2010集中山行那須 沢コース
那須 白水沢と南沢
期 日: 2010.09.18〜19(前夜発)
参加者: L田口、蓬生、松平、渡辺(元)、佐藤
毎年この時期に行われている集中山行は今回は那須周辺、当初計画で実施予定も今年は沢山行が一度もなく、実施を危ぶまれ、中止と決まりましたが、8月初めの会合でやろうとのことになり、8月22日に沢慣らしの沢山行を奥多摩大群沢で行い、実施することになりました。
集中山行 沢コースは一昨年は大幅な集中時間の遅れ、昨年は集中できず、皆さんに迷惑を掛け続けて今年は迷惑は掛けられないとの気持ちです。








9月18日 那須白水沢遡行
コースタイム
9月17日東京発23:00==(八潮経由東北自動車道)==白河IC==2:30甲子温泉大黒屋近くの駐車場【泊】 6:30起床(食事と入渓準備)7:45──7:55最初の滝をみて登山道へでて迂回──8:14衣紋ノ滝──8:26ヒヨングリの滝──8:3410mの滝(ロープを出す)8:55──9:35二股──(水流が細くなる)──10:05奥の二股──10:05 10mの滝(ロープを出す)10:40──10:50樋状の滝──11:17滑滝──11:25小沢の分岐──(笹薮漕ぎ)──12:20甲子山トラバース登山道1400m地点12:35──13:43甲子温泉駐車場着  テントサイトを橋の下に移動し設営 14:20甲子温泉に入浴  消灯19:30
東京を深夜に出発し、順調に東北自動車道を北上し、甲子温泉の駐車場にテントを張って3時間ほど仮眠をし、食事と入渓準備をして白水沢へと出発します。
7:47 新装成った甲子温泉大黒屋です。かってのイメージはありません 7:51 阿武隈川本流の堰堤から流れ落ちます。
昨年春に改装改装オープンした大黒屋の前を通り、阿武隈川本流の橋を渡り、白水沢へと向かいます。
7:55 白水沢の最初の滝です。勿論 直登はできません。高巻もつまらないので登山道にもどり、次の衣紋滝までは滝観光の道を利用することにしました。
8:05 10分ほど登山道を上がると衣紋滝への道があります。
8:11 衣紋滝です。ここから白水沢遡行のスタートをします。
8:13 衣紋滝は左の壁を登ります。
8:24 今日の2番目は 10mヒョングリの滝です
8:26 ヒョングリの滝は比較的登りやすいステップが続いている。
8:27
8:30 3番目の8m程度の滝は少し悪くロープを出すことにした。
8:45 ロープを付け左壁を登る松平さん
8:54 ロープを付け左壁を登る渡辺さん
9:11 この後は小さな滝があるものも美しい瀞もあり、のんびりムードです。
9:32 しばらく小さなナメが続きました。
10:04 二股を過ぎ、奥ノ二股に至ると右沢と左沢の左右から滝が流れ落ちている。ここは左沢を選び、沢の入口にある15mの滝を登ります。
10:18 苔むした滑状の滝は手掛かり少なく、安全の為にロープを出します。
10:30 この左の壁を登りました。
10:33 左壁を登る渡辺さん
11:16 
11:18 沢は滑状になり水量も減ってきます。この後左右から小さい沢が交錯するようになり、適当に沢を離れ、笹薮に入りますが思ったより笹薮に手こずりました。沢を離れるのが早すぎたのかも知れません。
12:20 笹薮の中を掻き分け登山道を目指します。
12:35 甲子山をトラバースする登山道に着き、やれやれの休憩です。甲子温泉から甲子山を目指している新美パーティと下り道で会えるかが話題となりましたが、結果的には会えませんでした。20分ほど遅すぎたようです。

13:41 対岸よりみる甲子温泉の温泉棟です。ここも改装され綺麗になっていました。 14:39 内部はこの通り、洗い場はなく、浴槽の深さは1m以上あり、中腰で入浴します。温度はぬるめで皆さん長湯のようです。

16:39
翌日は南沢に入りますが、南沢入口には良いテント場所がありますが、そこまで古い重いテントやもろもろの荷物を運ぶ大変さと、翌日再びそれをとりに行くのも面倒なため、道路から20mほど入った古い林道の行き止まりの空き地にテントを張りました。昨年開通した会津田島への国道の橋の下です。

