3063.4m

日 程  2011年 7月22日(金)夜行 〜 24(日)

参加者  L堤 松平 関根

集 合  23日 木曽福島駅(発)8:40 バス 御嶽ロープウェイ線乗車

7月23日(土) 
    バス
\1500           ロープウェイ\1300 
木曽福島駅 ――
御岳ロープウェイ駅 ――― 飯森山頂駅(黒沢口)


  .............8:40          9:45            10:00
 ...........(女人堂)   (石室山荘) (御嶽神社奥社)

登山口 ―→ 八合目 ―→  九合目 ――→ 剣ケ峰 ―→ 二ノ池新館

・  10:10       11:25〜38       12:05〜30     14:00 〜14:15      15:30



 登山口からすぐ鳥居・石碑・神像・仏像が次々あらわれる。徒歩わずか5分で七合目行者小屋に着く。薄暗い樹林帯の登山道を登る。八合目の女人堂では白装束の巡礼者が休憩していた。森林限界まで登ると火山特有の赤茶けた斜面が広がる。いたる所に霊神碑が立ち、墓石のような石碑には○○教会と彫られている。大きな仏像などもあり、いかにも神仏混淆の山岳信仰の山という雰囲気だ。
10:27
11:47
11:57
12:16
高度が上がるにつれ歩きにくいガラガラした火山石の登山道になる。オンタデが群生していて富士山登山をしているような錯覚に・・。谷間から霧が湧きあがり景色を隠してはさ〜っと晴れわたる。見上げる彼方に絶壁にへばりついているような九合目石室山荘が見える。息を切らせ登り着いた山荘の石垣に腰をおろし昼食休憩。そこから先の長く辛かったこと! 眼下に神秘的なトルコブルーの二ノ池の湖面が見え、東には王滝山頂も見渡せる気持ちいい稜線歩きなのに、何と剣ケ峰までコースタイムの二倍以上もかかった。木曽御嶽山は信仰の山で巡礼登拝の老若男女が登っている身近な山という認識で出かけてきた。考えが甘かった。3000mの山が楽なわけがない。空気が薄い、身体が重い、歩いているつもりなのに前へ進まない! 御嶽山山上の峰々は全部登頂しようとの意気込みで来たが無理。王滝頂上は奥社を望み合掌して断念する。剣ケ峰山頂御嶽神社奥社の石段の下まではどうやって歩いたか記憶がない。

93の石段を懸命に登り山頂に着いた。記念撮影し景色も眺め、おそれおおくも神社の前で何度も大あくび、居眠り・・・。神社でパワーをいただき元気を取り戻した。 

12:44 見上げる彼方に絶壁にへばりついているような九合目石室山荘が見える
13:02
12:30
14:12 御嶽山の最高峰 剣ヶ峰での記念撮影です。
眼下に神秘的なトルコブルーの二ノ池の湖面が見え、東には王滝山頂も見渡せる気持ちいい稜線歩きなのに、何と剣ケ峰までコースタイムの二倍以上もかかった。
15:21 今日の宿のニノ池新館を目指します。
水の干上がった一ノ池を見おろしながら痩せた岩稜帯を慎重に二ノ池新館を目指した。途中の岩場で久しぶりにクモマグサに出逢い嬉しかった。小屋は参拝客のための宿であり、熱いお茶で接待してくれお風呂もあった。壁に貼ったお札の前で祈っている人達がいたり、いつもの山小屋と違った雰囲気が面白い。日がとっぷり暮れてから疲れきってたどり着く参拝者のグループがいくつもあり驚いた。明け方は気温が3度くらいまで下がると聞いていたが寒さは感じず、満員の大広間での雑魚寝も以外と快適だった。 (記 関

八合目付近の登山道で
15:27 二ノ池新館付近で


7月24日(日)

               (東側稜線コースを歩く)

小屋 → 麻利支天山 → 三ノ池 → 四ノ池 → 継子岳 → 飛騨頂上
・   6:00         7:00             8:25                         9:40〜10:00      10:40〜45
 → 八合目 → のぞき岩 → 湯の花峠 → 仙人橋 → 濁河温泉 .
          11:30          12:00          12:25〜35           13:10           13:30

4:52 小屋の前から御来光が見られた
4:56 ご来光を待つ人々の群れ
6:32
午前3時過ぎ、お経の様な声…『参拝者の朝のお勤めかな?』2階の足音で目が覚めた。昨夜は早く眠ったから良かったが、賑やかな小屋だった。小屋の前から御来光が見られた。雲は多いがまあまあの天気。
7:09 7:00魔利支天山2859mに登頂
8:29 岩稜登りになり、少し小ぶりだがピンクが濃い沢山のコマクサが、とてもかわいく咲いていた。
8:46
小屋の前から見える摩利支天へ向かった。山頂からは白山・乗鞍岳、その後ろに穂高連峰・下山先の濁河温泉まで良く見えた。残念ながら富士山は確認出来なかった。(富士山らしき山容は見えたが…) 開田山頂に戻り、三の池(山の御神水と言われている)を経て、四の池に下り、沢を渡る。この沢の落ち口が幻の大滝。音だけが聞こえていた。岩稜登りになり、少し小ぶりだがピンクが濃い沢山のコマクサが、とてもかわいく咲いていた。
9:42 継子岳2858m登頂 本日二つ目の山頂である
50分ほどで継子岳に登頂。風もあり、少し寒かったが小休止。ガスがかかり始め、展望は望めなかったが、ガスの切れ目から見え隠れする近くの山々を楽しんだ。継子岳はコマクサも多く、変化もあり、一般道より外れているので人も少なく良かった。
10:09
10:13 継子岳から飛騨頂上へ向かう稜線で母親雷鳥と3羽の子供雷鳥にあいました。
10:42 本日三つ目の山頂 飛騨頂上2811mです
四の池の西側を回り、飛騨頂上へ下る。ここには水がほとんどない五の池と山小屋があった。すっかりガスに覆われてしまった。
13:12 濁河温泉のゴールに近い仙人橋です。

整備された登山道と言われているがなかなか歩きごたえのある、標高差1,000m・約4.2Kmをひたすら下る。途中の唐松草の白い花がきれいだった。仙人のつり橋を渡るとほどなく、濁河温泉(標高1,800mの高所にある温泉)に到着。町営の野天風呂で汗を流し、ビールで乾杯。かしまし3人娘?の山行は終わりました。信仰の山で多くの人達が参拝に登ると聞いていたので、もう少し楽かな?と思っていたが甘くなかった。やっぱり3,000mは大変でした。日帰りで参拝される人が多いとか…、信じる心は強いなぁ〜、と。〔記 松平〕

バス \2260      ワイドビューしなの19   スーパーあずさ32

濁河温泉バス停 ―― 木曽福島駅 ――― 松本駅 ――――――― 新宿駅   15:20                     16:50   17:25   18:04   18:35               21:06







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