北アルプス 白馬岳〜唐松岳〜五竜岳を縦走しました

日時 201184日(夜行)〜88

参加者 L松平、渡辺()、末石、他1

コース

前夜 竹橋22:30

1日目(8/5 5:30猿倉6:15・・・白馬尻小屋・・・大雪渓8:00・・・岩室跡・・・12:10白馬頂上宿舎12:40・・・白馬山荘13:15・・・白馬岳13:35・・・白馬山荘・・・14:10白馬頂上宿舎() 

2日目(8/6 小屋4:45・・・杓子岳まき道・・・鑓ヶ岳7:00・・・天狗山荘・・・天狗ノ頭8:55・・・不帰・・・一峰10:45・・・二峰の北峰11:50・・・二峰の南峰12:10・・・三峰・・・唐松岳13:10・・・唐松岳頂上山荘13:35(泊)

3日目(8/7小屋4:35・・・大黒岳・・・白岳・・・7:20五竜山荘7:40・・・五竜岳8:45・・・9:40五竜山荘10:00・・・西遠見山11:20・・・大遠見山11:45・・・中遠見山12:30・・・小遠見山まき道・・・地蔵の頭13:55・・・アルプス平14:30〜ゴンドラ〜とおみ(入浴)--タクシー--とおみ(泊)

日目(8/8) 宿・・・とおみ〜ゴンドラ〜アルプス平高山植物園散策〜ゴンテキスト ボックス: 大雪渓にさしかかると大勢の人、人、人ドラ〜とおみ・・・宿・・・白馬五竜−バス−白馬===新宿

1日目(85日・金) 

末石 記

5時半に猿倉に到着。天気は快晴。まだ眠い。竹橋からは2台のバスで白馬に向かったが到着するとすでに大勢の人、人、人。朝食をとり準備体操をして出かける頃にはすでに人もまばら。ヘリポートが近くにあり荷を積んだヘリの行き交う音が絶えない。6:15に出発する。歩き始めると蝉の合唱あり。すぐ林道になり紫陽花の薄紫、ピンクの小花がそこかしこに咲いている。途中、ヤマブドウの実も見つける。7:00には林道も終わり山道となる。その頃には蝉、ヘリの音もなし。黄色のホトトギスを見つける。のんびり景色と花を楽しみながら大雪渓を目指す。それまであまり人を見かけなかったのに大雪渓にさしかかると大勢の人、人、人。登っている人の列、アイゼンを装着するために準備の人たちが一気に現れた感じである。大雪渓は長蛇の列。追い越すには難儀である。ペースがあわず追い越そうとするが新しい道筋をつけて進んでも大して我がパワーでは追い越せず結局同じ道筋で列に入り込むのがせいぜいであった。体力を要しても雪渓の涼しさが気持ちよくまた歩きたいコースだと思いながら登った。途中ガスってきて、そのときは寒さに耐えきれず皆で1枚を追加した。雪渓の上には大きな岩がごろごろ。トップは常に上を見て落石に注意するように何度も、警告と呼びかけを耳にした。幸い当日は何事もなく全てのパーティーが雪渓を登り切ったと思う。雪渓を過ぎてからは多種多様の花のオンパレードにシャッターを押しまくる。アルプスの夏山は春から秋の花が一気に咲き、終わり近い物から全盛の物、そして咲き始めと楽しめる。

トップを歩く私がバテ気味で20分で休憩をかけては最低30分は歩きましょう、まだ早い、もう少しがんばってと発破をかけられる。白馬頂上宿舎に荷物を置き頂上を目指すがやはりきつい。バテバテの山頂到テキスト ボックス: バテバテの山頂到着。やっと、みんなに笑顔がでる。着。やっと、みんなに笑顔がでる。夕飯までに生ビールで乾杯し労をねぎらう。夕飯はバイキングで牛タンのシチュウに若いヒットは舌鼓を打ったことと思う。焼きなすもおいしかった。山頂に近い白馬山荘は混み具合いがきつかったのではと思う。我々は布団1枚にゆったり寝られて夜行バスの疲れもあって熟睡できた。

2日目(86日・土) 

渡辺 記

 本日は、杓子岳〜鑓ヶ岳〜不帰ノ〜唐松岳までの長丁場のコースである。できるだけ小屋を早朝に出発しようと話し合い、陽の出前445に出発する。小屋の裏手の急斜面を少し登ると、すぐ白馬岳からの縦走路に出る。出たとたんに、パッと視界が明けて剱・立山連峰の山々が目のテキスト ボックス: 唐松・五竜への縦走路から白馬岳を振り返る前に一望。白馬、清水岳が右手に。左手には本日の縦走コースとなる杓子岳、鑓ヶ岳が岩肌を見せている。眠たい眼と頭がいっぺんに醒めた感じだ!

