中央本線沿線
滝子沢から滝子山へ登る
期日:2012.07.01(日曜日)
参加者:L田口、SL蓬生、宮林、堤、松平、丸山、佐藤
コースタイム
新宿駅発6:22─JR─7:05高尾7:22─8:21初狩駅8:29─甲州街道を歩く─9:05林道入口──9:40白井大権現(入渓準備)10:05──10:17権現橋──10:45=4m滝直登──11:52奥ノ二俣─11:57=15mナメ滝─12:12=30mナメ滝──12:20=3段30mロープを出す13:00──13:10~13:20=15mスラブ滝・後続を待つ──13:36=7mは左斜面を巻く──13:53最終4m滝──暫く枯れた沢の後、樹林帯の急登──15:20=1590m鞍部(滝子山の左肩)──15:45滝子山山頂15:55──16:25桧平16:35──18:00 一般道(着替え)18:15──18:46初狩駅  18:50発高尾行乗車










大菩薩 笹子川・滝子沢左俣
日程 7月1日
参加者 L田口、蓬生、佐藤、宮林、松平、堤、丸山(記録)
コース 新宿6:22→7:05高尾駅7:26→8:21初狩駅⇒唐沢橋⇒奥の二俣⇒滝子山⇒欅平⇒初狩駅→高尾

朝から曇り空で午後には雨の予報の中、今年初めての沢登りに期待と不安を胸に抱えて高尾駅に集合した。車内でいろいろなことを話していると、間もなく初狩駅に到着した。曇っていて滝子山は見えない。国道20号線を滝子沢入り口まで、長い車道歩き。右折して滝子沢右岸の車道を登る。蒸し暑いところに、傾斜が急だったので、汗だくになった。新しい大きな堰堤を越えて、入渓点の白井大権現へ。弱い雨が降り始めた。ハーネスを装着し、沢靴に履き替えて準備した。水流は多くはないが、ガイドに書かれているほど少なくもない。水温は蒸し暑さを和らげてくれる低の冷たさであった。ゴーロ帯をしばらく進むと、はじめの滝が現れた。今年初めての滝。足元には浮石があるようで、不安定な様子。気合のあるメンバーはチャレンジ。私は初めから釜に落ちるのはいやなので左岸を登った。小滝を上りって奥の二俣へ。ここからが核心部分とのこと。ガイドには15mのナメ滝、30mのナメ滝、2段10m、4段40m、3段30mの滝が続くと書いてあるが、どう登ったのかほとんど覚えていない。ひどく滑りやすいところもなかったので、ともかくも滑落せずに、キレイなナメを楽しんだ。その先の15mのスラブ滝は、ザイルで確保してもらった。ザイルを上げたのは二番手の松平さん。ありがとうございました。終盤の7mハング滝は右岸から高巻き、それに続く小さな滝をいくつか登って最上流へ。落葉でヌメヌメする樹林帯を這い上がって滝子山西側の登山道に到着した。今年はじめての沢登りを記念して、山頂で写真撮影。下山道は滑りやすく、ロープがなかったら何度も転倒しただろう。車道に出たところで、靴を履き替えた。初狩駅までは小雨が降っていた。電車がすぐ来たため、そのままの身なりで高尾駅まで乗車。高尾駅で一度下車して着替え、いつものように居酒屋で夕食をすませた。

今回は、宮林さんの初めての沢登りということであった。感想はどうだったのだろう?


829  寂しい初狩駅で下りますが天候が悪いせいか登山客は我々だけです。
837   入渓地点の白井大権現付近まで車道を1時間以上も歩きます。
905  甲州街道から林道入口付近に立派な看板があります。この看板では入渓地点まで車で入れ、滝子沢を遡行し滝子山を登り、桧平から駐車地点に戻れるルートがとれました。この調べがついていれば車を利用したら大幅に時間が節約できるのにと残念な思いをしました。
906 甲州街道を笹子方面に向かい、途中右折して中央高速道下をくぐって入渓地点へきゅうな林道を歩きます。
926  林道途中にあるダムと勘違いするような工事中の巨大な堰堤です。
938  林道終点にある植林帯の中にある白井大権現の社です。
956  白井大権現の先の河原で入渓準備をしました。私はドジなことにハーネスを忘れていました。シュリンゲで代用することにしました。
1016  入渓しても次から次へ現れる堰堤を避けて、結局河原の脇を歩きました。
1018  標高790m大鹿林道の橋の下を通ります。この下部から堰堤はなくなりました。
1042  標高890mで漸く今回の沢山行最初の滝  4mです
1047  今回沢に初参加の宮林さんも果敢に挑戦しました。私は身体を慣らしてからと
思い最初はパスしました。
1115  標高950mで休憩です。この辺までは平凡な河原歩きでした。
1134  休憩後は漸く沢らしくなってきました。
1136  ガイドブックにはないミニ滝が次から次へと連続します
1137
1149  3m程度の小滝が連続して、それなりに楽しめました。
1153  標高1110m「奥の二俣」です。左の沢と右の沢の合流点ですが、ガスの為、
視界がはっきりしません。右の沢を進みます。ここからが滝子沢の核心部になります。
1156  いよいよここからが本番15mナメ滝です。 雄大なスラブがガスに霞んで威圧感
を感じます。
1158  15mナメ滝を登ります。
1205  30mのナメ滝を快調に登ります。
1216  30mナメ滝のスラブを快調に登り詰めます。足場も良く快適です。
1226  3段30mの下部のスラブを登ります。上から見下すとそれなりの高度感がありました。
1226
1242  二つ目の30m滝の脇を登りますが、念のためロープを出すことにしました。
ロープを運ぶ松平さん。
1246 次から次とロープで確保してもらいながら、上部へ這い上がります。
1316  15mスラブ滝の脇を這い上がる宮林さんと田口リーダです。
1328  15mスラブ滝を上がると下部は見えません。
1337   オーバーハングぎみなこの7m滝は左斜面から巻きました。
1342  標高は1400m近く、滝子沢の最後の4mの滝です。水量も少なくなりました。
1435  水流もなくなり沢の源頭部です。いよいよ尾根に向かって這い上がります。
1446  樹林帯の急登を木の枝や草にまりながら這い上がります。

1523  漸く滝子山の左肩の鞍部に到着しました。滝子山の西側なのか東側に到達した
のか分からないため、GPSで確認しました。

遅れている宮林さんとリーダーの田口さんを待ちます。沢靴から登山靴に履き替える人
もいました。

1554  鞍部から5分ほどで滝子山山頂です。なんと4時近い山頂です。これからの帰路
を考えると
日が1年で最も長いこの時期だから良かったなあとの感想です。  
   雨でぬかるんだ滝子山の下りは桧平まではぐじゅぐじゅで注意しても滑りやすく、ベテラ
ンの皆さんも悪戦苦闘しての下りでした。桧平を過ぎると雨も止んできて、登山道も滑らず、
快調に下りました。漸く別荘地らしき場所に出て、沢靴を脱ぎ急ぎ足で初狩駅へと向かい
ました。
2100  初狩駅につくと数分で高尾行の電車がきて、落ち着く間もなく電車に飛び乗り
ました。列車は大学生の夏合宿の訓練合宿の帰りらしく、巨大な荷物が電車を占領して
いました。高尾駅で下車し、駅前のそば店で着替えをし、打ち上げのビールと食事をして
今日の行動を振り返りました。






 





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