陽は雲の中へ。今にも降り出しそうな気配だ。頂上は広く、眼下に避難小屋が見える。晴れていれば眺望もよく、聖岳もすぐ近くに見えるはずが……その時、近くにいた単独行の男性の一言が聞こえてきた。「心の目で見てください」と。さあー、これで7座すべて登頂完了!赤石小屋まで下るのみ。

赤石岳からの下山で、再び素晴らしいお花畑に出会った。広い斜面一帯が黄色と白で埋め尽くされているではないか!主役はやはり、ハクサンイチゲとミヤマキンバイのようだ。見上げるとあまりの素晴らしさに圧倒されてしまう。お花畑に感激した後は、雨が降り出さないうちにと険しいアップダウンのラクダの背をひたすら下り続け、樹林帯の中の赤石小屋にPM4:20到着した。

7/31 4:40 千枚小屋からの2日目の出発も雨
 午前430 今朝も残念ながら昨日の朝と同じ、雨具を着けての千枚小屋出発となる。小屋の明かりがともる中出発したのだが、じきヘッドランプの必要もなくなった。リーダーを先頭に雨の中千枚岳を目指す。早朝で体が重く蒸し暑い雨具を着けての登りに、登山道の隅に咲いた可愛いウサギソウが元気づけてくれる。
5:44 まず1座 千枚岳山頂   雨の中、1座目の千枚岳頂上に立つ。晴れていれば富士山も見える眺望なのだが残念!
6:46 2座目の丸山山頂
2座目の丸山頂上に立つ。雨に加えて風も強くなってきた。頂上は広くなだらかなのだがやっぱり3000m級の山の天候だ。
7:14 岩場を登る
7:39 3座目の荒川東岳山頂
急峻な岩場をよじ登り3座目の東岳頂上に立つ。今回の7座中、最も高く岩稜帯の堂々とした立派な山容だ。

7:47 雨がやみ明るい景観に足取りも軽い
7:50 足下の花を愛でる
雨も止み、うっとおしい雨具を脱いでしばし南アルプスの山々360度の眺望を楽しむ。お花畑を楽しみながら4座目の中岳頂上、

9:06 3座目の荒川中岳山頂 9:18 4座目の荒川前岳山頂

9:46 一面黄色と白の花畑
分岐にザックをデポして5座目の前岳頂上に立つ。あたり一面、黄色と白に彩られた「南アルプス最大のお花畑」はハクサンイチゲとミヤマキンバイが主役の群生か?
12:43 6座目の小赤石岳
荒川小屋で休憩の後、6座目の小赤石岳頂上に立つ。

12:55 ホシガラス発見 12:55 雷鳥の親子が南アルプスにもいた
赤石岳を目指し稜線を歩き始めると誰かが「岩の上に「ホシガラス」を発見した。メンバーがカメラを向けるとシャッターを押すまでポーズをとっているような仕草だ。おどろくことに別の岩の上に「親子の雷鳥」まで現れたのだった。南アルプスではすっかり雷鳥をみることができなくなった!と話していた矢先なので、全員大感激だった。

13:22 7座目の赤石岳
雷鳥と出会い「稜線の空中散歩」を満喫し赤石岳を目指す。分岐にザックをデポし7座目の赤石岳頂上に立つ。またもや太陽は雲の中へ。今にも降り出しそうな気配だ。頂上は広く、眼下に避難小屋が見える。晴れていれば眺望もよく、聖岳もすぐ近くに見えるはずが……その時、近くにいた単独行の男性の一言が聞こえてきた。「心の目で見てください」と。さあー、これで7座すべて登頂完了!赤石小屋まで下るのみ。
14:09 花畑で撮影タイム
赤石岳からの下山で、再び素晴らしいお花畑に出会った。広い斜面一帯が黄色と白で埋め尽くされているではないか!主役はやはり、ハクサンイチゲとミヤマキンバイのようだ。見上げるとあまりの素晴らしさに圧倒されてしまう。お花畑に感激した後は、雨が降り出さないうちにと険しいアップダウンのラクダの背をひたすら下り続け、樹林帯の中の赤石小屋にPM4:20到着した。
16:18  赤石小屋到着
お花畑に感激した後は、雨が降り出さないうちにと険しいアップダウンのラクダの背をひたすら下り続け、樹林帯の中の赤石小屋にPM4:20到着した。

8月1日
行程 赤石小屋640837樺段→1005登山口→1013椹島ロッジ1300(東海フォレスト送迎バス)⇒1400畑薙第1ダム1425(しずてつジャストラインバス)⇒1750静岡駅⇒東京駅

 本日は椹島まで下山して帰京の予定。

 530分、朝食のため食堂へ。木の香りが漂うこじんまりとしたこぎれいな部屋には朝陽が窓いっぱいに射しこみ気持ちの良い朝を迎える。どっしりと大きな赤石岳が朝陽に輝いて目の前に迫っている。昨日、赤石岳頂上から見えなかった聖岳、兎岳、小兎岳まで見ることができる。

 640分、赤石小屋に別れを告げ椹島を目指して東尾根を下る。樹林帯の長い下りを1/5毎にある標識に従い、先頭を交代しつつ登山口に到着。 椹島ロッジで入浴後、バスの時間までゆっくりと生ビールで乾杯し久々においしいカレーを食した。さらに静岡駅近くのお店でおいしい鮨を食して新幹線こだまに乗車した。

8/1 6:11 最終日は朝から晴れ 往復15分の展望台に行き富士山を撮影
9:59 初めて見る木の鹿?対策
10:13 登山口到着
11:19 風呂あがり後、ビールで乾杯 そしてカレーを完食
*経費
 東京⇔静岡(新幹線)6,380円×2
 山小屋       8,000円×3(夕食・朝食付き)
 静鉄バス      3,000円×2(静岡駅⇔畑薙第一ダム)
 入浴料        500

inserted by FC2 system