稜線最初の小ピークである丸山(2,768m)で朝日に輝く山々をしばし眺めて杓子岳に至るなだらかな稜線を歩く。さまざまなお花が咲き競う快適な稜線歩きだ。とくに今回の山行で初めて出会ったイワオオギが目につく。

先を急ぐため、杓子岳の頂上には至らず中腹のなだらかなまき道を進む。ずーと続く縦走路の先には鑓ヶ岳が、振り向くと杓子岳、白馬岳が青空に映えてとっても綺麗。小屋から2時間少々で鑓ヶ岳頂上に着く。次第にガスが出てきて頂上からの眺望は残念ながら望めなかった。天狗小屋で30分ほど休憩する。小屋から持参した朝食用の弁当を食べていると、ポツリポツリと雨が降り出し、雨具の準備をする。

本日の予定コースどおり、不帰ノ〜唐松岳を目指すか 鑓温泉分岐まで戻り下山するか話し合ったテキスト ボックス: 不帰ノキレット〜不帰ノの一峰、二峰、三峰と険しい岩稜を通過します結果予定どおり縦走することにした。天狗小屋で聞いた天気予報では2時頃から本格的な雨になるらしい。それまでに難所の不帰ノを通過したいと急いで小屋を後にする。天狗の大下りで一気に300mほどを急降下する。岩場やガレ場が続く緊張の下りだ。鎖場では足が届かず思わず冷や汗がでる場面もあった。天狗の大下りが終わると、

いよいよ不帰ノキレット〜不帰ノの一峰、二峰、三峰と険しい岩稜の林立する難所が待っている。一峰の岩場を登りきると、我々と逆コースの若者4人が下りの岩場を見下ろしてなにやら躊躇している様子だ。このような岩場では登りより下りのほうが恐怖心がわくのかもしれない。我々の計画が妥当だった証明かな!次は不帰ノで最も険しい核心部である二峰北峰にアタック。垂直に立ちはだかる岩壁が連なり、岩場の難所にはハシゴ、クサリが取り付けられてはいるものの、スリル以上の難所だ。慎重に一歩、一手づつ進みやっとクリア。こうしてスリルテキスト ボックス: 唐松山頂手前で雷鳥とご対面に満ち過ぎたコースを無事終えた。ガスに覆われ、視界が眼先だけだったのも恐怖心が和らいで幸いしたかもしれない!

 本日のコースを振り返ってみると、天狗ノ頭までは比較的なだらかな稜線を咲き誇るお花を愛でながらの歩き、対象的に天狗の大下りから不帰ノまでは急な岩場、ガレ場、立ちはだかる険しい岩峰の林立する登降の縦走路であった。唐松岳頂上に立つと、八方尾根からの登山者と合流して夏山らしい賑やかな山頂であった。しかし、眺望は0に等しく明日登る予定の五竜岳も望めず残念!早々に小屋まで直行。小屋の入口付近で本降りとなった。

3日目(87日・日)  末石 記

今日は、二人だけの予定コースだったが4人全員の参加となりリーダーがいて本当に心強かった。前日と同じ、3時45分の起床で準備を始める。朝食の弁当をそれぞれが体調に合わせて少しからほぼ完食までとる。唐松岳と五竜岳に向かう人では五竜岳の方が人は少ない。途中で、日の出を拝み穏やかな山脈を楽しみながら歩を進める。それもつかの間、昨夕の雨と露でテキスト ボックス: 最後の目標 五竜岳で記念撮影岩場、鎖場はぬれていて慎重に慎重に登り詰める。花も咲いているが同じ種類の花はカメラに納めず新規の花と景色をメーンにシャッターを押す。五竜山荘に着くと休憩している人やテント泊の人、下山の人とごった返している。ベンチで食事の小休憩をとる。小屋に大部分の荷物を置き、コースタイム1時間の頂上を目指す。小屋からはなだらかな登山道が見える。それはいつまでも続かず岩、岩の連続。小屋から先の岩場は乾いていてすべる危険はないがそれでも慎重を要する岩場の連続であった。カメラをしまいっぱなしで山頂らしきところを目指すが着いた所はまだ手前でもう少し先の山頂に気を取り直しやっと到着する。若い個人山行者が次々と現れ記念写真を撮ってもらう。五竜山荘目ざしての下山はもう登らなくていい安心感で気も楽である。小屋の荷物を引き取っての尾根歩きは両端が花畑で目を楽しませてくれたが急な下りで岩場、鎖場、ロープで一般の尾根歩きのイメージとはほど遠い。白馬とは違った花模様にカメラの出番到来。トンボと蝶、そして蝉の声と自然を満喫しながらアルプス平を目指す。アルプス平遊歩道が近くなるとゴンドラの一般客が大勢観光に来ていてごった返していた。高山植物園があり花の名前もきちんと書かれゆっくりとみたいところだったが雨模様にリーダーはどんどんゴンドラ駅を目指す。傘とカッパを出した二人と早足で少しの濡れで済んだ二人であった。どんどん大雨になってきたけど軽装の一般客はあの高台からどうやって雨をしのぎ下りたのだろうか。山は雨具が必須を感じたことでしょう。




