多摩川べり野草摘みハイク GW暇つぶし企画

201105.04(みどりの日)

参加:荒木俊美(講師)、林L、末石・末石、毛塚・末石・末石(ゲスト)、(記録・林)

行程:多摩川線多摩川駅10:00am集合 多摩川台公園→多摩川河川敷→昼食→多摩川河川敷→多摩川大橋 解散 2:00pm

多摩川は面白いよ〜ってかねがね荒木さんに聞いていたので、東日本大震災のために出足がしぶりがちのGWに案内してもらうことにした。すべて荒木さんにお任せというのが条件で引き受けてもらう。荒木さんは山に加えて動植物、とくにどう利用できるかという観点からの知識が半端じゃない。たんに知識というだけではなくて、ちゃんと実行するところがエライのだ。「さんかくてん」でも何度か講師として山行に招待したことがあるのでお馴染みのかたも多いとおもう。多摩川駅構内から多摩川台公園をぬけて歩く。公園の中もいろいろな樹木や植物がある。楢の木の枯れ枝に春生えるキノコのような瘤(食べられる)などは初耳。ウバユリやシオデ、クサギなどいちいち指さして教えてもらう。公園は古墳の裾を縫うように歩いてめぐるので、興味あるかたは一度散歩に行かれるとよい。適当なところで河川敷に降りて歩く。少し盛りは過ぎたがまだまだ花盛りのムラサキ花ダイコンが土手を覆っている。なかに交じってカラスノエンドウ、ハマウツボ(ウツボグサに似ている)カラスムギなど。花ダイコンについては1月ごろダイコンの部分を掘って沢庵にしたり、切り干し大根を作ったこともあるそうだ。カラスムギは小麦粉にできる。荒木さんは花ダイコンで作った切り干し大根とカラムシから作った丈夫な紐を見せてくれた。しばらく歩いてやっと本日のお目当てのヨメナ(嫁菜)が生えているところにきた。茎の赤いのが目印。持参の袋がふくらむ位摘む。しばらく歩いて、次の目的のノビル掘りに挑戦。ノビルは地中深くに玉があるので、スコップで慎重に掘り上げる。ここのノビルはブッシュの中から葉を出しているのを探すのでコツがわかるまで時間がかかったが、なんとか収穫できた。昼食は水辺に近いところで摂った。渡し船が往復している場所に近い。映画「無能の人」はこのあたりで撮ったのだろうか。昼食のあとは川に沿って下る。途中、鬼ぐるみの木や桑の実がびっしりついた桑の木のそばを通った。あと一週間か十日すれば紫に熟れた桑の実がとれるだろう。また実桜の木もあった。まだ小さいが少し赤らんだサクランボがなっていた。

311日の大震災、そして福島第一原発の事故と心ふさぐ出来事ばかりだったが、どこまで)も広がる空と緑の大地にふれて、なにが本当なのか分からなくなってしまうくらいの気持ちのいい一日だった。(林記

多摩川台公園の池
花大根の蕾は辛みあり


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