雪見ハイキング
浅間隠山(1756.7m)

期日:2011.01.16
参加者:L佐藤、福井、渡辺(美)、豊田、金子
コースタイム
東京発6:30──(関越自動車道)──高崎IC──9:50二度上峠手前の登山口(出発準備)10:22──10:40稜線道標──11:15標高1450m付近でアイゼン着用──11:55 1690m峰付近──12:23浅間隠山山頂12:36──12:45昼食(ツエルト設置)13:25──14:42登山口帰着
北軽井沢経由  16:45日帰り温泉「峠の湯」18:43  帰京21:30頃
この時期に行われる雪山の自然を楽しもうとの企画で、今年で3回目です。関東北部の山々が1月下旬頃からの関東の南岸低気圧の通過による大雪になる前の比較的雪の少ない1月中旬に楽しもうと計画しています。
ところが今年は例年以上の大寒波で北陸、信越に大雪が降り一部の雪雲もこの浅間隠山にも影響しそうだとの予報です。大雪で標高1380mもある二度上峠を越える県道54号線が不通になったらどうなるのか不安で群馬県の道路管理事務所と道路状況と除雪体制を確認するが大雪の場合の除雪車の出動基準の積雪10cm以上で、出動については現場の判断に任せているので今は返答が出来ないとの事。 風も強い予報とそうでもない予報とあり迷いますが最悪の場合は近くの温泉三昧と覚悟して出発することにしました。
当日待ち合わせの東急自由が丘駅も非常に寒く今冬一番の冷え込みでマイナス気温で震え上がります。それでも元気な若い女性群は集合して元気一杯です。
関越道を順調に北上し高崎ICから西へ浅間隠山山麓へ長い長い一般道です。直ぐに雪が現れ早々にタイヤチェーンを着装します。路面の雪は徐々に増えて途中除雪車に会い状況を聞くと二度上峠付近の除雪はまだ行っていないが、タイヤチェーンを着けているし大丈夫だろうとの回答に一安心でした。





9:25 県道54号を徐々に高度を上げ、標高1000m付近より見る浅間隠山です。本峰は1690m峰の鋭峰の後に隠れて見えません。
9:25 3年ほど前に登った角落山です。右の横顔のような斜面が登山ルートです。厳しい鎖場に驚きました。
9:49
10:18 10時前に県道54号の雪道を無事に車は登りきり、出発準備をして、やや元の車道を下り登山口を目指します。
若い女性軍は元気一杯です。
10:20 いよいよ車道を離れ登山口から浅間隠山を目指します。
10:44 25分ほど登ると標高1400m前後の連なる稜線へでます。ここからいよいよ樹林の間からが見え隠れする浅間隠山を目指します。
11:17 標高1470m付近でアイゼンを付けます。ここから1690m峰まで急登に備えます。
標高1600m付近で先頭を行く単独行の方が新雪の中にかすかにあったトレースを見失い悩んでいましたが、我々は尾根は間違えていないので真直ぐ登ると新雪に覆われたトレースを見つける。1690mの下で休憩をとる間に先に行った単独行の方がどうも間違ったかも知れないと引き返していった。山頂まで僅かなのにここで諦めて引き返すとはと皆で不思議がることでした。更に先に行った2人連れも新雪が深いと躊躇しているのを元気な我々はどんどん進みした。
12:15 新雪の開けた気持ちより頂上の肩の稜線を山頂を目指します。
12:19 新雪の山頂へトレースを付けながら金子さんは直ぐそこの山頂を目指します。
12:22 浅間隠山1756.7m山頂からのパノラマです。予想された風も弱く快適な山頂です。
12:23  山頂での記念撮影です。残念なことは期待していた浅間山をバックに記念撮影が出来なかったことです。それでも登頂できたことに皆大いに満足です。 
12:30 山頂でしばしの景色を楽しみ、写真を撮ります。
12:36 浅間隠山山頂を後にしてもときた道を下山します。