8月5日(第1日目)
8/5 6:05
5時半に猿倉に到着。天気は快晴。まだ眠い。竹橋からは2台のバスで白馬に向かったが到着するとすでに大勢の人、人、人。朝食をとり準備体操をして出かける頃にはすでに人もまばら。ヘリポートが近くにあり荷を積んだヘリの行き交う音が絶えない。6:15に出発する。
8:02
歩き始めると蝉の合唱あり。すぐ林道になり紫陽花の薄紫、ピンクの小花がそこかしこに咲いている。途中、ヤマブドウの実も見つける。7:00には林道も終わり山道となる。その頃には蝉、ヘリの音もなし。黄色のホトトギスを見つける。のんびり景色と花を楽しみながら大雪渓を目指す。それまであまり人を見かけなかったのに大雪渓にさしかかると大勢の人、人、人。登っている人の列、アイゼンを装着するために準備の人たちが一気に現れた感じである。大雪渓は長蛇の列。追い越すには難儀である。ペースがあわず追い越そうとするが新しい道筋をつけて進んでも大して我がパワーでは追い越せず結局同じ道筋で列に入り込むのがせいぜいであった。
10:32
体力を要しても雪渓の涼しさが気持ちよくまた歩きたいコースだと思いながら登った。途中ガスってきて、そのときは寒さに耐えきれず皆で1枚を追加した。雪渓の上には大きな岩がごろごろ。トップは常に上を見て落石に注意するように何度も、警告と呼びかけを耳にした。幸い当日は何事もなく全てのパーティーが雪渓を登り切ったと思う。
10:58
雪渓を過ぎてからは多種多様の花のオンパレードにシャッターを押しまくる。アルプスの夏山は春から秋の花が一気に咲き、終わり近い物から全盛の物、そして咲き始めと楽しめる。


12:08
トップを歩く私がバテ気味で20分で休憩をかけては最低30分は歩きましょう、まだ早い、もう少しがんばってと発破をかけられる。白馬頂上宿舎に荷物を置き頂上を目指すがやはりきつい。バテバテの山頂到着。やっと、みんなに笑顔がでる。
13:03
13:38 待望の白馬岳山頂です
山小屋で夕飯までに生ビールで乾杯し労をねぎらう。夕飯はバイキングで牛タンのシチュウに若いヒットは舌鼓を打ったことと思う。焼きなすもおいしかった。山頂に近い白馬山荘は混み具合いがきつかったのではと思う。我々は布団1枚にゆったり寝られて夜行バスの疲れもあって熟睡できた
8月6日(第2日目)
8/6 5:00
5:00
6:02
本日は、杓子岳〜鑓ヶ岳〜不帰ノ〜唐松岳までの長丁場のコースである。できるだけ小屋を早朝に出発しようと話し合い、陽の出前445に出発する。小屋の裏手の急斜面を少し登ると、すぐ白馬岳からの縦走路に出る。出たとたんに、パッと視界が明けて剱・立山連峰の山々が目の前に一望。白馬、清水岳が右手に。左手には本日の縦走コースとなる杓子岳、鑓ヶ岳が岩肌を見せている。眠たい眼と頭がいっぺんに醒めた感じだ!

6:24  杓子岳は登らず山腹を巻きました。
先を急ぐため、杓子岳の頂上には至らず中腹のなだらかなまき道を進む。ずーと続く縦走路の先には鑓ヶ岳が、振り向くと杓子岳、白馬岳が青空に映えてとっても綺麗。
6:42  平坦な感じの白馬鑓ヶ岳です。
小屋から2時間少々で鑓ヶ岳頂上に着く。次第にガスが出てきて頂上からの眺望は残念ながら望めなかった。天狗小屋で30分ほど休憩する。小屋から持参した朝食用の弁当を食べていると、ポツリポツリと雨が降り出し、雨具の準備をする。
6:51 白馬鑓ヶ岳への銃走路から振り返る白馬岳の雄姿です。
7:19
本日の予定コースどおり、不帰ノ〜唐松岳を目指すか 鑓温泉分岐まで戻り下山するか話し合った結果予定どおり縦走することにした。天狗小屋で聞いた天気予報では2時頃から本格的な雨になるらしい。それまでに難所の不帰ノを通過したいと急いで小屋を後にする。天狗の大下りで一気に300mほどを急降下する。岩場やガレ場が続く緊張の下りだ。鎖場では足が届かず思わず冷や汗がでる場面もあった。天狗の大下りが終わると、いよいよ不帰ノキレット〜不帰ノの一峰、二峰、三峰と険しい岩稜の林立する難所が待っている。
10:08
いよいよ
不帰ノキレット〜不帰ノの一峰、二峰、三峰と険しい岩稜の林立する難所が待っている。
11:09
11:21
11:51 一峰の岩場を登りきると、我々と逆コースの若者4人が下りの岩場を見下ろしてなにやら躊躇している様子だ。このような岩場では登りより下りのほうが恐怖心がわくのかもしれない。我々の計画が妥当だった証明かな!次は不帰ノで最も険しい核心部である二峰北峰にアタック。垂直に立ちはだかる岩壁が連なり、岩場の難所にはハシゴ、クサリが取り付けられてはいるものの、スリル以上の難所だ
12:47 不帰の険の難所を終え、ほっと一息の休憩です。

