佐渡汽船主催・花の百名山 ドンデン~金剛山縦走と石花からアオネバ渓谷 日 時:2012年5月22日(火)~23日(水) 参加者:L松平、蔦(他今回の参加者20名と主催者案内人2名)
今回の参加者は22名、全員が関東圏からの参加とのこと。車中で、企画・案内人である 佐渡汽船の田中さん、藤井さんの自己紹介とコースの説明がある。いずれも佐渡の山を知りつくし楽しそうにこれから登る山について矢継ぎ早に話す。
神様の意味があるとのこと?相変わらず風が強く、残雪が目に着くようになる。尾根歩きのアップダウンが続き次第に残雪が多くなる。風を避けるように杉林に入るが、雪と風で根元から曲がった杉の根や雪を被った灌木が山道に横たわっていて歩きにくい。雪解けの稜線にはカタクリ、キクザイチゲ、オオスミソウ(雪割り草)が競うように咲いていた。雪の藪こぎをしながら足元に気を配り花々をカメラに収める。 灌木の中の小さな陽だまりで早めの昼食となるが休む場所もないので早々に切り上げて雪畑山に向かう。雪の灌木の斜面をいっきに登ると雪畑山(1002.9m)に到着。両津港が眼下に広がる。休むことなくすぐ折り返し目前の金剛山を目指して下る。1時間ほどで雪畑山・金剛山分岐に着く。
急登を登ると金剛山の頂上だ。風は相変わらず強い。頂上は狭いながら朱塗りの大きな鳥居が建ち、社があった。四方日本海が望まれる。写真を撮り合っていたら今日初めての登山者に会う。悪路のため時間が予定をかなりオーバーしていたため早々に下る。下りも急な斜面で残雪が多く、倒木もあり歩きにくい。下るに従い、カタクリの他エンレイソウ、オオイワカガミ、ヒトリシズカ、サンヨウカなどが路肩や灌木の下などあちらこち
地の山・海の食物がふんだんに使われた夕食は美味で大満足。各々のテーブルで山談議に花が咲いていた。 23日(水) 二つ亀ビューホテル8:00 ⇒ 石花登山口(374m)9:00⇒平城畑⇒ ジャバミ(740.7m)⇒カレー清水12:00⇒石花越分岐13:00⇒マトネ13:30 アオネバ十字路15:30⇒アオネバ登山口(296m)16:50⇒両津港発(17:30)→ジェットフォイル)→ 新潟港着18:40 快晴。8:00ホテルを発つ。本日は外海府石花登山口がスタート。ちなみに二つ亀の岬はあと1カ月くらいでカンゾウの花で埋め尽くされるとのこと。 9:00石花登山口から上り始める。今日のリーダーは藤井さん。ゆっくりと上る。緩斜面の山道はよく踏み込まれ、昨日とは一変歩きやすい。稜線一面にイチリン草、ニリン草、エンレイソウ、いわかがみ、稚児ユリ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ等で埋め尽くされ、可憐な雪割り草の群生がときどき現れ参加者の感嘆の声が上がる。
昼食後本日のハイライト・マトネに向けて出発。途中から雲が出始め心配したが、風もなく快適だ。石花越分岐からは左方に外府を臨みながら花いっぱいの尾根をひたすら歩く。13:30マトネ(937.5m)に到着。三角点を確認し小休止の後アオネバ十字路を目指して下る。尾根道はかなり急だが歩きやすい。シラネアオイの数がどんどん増えてくる。花を踏まないように下る。1時間ほどでアオネバ十字路。青い粘土質の山肌が所々に見られ、名前の由来に納得する。シラネアオイの中また下る。シラネアオイの花が少なくなり何度か川を渡りアオネバ登山口に降り立った。 迎えに来たマイクロバスに乗り、両津港へ。今回のツアーは両津港で解散。雪解けの早春~初夏のよそおいの花いっぱいの佐渡の山々を思いながら島を後にする。また、来年も来よう‼と思いつつ。(今年は雪が深く例年以上に花の種類が多かった、主催者の都合でロッジから二つ亀ビューホテルに変更、最後まで晴天、本当にラッキーな旅でした)
記・蔦 |