今年も雨に悩まされました
針ノ木雪渓から針ノ木岳
期日:2010.8.14〜15
参加者
Aグループ: L蓬生、細谷、堤、新美、山田
Bグループ: L佐藤、丸山、福井、豊田、金子
、松平
コースタイム
8月14日(A・B共同行動)
前夜8/13  23:30新宿駅集合 23:54ムーンライト信州=== 8/14 5:11信濃大町5:30==(バス)==6:00扇沢ターミナル(出発準備)6:40──8:52大沢小屋──9:25雪渓始まる(今年は1950m付近)──12:11雪渓終了(今年は2200m付近)──12:57針ノ木峠着【泊】   消灯19:30
8月15日(Bグループ)
起床4:00  出発6:00──6:56針ノ木岳山頂──7:56テントサイト帰着──9:17アイゼン着用──(針ノ木雪渓)──10:25アイゼン外す──11:15大沢小屋──12:32扇沢ターミナル  タクシーで大町温泉卿「薬師の湯」 タクシーで長野駅15:49==東京駅17:35着(解散)
4年前の2006年7月15〜17日に針ノ木雪渓から針ノ木岳〜爺ヶ岳縦走を目指しましたが、初日、2日目と大雨にたたられ、ずぶ濡れで針ノ木峠を往復して帰って来た思い出があります。テントの中を雨水がどんどん流れ雨漏りの食器をテントの中にあちこちに置きました。蓬生さんのシュラフはびしょびしょに濡れて次の【泊】地でのテント【泊】には使用できません。縦走をあきらめ針ノ木雪渓を下りましたが前日にもまして激しい雨に打たれ、扇沢ターミナルに着く頃は完全に全身がずぶ濡れになり、大沢小屋を過ぎた所の沢は増水で渉るのに緊張した思い出の山行でした。今年はどうなるのでしょうか。
今回は4年前の参加メンバー7名にテント山行初挑戦の女性2名を加え総勢11名の参加者です。
テント山行初挑戦と雪渓歩行初挑戦で装備はそれなりに重く大変です。



8月14日
新宿駅に定刻どうり全員集合です。久しぶりの夜行列車ムーライト信州です。さすがに皆さん寝られず翌日のスタートに不満を残したようです。
6:41 信濃大町駅からバスで扇沢ターミナルに到着。観光客が笠をさしたり合羽をきていました。時折小雨の混じる生憎の天候で雨対策をしての出発です。
7:06 最初は車道と交差しながら登山道が続きますが、中にこんなガラ場があり、かなり歩きにくく重荷にはバランスが難しい道でこれなら少しの遠回りの車道の方がよっぽど歩きやすいでしょう。
8:15 車道が終わるとダラダラした標高の稼げない道がながなが続きます。4年前に苦労した沢も水が少なく、橋も整備されていました。
8:27 大沢小屋で一休みです。
9:15 大沢小屋よりまたまたダラダラした道を歩くと漸く針ノ木雪渓が眼前に姿を現し、雪渓を登る登山者を遠望しました。
9:26 雪渓を登り下りする登山者たちです。
9:34 標高1950m付近で雪渓を対岸に渡る橋から雪渓のスタートです。今年の雪渓は雪は少なくなったものの雪面が固くなり滑りやすくなっていました。直ぐに女性の方々はアイゼンを着用しました。アイゼンを付けなかった男性群は重荷を背負って上に滑って大苦戦でした。
9:53 針ノ木雪渓も途中2箇所ほど傾斜が厳しくなります。
9:56 参加者11名が隊列で雪渓を登ります。
10:02
11:02 雨が降ったあり止んだりでしたが、とうとう激しくなり合羽のズボンを着用します。
11:35 標高2200m付近で雪渓は終了し、アイゼンを外し雪渓の左斜面の登山道を登ります。
12:42 雨はますます強くなりました。針ノ木峠手前はジグザグの登山道が続きました。アイゼンを着用せず登りで体力を使った男性群は遅れがちで先を行く女性群が上部に歩くのが遠く見えます。
12:52 漸く雨でかすむ針ノ木峠にある針ノ木小屋に到着しました。
13:08 針ノ木小屋で手続きをし、雨風の中テントを設営しました。
水は針ノ木峠のかなり下にありましたが、雨で汚れているので小屋で購入しました。
明日の天候をスマートフォンでチェックしたことろ、明日は天候が回復するとの予報でしたが、雨はますます強くなり夜半までは強く降りました。
8月15日
起床して外をのぞくと雨は上がっていましたがすっきりしません。Aグループは爺ヶ岳への縦走を天候がすっきりしないので中止し下山することにしました。
Bグループは私を含め針ノ木岳にも行ったことがないメンバーが多く、曇りで展望がなくても行こうとの判断し、雨具と水だけの軽装で出発しました。
6:00  Aグループのテントを撤収します。
6:08 針ノ木峠を針ノ木岳へと出発します。
6:28

6:56 1時間弱で針ノ木岳に到着しました。
6:56 展望は全くなく北アルプス連山も足元の黒部湖も全く見えません。記念撮影をして早々に下山しました。それでも針ノ木雪渓を重荷を背負って登り、標高2820.6mの山頂に登ったことは達成感があったとのことです。
7:36 針ノ木岳から針ノ木峠への帰路は高山植物を楽しみながらのんびり下ります。
7:47 針ノ木峠に近づくにつれ反対側の蓮華岳のガスが晴れそうでしたが、晴れません。
7:50 針ノ木峠へ向かって下ります。
8:28 蓮華岳の雲は晴れず、さすがに登っても霧の中だろうとのことで諦め、針ノ木峠を後にします。

8:31 針ノ木峠からジグザグ道を下ります。4年前はここも残雪が豊富にのこり、急な雪渓で下を見るのが怖いほどでした。
9:51 針ノ木雪渓ではしっかりアイゼンを着用し快調に下ります。
10:09
10:23 針ノ木雪渓もそろそろ終了です。
10:22 針ノ木雪渓最下部より針ノ木雪渓を振り返りました。雪渓そのものは小さくなっていましたが、4年前に比べて固く締まって滑りやすく、注意が必要と感じました。
10:30 針ノ木雪渓が終了し、アイゼンをはずし、やれやれの雪渓歩きの終了でした。ここからは扇沢までのダラダラ道を歩きました。蒸し暑く結構2時間近く掛かりました。
扇沢ターミナルでタクシーで薬師の湯へ向かい、先に着いていたAグループに会い、温泉で汗を流しビールと食事で気持ちを緩めました。
信濃大町から新宿までは「特急あずさ」で帰京予定でしたが、お盆の帰省客ラッシュをどうするかでタクシーで信濃大町駅に向かう途中急遽長野駅に進路を変え新幹線で帰ることにしました。これが大正解、長野駅では到着している列車には空席があり、直に発車し途中から列車は大混雑するも快適におしゃべりしながら東京駅につき解散しました。
今回の山行は4年前の雨山行の再現かと思う山行で天候に恵まれませんでしたが、テント【泊】初挑戦の女性2名(初雪渓登りでもありました)が頑張り山行を盛り上げてもらったように思います。これからテント【泊】山行のメンバーが増えることは嬉しいことです。














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