慎重に一歩、一手づつ進みやっとクリア。こうしてスリルに満ち過ぎたコースを無事終えた。ガスに覆われ、視界が眼先だけだったのも恐怖心が和らいで幸いしたかもしれない!

13:03
ガスの中 唐松岳山頂手前で雷鳥に会いました。単独の雄鳥でしょうか。
13:11 唐松岳頂上に立つと、八方尾根からの登山者と合流して夏山らしい賑やかな山頂であった
18:07 唐松小屋の窓から剱岳の鋭い峰々が望めました。
本日のコースを振り返ってみると、天狗ノ頭までは比較的なだらかな稜線を咲き誇るお花を愛でながらの歩き、対象的に天狗の大下りから不帰ノまでは急な岩場、ガレ場、立ちはだかる険しい岩峰の林立する登降の縦走路であった。唐松岳頂上に立つと、八方尾根からの登山者と合流して夏山らしい賑やかな山頂であった。しかし、眺望は0に等しく明日登る予定の五竜岳も望めず残念!早々に小屋まで直行。小屋の入口付近で本降りとなった。
8月7日(第3日目)
今日は、二人だけの予定コースだったが4人全員の参加となりリーダーがいて本当に心強かった。前日と同じ、3時45分の起床で準備を始める。朝食の弁当をそれぞれが体調に合わせて少しからほぼ完食までとる。
8/7 4:55
唐松岳と五竜岳に向かう人では五竜岳の方が人は少ない。途中で、日の出を拝み穏やかな山脈を楽しみながら歩を進める。それもつかの間、昨夕の雨と露で岩場、鎖場はぬれていて慎重に慎重に登り詰める。
5:42
6:09 五竜岳の雄姿が朝日に輝いています。
7:11 遠見尾根の分岐です。ここから五竜岳を往復し遠見尾根を下ります。
7:37
花も咲いているが同じ種類の花はカメラに納めず新規の花と景色をメーンにシャッターを押す。五竜山荘に着くと休憩している人やテント泊の人、下山の人とごった返している。ベンチで食事の小休憩をとる。小屋に大部分の荷物を置き、コースタイム1時間の頂上を目指す。
7:44 小屋からはなだらかな登山道が見える。それはいつまでも続かず岩、岩の連続。小屋から先の岩場は乾いていてすべる危険はないがそれでも慎重を要する岩場の連続であった。カメラをしまいっぱなしで山頂らしきところを目指すが着いた所はまだ手前でもう少し先の山頂に気を取り直しやっと到着する。
8:47  ついに最後の目標五竜岳山頂です。
若い個人山行者が次々と現れ記念写真を撮ってもらう。五竜山荘目ざしての下山はもう登らなくていい安心感で気も楽である。
9:19
10:00 小屋の荷物を引き取っての尾根歩きは両端が花畑で目を楽しませてくれた
小屋の荷物を引き取っての尾根歩きは両端が花畑で目を楽しませてくれたが急な下りで岩場、鎖場、ロープで一般の尾根歩きのイメージとはほど遠い。
11:20
11:46  長い長い遠見尾根をただただひたすら下りました。
14:04 ゴール真近のアルプス平遊歩道はお花が一杯です。ゴンドラは近い。
白馬とは違った花模様にカメラの出番到来。トンボと蝶、そして蝉の声と自然を満喫しながらアルプス平を目指す。アルプス平遊歩道が近くなるとゴンドラの一般客が大勢観光に来ていてごった返していた。高山植物園があり花の名前もきちんと書かれゆっくりとみたいところだったが雨模様にリーダーはどんどんゴンドラ駅を目指す。傘とカッパを出した二人と早足で少しの濡れで済んだ二人であった。どんどん大雨になってきたけど軽装の一般客はあの高台からどうやって雨をしのぎ下りたのだろうか。山は雨具が必須を感じたことでしょう。



inserted by FC2 system