アカヤシオをたずねて

両 神 山 へ

参加者・・・深沢(L)、堤、芳賀、松尾、上原(記録)

日 程・・・5月19日(土)

 会報の山行計画一覧を眺めていたら、かなり早い時期から「両神山」とだけ予定に書かれていて、気になっていた。計画者は深沢さん。ガイドを見ると健脚向きとあり、日帰りより一泊が好ましいとある。が、中腹の清滝小屋は現在は非難小屋程度の運用という。行路を検討し堤さんにも下見登山に出掛けて頂き、ガイドブックによくある一般的なコースではなく、山の所有者:山中豊彦さん(通称トヨちゃん)の白井より入山する。

 西武池袋線6:29発で8:11に西武秩父に着。予約していたタクシーで白井

差口へ向かう。タクシーの運転手さんはトヨちゃんのご友人で、本日は往路・復路ともにお世話になり、運転中、地元話がつきない。 

白井からの入山は1日あたり制限あり上限30人とのこと。また入山時に環境整備料金として一人1000円を支払う。トヨちゃんも運転手さんと同様話好きで気さくな人だった。

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標高830mのトヨちゃん宅前の作業道より9:32にスタートし、しばらくの間、川沿いの道を歩く。水の流れる音がたまらなく心地良い気分。天気快晴で、気温も程 よく、新緑も目に鮮やかにうつり、時折すり抜ける風がまた何とも言えず爽やかで、本当に歩いていて楽しい気分でいっぱいになった。名の知らぬ何種類かの鳥の声、虫の声、花もたくさん。物知りの先輩方にいつもいろいろ教えていただく。その名前を次々記録しておこうと、写真をとったり、携帯電話のメモ画面に入力したり、地図に印を付けたりで、のんびり気分の登山もなかなか忙しい。

 この鳥の声はジュウイチよ、これはリンドウに似た花ね、これはね、羅生門かずら、毒のあるハシリドコロ、もう時期が終りかな?ヒトリシズカ、・・・あれこれ楽しむ。途中行き交う登山者の数を数えると、入山制限の30人を超えていると思う。

 ゆっくりゆっくり歩いてきたけれど、途中ブナ平のあたりで小休憩をとる。休むてある。木に腰をおろして見渡す周辺の新緑が本当に心地良い。再び登りはじめると、ヒラヒラ花弁が舞ってくる。ヤマザクラ?五月に入ってもまだ山には桜が残っていた。また、山頂に近づくと、アカヤシオが素晴らしかった。ガイドブックや地図に、書き込まれている通り。赤ピンクの花が満開だ!そして山頂までのクサリ場を登りつめると、標高1723mの百名山「両神山」の山頂に登頂、12:29。

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狭い山頂は人ごみでなかなか動きがとれない。360度の展望が素晴らしく、富士山、北アルプスの山々、などゆっくり絶景をたのしみたいのだが、混みこみでみんな右往左往で、記念の集合写真を撮るのが精一杯。12:52には山頂の人ごみを避け分岐に戻り昼食にする。と、話好きの山の所有者トヨちゃんに合流。見廻り登山か?つい最近、近隣の雲取山で起きた遭難の話などをしてくれた。

 のんびり気分の登りとはうって変わり下山は早い。13:25に分岐より歩き出し15:10には下山。トヨちゃん宅に到着し下山の報告をして借りた地図をお返しする。迎えのタクシーが到着するまでトヨちゃんの奥さんが入れてくれたお茶を頂いて待つ。帰りの駅までの路上では、鹿を見つける。両神は新緑とアカヤシオもいいけれど、秋の紅葉の時季もいいからね〜、とすすめられる。

 西武秩父駅で運転手さんにすすめられた名物「シャクシナ漬」をお土産に買い、帰りの車内では個々すきな飲み物で反省会。心地よい疲れが何とも言えない。

 有難うございました。皆様、お疲れさま〜。

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