滝子山・寂しょう尾根から山頂へ岩尾根を登る

 程:4月30日(土) 曇

参加者:堤(L)、松平、福井、深沢、関根、渡辺(綺)、兼子、蔦(記)

コース:笹子駅(835)→桜公園(905)→寂しょう尾根登山口(930)→第一ピーク(1200)→滝子山山頂(1620m 1230)→檜平(1310)→藤沢集落(1520)→初狩駅(1600

 駅から歩いて登れ、変化も楽しめ本格的な登山も味わえる山として山雑誌などで紹介されている滝子山。夏山のトッレーニングにちょうど良いと誘われたことがあったが実現せず、今回が私にとって初挑戦となった。
気合いが入っていたのか、予定の一本前の電車に乗ったら集合時間の30分前に笹子駅に到着。天気予報では、気温が上がり暑くなるとのことだがうすら寒い。ストレッチをしたりして身体を動かす。そうこうするうちに上りの電車に続いて下りの電車が到着。830参加者全員が揃う。総勢8名。滝子山初挑戦は私と兼子さん。リーダーの堤さんと松平さんを除いて他のメンバーは久々の滝子山だとのこと。リーダーの簡単なコースの説明を受け、いよいよ出発。今回は、寂しょう尾根を登ってピークハントすることが目的とか。下調べもせず、参加した私はまだこのとき何にも理解していなかった。

春一番 芽吹きの山を彩るつつじ

駅から国道沿いを歩く。30分ほどで、稲村神社の裏を抜け、桜公園前をとおりしばらくして車道に到着。右側に「寂惝尾根入口」と書かれた古くて判別できないような案内板が道路から分かれた登山口を指していた。930、ゆっくりと山道を登り始める。森林帯を30分ほど登ると明るい新緑の広葉樹林帯に入る。森林帯の路肩には一人静が、明るい広葉樹林帯には赤紫のみつばつつじが所々で新緑に彩りを添えて楽しませてくれていた。1時間余り、おしゃべりしながら快適に登り続け、新緑が次第に若芽になり、あかつつじが見られ始めたころ山道は急登に変わり始め、一回目の新緑の中のみつばつつじにうっとり岩尾根になっていた。
岩稜帯の登り

岩尾根は次第に狭く急峻になり2回目の岩尾根へ、そして、3回目の尾根に取り掛かる前、リーダーから注意して登るよう指示があり、初めて今回の寂しょう尾根ピークハントの目的を理解した。岩登りが初めての兼子さんはリーダーのすぐ後ろ。岩が次第に大きくなり、ぐいぐいと標高を上げていく。全く気が抜けない。一息つくとまた登り、いよいよピーク?と期待するが、目前のその奥のもう一つのピークが目指す頂上だと言われがっかり。1200の麓のオルゴールが聞こえてきた。気を取り直してまた岩を登り、第一のピークへ。ここで、別の岩尾根を登ってきた人に出会う。道を先に譲り、いよいよピークへ。1240頂上到着(やったー‼)

全神経を集中させひたすら岩尾根を登りました
頂上からは、360度の眺望が望めるはずだがあいにくの天気で秀麗富嶽十二景のひとつの富士山も南アルプス等も雲の中・・・30分休憩の後、1310初狩に向かって下山開始。よく踏み込まれた山道(女坂)を快調に下り30分ほどで檜平に到着。新緑の中緩斜面をさらに下り、初狩分岐を抜け、谷川を何度か渡り、川に沿って藤原集落に下る。街道沿いの集落の中を30分ほど歩いて初狩駅へ。1627高尾行きの車内で反省会の予定で駅前のコンビニで各々飲み物を買い乗客となった。(久々に疲れた

‼)以下、今回、初めて岩登りを体験した兼子さんの感想は・・・・   全体的に今日の山行は予想していたよりきつかっ たです。岩場のところでは、堤さんの後について、堤さんの手、足使いを見習って、「三点支持」を頭に入れてと言われながらも、最初なかなかスムーズにはいかず、そのうちに少し余裕が出てきました。「“本格的な登山してる”っていう感じですねぇ」と言ったら「こんなものはまだまだよ」と言われてしまいました。そうなのね・・・。しかも岩場は楽しいのだそうです。私はいっぱい、いっぱいなのに。でも体力的には岩登りの方が楽でした。両手も使うので力が分散するからでしょうか?                      最近、仕事がハードでストレスが溜まりに溜まっていたので、昨年の秋以来の山歩きでしたが、新緑はきみどり色で透明感があり、つつじの花が思いのほか美しく、とてもリフレッシュ出来、何とも言えず幸せな気持ちになりました。




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