奥多摩 シダクラ沢

日程    :2011814日(日)

メンバー  :蓬生(L)、佐藤、田口、丸山、金子(記)

コースタイム: 新宿発7:46─(ホリディ快速)─9:18奥多摩駅9:28(バス)9:42惣岳下車──奥多摩むかし道・つり橋──10:00シダクラ沢入口(入渓準備)10:20──11:40 6mの滝──12:15大岩──12:50二俣──13:05沢終了・尾根に取付く──(自然林の急登)──13:58尾根1128m地点──14:40サス沢山──14:40奥多摩湖畔16:19──(バス)──16:35奥多摩駅(打ち上げ)

  今回沢登りに初挑戦することになり、まずは必要な道具をそろえるところから始まりました。ハーネスやカラビナはお借りすることにして、ヘルメット・沢用の靴などは自分用を揃えなくてはいけません。まずヘルメットはなるべく軽くてかわいい色がいいな・・・と思ったら、どれも男っぽい感じ。山ガール向け装備もまだここまでは進出していないようです。今後に期待。シューズは靴タイプかゴムのブーツタイプか迷ったのですが、大昔に主人に連れられて、ウェーダーで道志川に釣りに行っていた時、岩がとてもつるつるして恐かったのが記憶にあり、すこしでもすべりにくそうな、中で指のところが割れているタイプのゴムブーツ(いわゆる渓流タビ)にしてみました。結果としてはゴムブーツでも問題なく歩けましたのでよかったです。 バスを降りて10分ほど奥多摩むかしみちを下って支度をした後、入渓ポイントに入ると最初にいきなり大きな滝。頭からずぶぬれになるけど、どうする?としばし考えましたが、ルート図に右から巻くと書いてあり、素直にそのとおりにすることになりました。「一歩ずつ、慎重に歩く」「大股で歩かない」「浅く見えても思ったより深いから気を付ける」「水をかぶると焦るから、ミスをしやすい」など教えて頂きながら、緊張して歩きます。少しなれてきたところで、ちょっとした滝壺状のところに足をいれると、ドボンと胸までつかり、「冷たい冷たい(あわてる)。」

となりました。これで私はびしょぬれ。気をひきしめ、その後もリーダーの歩いた後をよく見てついて行きます。しかし、もともと手足の長さが全然違うので全く同じに動けるはずもなく、自分向けの足の置き場をさがしつつ、慎重に慎重に進みました。

 気持ちいいシャワーをあびながらいくつも中滝・小滝をこえていくと、どんどん急登になってきて、じきに家くらいの大きさの大岩が見えてきました。このあたりから沢が小さくなり水流も減っていきます。最後は沢が伏流になって涸れてしまいました。

 さて涼しくてさわやかなのはここまで。草はあまりないものの、すごい斜面を登山道まで登らなければいけません。ひとしきり登って大汗がヘルメットからぽたぽた落ちる中、「あとどれ位登る?」「登山道まで200m」の会話。「ひえーそんなに。もうひたすら一歩ずつ歩くしかない」と思いました。と、ここで、最近身軽になったリーダーについていこうとするから辛いんだということにやっと気付いて、息が上がらない程度にゆっくり歩くと少し楽になりました。それでも最後はずぶぬれでゾンビのような歩きようでしたが。登山道の下り道は途中変わったキノコを多数見つけて大喜びです。秋の気配が少し出てきているようです。そして奥多摩駅でビールを飲んでの反省会もわすれませんでした。

 皆様サポートありがとうございました。簡単なところから、徐々にステップアップできたらいいなと思います。また宜しくお願いします。




        シダクラ沢写真館

9:51 JR奥多摩駅からバスで十数分で惣岳バス停で下車、林の中を下り、民家の点在する
むかし道を数分上流へ向かって歩き、釣橋を渡ってシダクラ沢入り口に着きます。
10:18 シダクラ沢入り口で入渓準備です。久しぶりの私(佐藤)はハーネスのつけ方で苦戦、先が思いやられます。
こんな小滝が連続します。
11:18 シダクラ沢最大の6mの滝です。
11:36 沢は涼しく夏は沢登りに限ります。
12:02 2時間ほど歩いて昼食です。
12:15 通過地点目標の大岩があらわれます。
大岩を過ぎると沢も明るくなり、苔むした岩が良い感じになります。
12:31 快調に沢を登る皆さん。沢登初挑戦の金子さんもバランス良く、最初とは思えません。
12:48 沢がだんだん細くなり、そろそろ沢から離れ尾根に取り付く予感がしました。
13:23 沢から離れる時は急登でしたが、尾根に取り付くと樹林の間は比較的歩きやすいです。
でもなかなか登りが厳しくて先頭を行く快調な蓬生さんについて行くのがたいへんでした。
たった50分の尾根の登りですたが大汗をかきました。
14:09 標高1128m地点 御前山からくる広い道幅の登山道に出会い。登山靴に履き替えたり、沢装備をはずしたりしました。
あとは登山道を1時間半 奥多摩湖畔を目指して一直線に下りますが、途中可愛らしいタマゴタケに出会い感激です。
最初はインターネット図鑑で調べて分からなかったのですが、例会で物知りのかたがタマゴタケであると教えられました。
食用になりとても美味しく食べられるとのことですが、分かって採って持ちかえららなくて良かったと思います。
この可愛らしくて美しい姿を他の登山者にも見てもらえばと思います。
幼茸の生まれたばかりのタマゴタケです。 少し成長するとこの位。とても可愛くて美しい茸です。
どうですか、この仲良しキノコの姿は如何でしょうか。
15:24 奥に生まれたてのタマゴタケです。手前は大きくなったタマゴタケです。

15:39 奥多摩湖に到着し沢登は終了です。
私(佐藤)は3月の雪山山行以来の参加で、自分の体力とバランステストの参加で、及第点まで今一歩の感じです。金子さんは沢登り初挑戦とは思えない安定度でした。これからが楽しみです。


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