13:18
山頂を50mほど下りた稜線をはずれたところに勉強のためにとツエルトを張り、昼食をとります。持参したツエルトに5人でゆっくりとはいきませんでしたがゆっくりと食事を楽しむことが出来ました。
13:36 なんと食事を終える頃、待望の浅間山が顔を出しました。優美さと豪快さを見せてくれました。山頂からの白煙も真近かに見えます。
この後は視界も悪くなり浅間山が見えたのはこの一瞬だけでした。
13:36 皆さん大喜びでカメラを構えます。
13:38  待望の浅間山をバックに記念撮影です。
14:45
帰路はおしゃべりをしながらのんびりと下りました。登山口でアイゼンをはずし雪見ハイキングも終わりました。
帰りは真直ぐ高崎へは戻らず、軽井沢経由で戻りますが雪が深くスピードを出せません。漸く山道を抜け出し、交通量の多い軽井沢の国道18号でタイヤチェーンをはずしました。しなしながら碓氷峠の下り道は雪やびっしりあり、再びタイヤチェーンのも寒くて否なことなので慎重に曲がりくねった道を慎重に下ります。重要な国道であるのにこの曲がりくねった長い長い雪道をすれ違った車はたったの2台だけでした。漸く雪も消え、曲がりくねった道が終わって松井田の市街地に入ると日帰り温泉「峠の湯」がありました。あまりに寂しい道をきたので営業しているのか心配なほどでしたが、駐車場は一杯の車でした。
18:43 「峠の湯」は立派な施設で夜のイルミネーションも素晴らしいものでした。
長い長い回り道をして漸くたどり着いた「峠の湯」は評判通りの広々とした快適な日帰り温泉でした。女性軍は生ビールで乾杯、飲めない私はソフトクリームで乾杯です。
今回の山行は天候の心配、雪の道路アクセスの心配がありましたが、穏やかで待望の浅間山の展望も果たすことができ大満足でした。来年は何処がいいかな?
感想:福井

 浅間隠山の頂上からの360度の展望を期待して参加しました。 朝は快晴で期待していたのですが、昼過ぎには雲がかかり残念ながら遠く北アルプス・八ヶ岳などはもちろん浅間山も見る事が出来ませんでした。しかし、頂上から少し降りた所で初体験のツエルトの中で楽しく昼食を食べていたら青空が復活し、浅間山が姿を現したのです。 雄大な雪化粧の何とも綺麗な浅間山!皆で感激しました。
 浅間隠山は、この時期雪山ながら道もとても歩き易く、葉の落ちた木々に雪の華が咲きとても良い山でした。地元の方も何度も登るという山らしく四季折々行きたいと思う山でした。

感想:豊田

冬型低気圧の影響で、予報通りかなりの寒さと新雪で、先行の登山者が引き返すなか、ずんずん進み頂上に着いた時は360度の展望で感激でした。
 青空の下、ツエルトでビバークの練習しながらのお昼タイムも楽しかったです。その後白い噴煙を上げる浅間山が裾野まで見えて大満足でした。一面真っ白な雪の世界は本当に清々しい気分になれました。

感想:渡邉(美)
マイナス11度、アイゼン使用、ツエルト体験と、私には初めてのことばかり。
とても貴重な体験をさせていただきました。いっときでしたが、浅間山を見ることもできて良かったです。新雪もとても気持ちよく、脚が喜んでました。(^O^)/
感想:金子
前日にしっかりと雪が降ったようで、ふかふかの新雪あるきを楽しみました。山頂では見えなかったお隣の浅間山も途中でしっかりみることができラッキーでした。
アイゼン歩きと、ツェルトを出してビバークの練習もできてよかったです。
感想:佐藤
 大寒波の予想で群馬県のこの地域も影響があるかも知れないとの予報に実施に一思案でしたが、結果的には風も弱く、雪もたいしたこともなく良い雪見ハイキングになりました。雪の浅間山は何度か見ていますが、今回の浅間山は霧と雲と噴煙が混じりあい豪快で見応えがあり大満足でした。
 帰路の軽井沢周りの碓氷峠の下りは日暮れも早いこの時期長く感じました。皆様文句も云わず我慢されました。ありがとうございました。


 







inserted by FC2 system