お彼岸の三連休の最終日、ちょっと雲行きが怪しい。当初の計画の登山口、矢立石までの林道は、先の台風の影響で通行止め。前日の夕方に、リーダーは、アチコチ問い合わせ、旧道から登るコースを捜してくれた。長坂駅で、タクシー相乗り希望のオールド山ボーイ1名を同乗して、甲斐駒が岳、黒戸尾根登山口まで行く。途中、車窓から甲斐駒ケ岳の雄姿が見えた。今日唯一見えた瞬間だった。 |
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11:56 |
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ここから矢立石までは、最近歩く人が少ないとの事だが、道標も有り、膝に優しい歩き易い道だ。錦滝からの急斜面を登りに取る予定で、尾白川林道を進もうとしていたら、10歳ぐらいの少年が追いかけてきて、“おばさん、そっちの道は壊れている。危ない!!”と教えてくれた。可愛い子のアドバイスは直ぐ聞く。ハイキングコースへ予定変更。広葉樹林帯の歩き易い道。十分の一ずつの標識が,なかなか出てこない。 |
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12:05 |
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単調な登りにうんざりしていたら、突然前が無くなった。上下も分かたぬ、乳白色に包まれ、足元の白砂の感触に海に出たかと一瞬勘違いするほどだ。ボーっとしていたら、やがて霧が少し薄くなり、花崗岩の奇岩が、うっすらと現れた。これが日向山の山頂 |
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12:37 花崗岩の白砂は美しい。残念ながら期待した豪壮な甲斐駒ケ岳は見えません。 |
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12:42 |
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。ガンガ原と言う白い塔柱状に侵食された花崗岩と砂の斜面が続く。写真では、空の青と素晴らしいコントラストを成して私の憧れであったのだが、今は霧の中に見え隠れする、妖怪のようで、これはこれで印象深い。残念ながら抜群の眺望が今日は無い。 |
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13:19 |
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昼ごはんを食べていたら、先着の親子ずれが、錦滝方向に下山している。彼らが戻ってこなければ、私達も行こうと協議。初めは、白砂の蟻地獄のような急な下りを行く。片足づつズー、ズーと快適に滑り降りる。砂のブレーキが程よく利いて、これがなかなか楽しい。その後は木や石に掴り、慎重に急斜面を降りる。間もなく滝の水音が聞こえて来る |
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13:26 錦滝の滝壺に向かって慎重に下ります。 |
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13:44 錦滝は、幅広の美しい滝だ。 |
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林道の崩壊地も難なく越えて無事タクシーの待つ駐車場に時間どうりに着いた。帰りの電車の中で、前の席に倉岳山で登山道から20mも転落したと言う傷だらけの男性が座った。仲間が、救助してくれたそうだ。途中下車して病院へ行った。けが人や病人を目にする事が多くなった。
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