9月18日 那須南沢遡行
コースタイム
起床4:00  (食事と入渓準備) 出発6:13──6:25南沢出合──6:45 F1──7:00 F2(ロープを出す)7:35──
7:46 F3──8:24 F4──8:54 F5──9:10 F6──9:19 F7──9:26二股──9:28 F8──9:40 F9(ロープ
を出す)──10:19 F10──10:30奥ノ二股──11:10 最後のスラブ──11:23甲子山山頂11:45──甲子温泉テン
トサイト(着)  西郷村日帰り温泉「ちゃっぽらんど」  13:35白河イオンで買出し14:10  那須休暇村ロッジ14:40(着)
今日はいよいよ南沢です。昨日の白水沢が足慣らしであれば、今日は滝の数も高低差もあり、難易度もずっと高いようです。
集中場所に遅刻するわけにはいきません。出来るだけ早めに出発したいものです。
6:11  駐車地点を南沢へと向かいました。この道は古い林道跡で地図にも残っていますが、どんどん自然に戻っています。
6:24 一旦阿武隈川本流に下り立ち、下流へ200m程下り南沢入口を目指します。南沢入口はここが入口なの? 
と思うほど入口は目立ちません。
6:40 F1-10m まずは最初の滝です。ここからF10までこの滝程度以上の滝が続き、楽しませてくれました。
7:00 F2-12m F2から早速ロープのお世話になります。
7:09  F2を最初は左壁から目指しますが、最後が悪く田口さんは登りきりますが、結局田口さんのロープ確保で右壁から登りました。
7:45 F3-15m 高度感があり、右より草つきの斜面を高巻しました。
8:03 F3を高巻をしたところで、川原にロープでクライムダウンで戻りました。いい練習になります。
8:22 F4-10m  F4は上部が悪いため、蓬生さんが滝の2/3のところにある残置ハーケンを利用してリードで登り、ロープ確保をしてくれます。
8:54 F5-7m
9:09 F6-15m  F5〜F6は順調に登ります。
9:18 F7-8m
9:28 F8-14m 滑状で登りやすく、渡辺さんも滝の中央をのぼり楽しみます。
9:37 F9-30m 南沢最大の滝です。高くて上部がカメラで収まりきれません。左壁が悪いとして残置ハーケンもありましたが、たいしたことはなく上部もしっかりした木の根が多く出て手掛かりが多かったが念のためロープを出したが、必要なかったかもしれません。
10:19 F10-10m 最後の水のある滝 10mですが快調に登りました。ロープを何度か出したのですが、だんだん手際が良くなってきて、時間ロスが少なく、順調に遡行が続きました。
10:22 松平さんも快調に壁を登ります。上から見るとそれなりに高度感があります。
10:55 沢はついに筋状に清く流れ落ちるまでになりました。阿武隈川の源流の一部です。
11:02 沢は細くなり、スラブ状の傾斜度がどんどん増してきます。
11:07 後の詰めは益々斜度が増し、草や笹に掴まりながら身体を持ち上げます。ここは過去に多くのパーティがロープを出した場所です。
ここを過ぎると笹の中で傾斜も緩み、上部に登山客の話し声が聞こえました。
笹を押し分け登るとそこはドンピシャで甲子山山頂です。頂上で休憩していた二人の登山者は笹薮の中から現れた私たちにびっくり、熊でもでてきたのかと思ったそうです。脅かしたお詫びをいい、カメラで記念撮影のお手伝いをして頂きました。
11:35 昨年の3月の雪山で登った旭岳です。右手のコブの急な斜面はクラストした雪面に緊張したことが思い出されます。
昨年の3月に旭岳右手のコブを登るときの写真です。
12:40 帰路は昨日と同じ尾根を快調に下り、12:40甲子温泉にはおりず直接国道の橋を通り、駐車地点へと戻りました。時間もあるので西郷村チャッポランド日帰り温泉で汗をながました。、
17:40 白河市内のイオンで集結の食料買物を済ませ、那須休暇村ロッジに到着し、早速バーベキューで楽しみます。
8:39
本部に連絡をとると集中の食料買出しをお願いされ白河市内のイオンまで車を走らせ買物を済ませ、那須休暇村ロッジへと到着しました。今年はなんとかご迷惑をかけずにほっとしました。私は那須の沢は勿論初めてでしたが、美しい沢が多く、適度に高度があり登れる沢が多く大変楽しめました。久しぶりに楽しめた沢でした。ロープも多く出して頂き蓬生さん、田口さんありがとう御座いました。良い練習になったと思います。



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