佐久の天狗山と男山

−梅雨時の山もまた楽しい−

期 日: 2012.6.11(月曜日)
参加者: L佐藤、蓬生、松平、堤、渡辺(綺)、宮林、上野

コースタイム     起床420  立原自然公園キャンプ場出発552600登山道入口710稜線(男山へ向かう)730最低鞍部853男山山頂9171013立原分岐1100天狗山11301151立原分岐1242立原高原キャンプ場テントサイト帰着   1350日帰り温泉「滝見の湯」へ入浴と食事1520  解散し東京へ向かう

立原キャンプ場は設備も整い、手入れが行き届いており、たいへん心地よい。受付では「シャワーもあるが、下の温泉のほうが安いですよ」と教えられた。(ちなみにシャワーは3分間で200円、温泉は350円。)6/10は日曜日でもあり、今夜の泊り客は我々だけのようだ。

6/11 4時起床。雨は落ちていないものの雲が出ており、朝日は見えない。テントの撤収はせず、必要な装備だけにして行動開始。

稜線上から天狗山を眺める 天狗山山頂からの男山

キャンプ場内のれんげつつじの咲く道を進むと、東屋のある天狗山への登山道に出る。あまり歩かれていないようだ。ガスが湧いていて視界もよろしくないが、空は明るさを増しており好転の予感がする。稜線に出る頃には陽も差してきた。天狗山を先にするか、男山を先にするか、しばし談議。天狗山の山頂がガスの中にあることから、移動中には回復するかもしれないと後回しとした。分岐の標高はおおよそ1720m、ここから1851mの男山へは緩やかに登ることとなる。稜線の道は歩きよい。今日は月曜日、他の登山者の姿はない。いくつかのアップダウンは、蝉時雨と鳥の囀りの中を進む。途中の露岩に立つと奥秩父の瑞がき山のヤスリ岩(と思われる)が眺められ、残雪で白いのは南アルプスの北岳か甲斐駒か。ほどなくして、眺望の良い男山山頂だ。あいにくと視界良好とはいかず、八が岳も低い雲のせいで特定できなかった。

ここから後回しとした天狗山まで戻らなければならない。コースタイムの表示は2時間30分だが、天狗山山頂(1882m)には予定よりかなり早くに到着した。山頂には強い日差しが照りつける。眼下に立原のキャンプ場、昨日の御座山も姿を見せる。馬越峠からの夫婦が我々と入れ替わるように下山していった。

下山は鞍部の分岐まで戻り、登路とは異なる道とした。部分的には同じ道を三度通ることとなった。上から見られたくねくねとした林道を通らず、男山との中間点付近になる1797m峰の山腹を、トラバースするようにつけられている。ゆるやかな道はいつの間にかキャンプ場へと出た。こちらの道も歩きやすいが、通る人はあまりいないようだ。キャンプ場の利用客は登山と縁がないのかもしれない。
天狗山の山頂にて

 ともあれ二日間とも雨具の世話にならず、ラッキーでした。テントの撤収を済ませて、お勧めの「滝の湯」に

寄る事としよう。(記:蓬生)










 
       奥秩父 北部の山
 男山・天狗山
期 日: 2012.6.11(月曜日)
参加者: L佐藤、蓬生、松平、堤、渡辺(綺)、宮林、上野
コースタイム
起床4:20  立原自然公園キャンプ場出発5:52─6:00登山道入口─7:10稜線(男山へ向かう)─7:30最低鞍部─8:53男山山頂9:17─10:13立原分岐─11:00天狗山11:30─11:51立原分岐─12:42立原高原キャンプ場テントサイト帰着   13:50日帰り温泉「滝見の湯」へ入浴と食事15:20  解散し東京へ向かう


5:56  立原高原キャンプ場を出発します。キャンプ場の南東側に天狗山、男山の登山口が
あります。


5:58  登山口手前にあるつつじ園です


6:00  見頃のつつじを横目に登山口に向かいました。


6:57  登山口は標高1450mです。稜線の1730mまで一気に急登を登ります。北側斜面は日も少なく、湿った感じの利用者も少ない感じで殆どの登山者は標高1615mの馬越峠からの天狗山に登るようです。


7:11 標高1730mの稜線上で地図を確認する皆さん。原因は下左の標識が原因です。
標識では稜線を右に行く天狗山だけ記載して、稜線を左へ行く男山の記載がありません。地形と高度計では明らかに稜線であるのに変な標識です。
   
 721 標識では男山への表示はありません。 確認の為70m程 稜線を左に行くと右の様な標識がありました。   


737 近くの天狗山を後回しにして、稜線を男山へ向かいます。

750 ゴルフ場は上端は標高1530mで稜線の最低標高は1695mで真下にゴルフ場が
あります。丹沢山と同じ高さにゴルフ場がありました。
カワカミバレーカントリークラブは日本で1・2をあらそう高所にあるゴルフ場で高いホールは標高1500m以上の場所にあります


751 雲の中に奥秩父の主稜の金峰山から瑞牆山に至る稜線が見られました。

802 八ヶ岳は見えませんでした。一瞬でしたが南アルプスの盟主の北岳が見えました。

813 振り返ると天狗山の頂上付近はまだガスがかかっています。

818 稜線の岩稜帯をアップダウンするうちに男山が近づいてきました。

818 岩稜帯は比較的整備された歩きやすい登山道です。

843 見頃のミツバツツジが楽しませてくれます。

847 昨日の御座山の石楠花ショウほどではありませんでしたが、美しく楽しませてくれました。



854 振り返った天狗山は天狗の名に相応しい威容を見せています。 

857

 905 男山山頂から見る高原野菜のビニールハウスです。高原野菜の品種も生産方法も変化が見られます。

この地区ははかなりの標高差があり、八ヶ岳山麓の高冷地は、昼夜の気温差が大きく日照時間が長く雨の少ない。この夏の気象条件を活かして「キャベツ」「レタス」「はくさい」「ダイコン」「スイートコーン」などの美味しい高原野菜に恵まれます。みずみずしく、甘みをもつ美味しさは現地で味わうのが一番。広々とした耕作地を見渡してみるのはどうでしょう。山と青々した野菜たち、清涼な空気。さらに、野菜が美味しくなります。
最も日照時間が長いのは山梨県で2,183.0時間。これは全国平均の1.15倍の長さになる。以下、高知県、宮崎県、群馬県、静岡県となっていて、内陸部と太平洋岸で日照時間が長い。一方、日照時間が最も短いのは秋田県で1,526.0時間。青森県、富山県、山形県、福井県など東北や日本海沿岸で日照時間が短い。分布地図で見ても日本海側と太平洋側ではっきりと分かれている


9:14 男山山頂(標高1851.3m)での記念撮影です。

9:15 男山山頂から西側の岩稜を見ます。

9:45 男山を後に延々ともと来た稜線をあの天狗山目指して戻ります。コースタイム2時間
30分を休憩時間を含めて1時間40分程度で天狗山につきました。



11:23 長い稜線歩きから最後は天狗山へよじ登り、天狗山山頂で最後の記念撮影です。山頂で昼食を済ませ、つつじ見物をして、一路立原高原キャンプ場へ向かいました。

ここからの写真はありません。昨日の御座山で石楠花の撮影で電池を使いすぎました。

立原高原キャンプ場でテントを撤収し、直ぐ近くの日帰り温泉「滝見の湯」で汗を流し、ビールを呑み、食事をし、東京への帰路につきました。
今回の東北山行は雨で中止となりましたが、奥秩父の花を存分に楽しませてもらった山行になりました。


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