思わぬ残雪に苦戦しました 
 富士山麓の山        杓 子 山(鹿留山への縦走は断念)
期日:2011+3.18
参加者:L佐藤、上野
 コースタイム
東京池上発4:20━(中央道・都留IC)━東桂の鹿留川上流へ━6:20大沢川林道脇駐車(出発準備)6:33─7:01林道を離れ尾根取付き地点━7;21標高
852m地点━標高920m付近アイゼン着用━10:031292mピーク─これより峻険な稜線歩き━11:40 1410mピーク─12:00再び峻険な稜線━12:38尾根との合流点━12:55杓子山(山頂で昼食と大休憩)14:02─14:22大権首峠(ハングライダー基地)━林道歩き(途中アイゼンを外す)━15:13林道ゲート━不動の湯15:42=タクシー乗車=16:15大沢川駐車地点到着=(中央道・都留ICから帰京 途中談合坂SAで夕食)=20:00頃帰京

 
 3月初めの会津の雪山山行では身体がなまってしまうとのことで上野さんの仕事の都合と天気を見て、金曜日に日帰り雪見山行を計画しました。
杓子山からの雄大な富士、鹿留山の原生林そして鹿留山の下りは適当な尾根を下る地図読み山行を狙ってでの山行です。ある程度の雪ならそれまた結構との気分です。但し時間だけは余裕を持とうと東京を4時ころ出発としました。勿論アイゼンは必携、稜線は凍結すると手ごわいとの情報もあり30m30mのロープも持参することにしました。

 


 
 
 6:28 東京を4:00過ぎに出発し、カーナビを確認して下山予定地点の林道脇に車を止め、ストレッチをして
出発です。標高580mのこの地点でこれだけの雪です。1月〜2月の中旬までは雪が少なかったのですが、3月に
入ってかなり降ったようです。
 
 8:53 倉見山〜杓子山の間の1292mピークは所々傾斜が厳しいとこもありますが、
静かな自然林の気持ちの良い尾根です。岩場もなく夏道があっても良いような尾根です。
勿論 赤布やテープのような目印は全くありません。前のトレースは鹿の足跡でしょう。
 
 8:54 30cm位の大きな丸い足跡が点々とあります。熊の足跡でしょう。冬眠はどうしたのでしょう。
 
 10:16 10時に1292mの丸く穏やかなピークに着きましたが、その先の岩稜帯は曲者でした。特に左手斜面は
 
 10:39 1292mのピークで一旦下るとナイフリッジの急登があり、細い灌木や
僅かな足がかりで登ります。写真ではよく分かりませんが
 
 12:00 標高1410m点のノッペラピークを通過するとまたまたナイフリッジの急登が待っていました。
ここは慎重に一歩一歩通過しました。本来ならロープを出しても良いかなの感覚です。上野さんは日頃から
鍛えている筋力で雪の上を這い上がります。お見事。真西からきている稜線と合流し、山容も穏やかになり
頂上も近いのですがまずはホット一息の休憩をしました。
こんどは雪が緩んでアイゼンの間に挟まり、高歯の下駄のようになり、こんどはピッケルで靴の雪を落としつつの
歩行でこれまた動きが鈍くなりました。
 
 12:48 山頂には誰もいません。登山者はいたようで足跡が乱れてついています。鹿留山にも一筋のトレースがあります。
計画の予定時間は11:30頃を予定していたので大幅な遅れです。
 
 12:53 山頂で富士をバックに記念撮影です。春霞で写真はうまく撮れません。
これから鹿留山まで1時間、ルートは問題ないのですが雪が団子状態では1時間半はかかるでしょう。
それから地図読みをしながら下るのは日が長くなったとはいえ困難なため、南の一般ルートを下ることに
します。暖かいので山頂でお茶を沸かしながら1時間以上もおしゃべり談義でした。
 
 14:00 山頂の鐘をならしていよいよ下ります。
 
 14:02 北側からのルートは膝までの雪だったのに南斜面はドロドロの泥斜面でアイゼン着用で大助かり
でした。
 
 14:22 20分も下ると大権首峠のハングライダーの基地があります。ハングライダーや人は作業用モノレール
を使用しているようで、林道は使っていません。
 
 14:27 これからまた雪の上を林道を歩きます。
 
 14:58 間伐材を利用した堰堤が何か所かあります。
 
 15:07 林道ゲートで富士急タクシーに連絡、近くの不動の湯まで迎えに来てもらうことにする。
タクシードライバーの話では不動の湯はアトピー皮膚炎に聞くとかでテレビに紹介され一時は車
が大渋滞とのことであった。不動の湯(大明見地区)から時計方向に大回りして元の駐車地点まで約40分
タクシー代は5000円也であった。この地区の山はこの時期雪があったりなかったり、反省では事前の調査
の必要性を感じましたが、まずは良い足慣らしができました。
静寂あふれる鹿留山から地図読み山行はまたの宿題で楽しみは後に残しておくことにしました。
真面目に山の勉強とトレーニングをきちんとされる上野さんには見習うことが多そうです。これからも
宜しくお願いします。
 



 

 




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