奥多摩 タワ尾根周遊
期 日:2011.10.24
参加者:L細谷、川田、渡邉(美)、佐藤
 コースタイム:
東京発5:40─(中央高速)日の出IC─7:50日原鍾乳洞(出発準備)8:10─小川谷林道─8:30取付き地点(モノレールと一緒)─9:12上段歩道入口─10:44鍋のある尾根─11:05鳥井沢左俣─11:12ピッケルのある尾根─小屋跡─11:43四間小屋尾根─12:05標高1388m地点昼食12:30─(標高1400付近のブナ林を散策)─13:20ウトウの頭03:40─14:17篤坂ノ丸─14:52人形山─16:12林道へ下り立つ─16:20日原鍾乳洞前駐車場へ到着  帰路 あきるの市の回転寿司で打ち上げ  21:30帰京
 
 紅葉の鳥海山山行は天候悪く2年連続の中止となってしまいました。鳥海山麓の美しいブナ林と渓谷の紅葉はまたしてもおわずけです。なんとか美しいブナ林を見ようと奥多摩の日原からタワ尾根を訪ねることにしました。
リーダーはこの付近の大ファンの細谷さんが務めました。
まずはマニアしか知らない日原鍾乳洞から上段歩道を辿り、四間小屋尾根からウトウの頭に上り、タワ尾根を下るルートにしました。



 東京を車で早朝に出発、平日なので高速道路も混むことなく順調に日原鍾乳洞の前に到着します。


 
 8:11 日原鍾乳洞近くの大岸壁です。さすがにこの岸壁の近くでは精度の上がったGPSも狂うようです。
 鍾乳洞前で出発準備をし、小川谷林道を三重のゲートを通って取付き地点に向かいますが、今年の相次ぐ台風で林道は荒れ気味で閑散とした風情です。
 
 8:18 巨大な梵天岩です。風化して数百年後には崩れ落ちる感じです。
 
 8:31 
 小川谷林道を15分ほど歩くと下山予定の階段を横目に歩き、さらに10分ほどで取付き地点です。
作業用のモノレールを跨いで登山道に取り付きます。
 
 8:57
 暫くはモノレールをくぐったり跨いだりの道が続き、上段歩道入口付近でモノレールと分かれます。

 
 9:44
 上段歩道は古くから整備されていたようで苔むした石垣がそれを物語ります。これからは素晴らしい自然林が目を楽しませてくれました。上段歩道は標高850mから標高1200mの四間小屋尾根まで緩やかな登りで快適な散歩道です。
 
 9:48 素晴らしい美林が次々あらわれました。
 
 10:32
 何年か前は橋が崩落してザイルで谷まで下ったとのことですが、今は道が整備されています
 
 10:42 篤坂ノ丸から派生した尾根を乗越す場所にあるマニアに有名な穴の開いた鍋です。
 
 10:58 霧の中の美林をのんびり歩きます。
 
 11:05 鳥井沢左俣の苔むした雰囲気の良い沢です。
 
 11:12 鳥井沢左俣から右俣へ乗越す尾根上にあるこれまた有名なピッケルが突き刺さっています。
 
 11:29 四間小屋尾根手前に廃屋があります。四間小屋の由来の廃屋ではないでしょうけど?
 
 12:13 四間小屋尾根 1386m地点で昼食にします。
 
 12:43 食後はブナ林を散策します。
 
 12:49 ガスの中、幽玄の世界が広がります。
 
 12:55
 
 13:19
四間小屋尾根の散歩を終え、ウトウの頭へと向かいます。山頂のマニアに有名なウトウの彫り物です。
 
 13:29 ウトウの頭での記念撮影です。
 
 13:57 山頂付近にある岩場を慎重に下るとこれから篤坂ノ丸、金袋山への稜線も
      美しい美林が広がり落ち葉で薄い登山道は隠れています。
 
 14:05
 
 14:15 落ち葉を踏みしめ、自然林を満喫しながら下ります。行く道は落ち葉に覆われトレースがありません。
 
 14:16 篤坂ノ丸の山頂はプレートがなければ山頂とは気が付かないほど平坦なブナ林のなかにあります。
 
 14:39 篤坂ノ丸山頂付近から例のモノレールが現れました。
 
 14:51 人形山を過ぎ、秋の日没は早く夕闇が迫ってきました。道は分からず所々の赤布がたよりで道を下ります。
 
 15:48 人形山から南を目指してどんどん下り、最後に目標にしていら「金袋山のミズナラ」に会えるルートを
はずしていました。地図を見ながら慎重に下りましたが、ほんの2〜300メートル右に下りる尾根を通り過ぎただけで
会えませんでした。
 
 16:14 ゴールの目標点には下りついたものの、途中で現在地が判らなくなるなどなかなか読図の難しい
下りでした。夕闇の迫る日原鍾乳洞に着きました。心に残る静かなタワ尾根を十分に堪能することができました。
 
 

日のGPS軌跡図です

日原鍾乳洞付近のGPS軌跡は大岸壁に阻まれ、正常値を示せませんでした。沢筋や深い樹林帯でもかなりの精度でした。

 


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