2012年集中山行 日光 沢コース

柳沢川右俣遡行〜錫ヶ岳(2388m)登頂〜柳沢川左俣右沢遡行

参加者:L 田口、蓬生、佐藤






9月15   東武浅草発7:10──9:20東武日光──(バス)──10;45赤沼11:05──(低公害バス)  ─ 11:35西ノ湖入口下車        出発 林道歩き11:43──12:35林道終点 徒渉点──12:20赤岩滝12:30──13:50テント設営 19:30消灯

今年の集中山行 沢コースのリーダーは田口さん適当なコースが見当たらない為、思案をしていたがなんとか中禅寺湖に流れ込む柳沢川を遡行することに決定しました。調べてみると美しいナメといくつかのシダレ滝を持つ、魅力的な沢のようです。地図を見ているとその沢の源流部に錫ヶ岳2388mがある。標高の割には登山ルートの記載がなく、いつか登ってみたいマニアックな山がそこにありました。余裕があれば

リーダーにお願いして登ってみたいとの気持ちを持ちました。東武浅草を710に出発し、日光駅よりバスそして赤岩茶屋(戦場ヶ原入口)から無公害バスで千手ヶ原行に乗り、西ノ湖入口で下車し、柳沢川沿いの平坦な美しい林の林道を上流に向かって歩きました。 散歩に素晴らしい場所です

。林道が切れる場所で柳沢を徒渉し対岸に渉り、まずは赤岩ノ滝へ向かいました。東武浅草を710に出発し、日光駅よりバスそして赤岩茶屋(戦場ヶ原入口)から無公害バスで千手ヶ原行に乗り、西ノ湖入口で下車し、柳沢川沿いの平坦な美しい林の林道を上流に向かって歩きました。 散歩に素晴らしい場所です。林道が切れる場所で柳沢を徒渉し対岸に渉り、まずは赤岩ノ滝へ向かいました。

赤岩ノ滝 は落差90m 豪快な3段の滝です。これだけでも一見の価値がありました。カメラをかまえる田口さんが小さく見えます。

落差90mの赤岩ノ滝に見とれました

しばし赤岩ノ滝に見とれました。赤岩ノ滝を見た後、柳沢川の本流に戻り、少し上流のテント適地を求め、テントを設営しました。

まずは明日の遡行の前祝のビールで喉を潤しました。 日も短くなり火が恋しい季節です。沢好きはたき火好きであちこちから木々を拾い集め、たき火を楽しみました。私もたき火が大好きですが田口さん、蓬生さんも私があきれるほど大好きでした。

 

 

916   起床5:05 出発6:35──7:16左俣・右俣の分岐──(ナメが続く)──7:29最初の  シダレ滝──7:36 7mシダレ滝──7:45黒岩大滝(高巻)7:54──8:06最後のシダレ滝──(笹原を歩く)──水戻り 左寄りの小沢を選ぶ2060m地点──9:55稜線へ出る──10:45錫ヶ岳(2388m)10:50──11:53下降点──12:20左俣右沢源頭部──12:47樋状滝1950mロープ使用13:05──13:30 7m滝でロープ使用13:40──14:03右俣との合流点──14:35テントサイト帰着 撤収 15:05出発──16:01西ノ湖入口バス停到着 16:25──(低公害バス)──16:45赤沼車庫着 17:25──(バス)──18:00 郵便局前(ホテル湖畔荘)着

寝る前は星が出ていた天候もその後強い夕立があり、朝は収まっているがやや不安定である。柳沢川本流を右俣左俣の分岐に向けて進むが特に大きな滝はありません。715 左俣右俣の分岐に到着。右手の右俣を遡行します。

右俣からしばらくはナメが続き、ナメの床の色はいろんな色彩があり、楽しませてくれます。まずは美しいスダレ状の滝が最初に現れます。特に難しくなく、右脇を登ります。

右俣には3ツの立派なシダレ滝があります

 

746 黒岩ノ滝です。昨日の赤岩ノ滝ほどではありませんが、迫力があります。

蓬生さんも 黒岩ノ滝の基部まで行きましたがさすがに諦めて、左わきの灌木帯を登りました。3番目の滝は またまた優美なスダレ状の滝です。そして4番目最後のスダレ状の滝の中段の滝壺は湯船のようになって、ここで水浴びをしたくなる感じです。この滝を最後に右俣は滝らしい滝はなくなりました。
右俣の滝は1時間あまりで終了で少し物足らない感じを受けました。沢は笹原の中に細々とし、水流もなくなり、稜線までは地図を読み読みルートハンティングです。

 

柳沢川右俣の黒岩ノ滝も落差50m以上です

955に標高2225mの稜線に着き、まだ10時だからとリーダーにお願いをし、錫ヶ岳2488mを往復することにし、笹をかき分け山頂に向かいました。要所要所にブリキの標識があるものの道は半分廃道化してマ

ニアックなルートになっていました。 高度が上がるにつれ百名山の皇海山が遠望できました。1045 樹林の中の錫ヶ岳山頂に到着しました。標高がある割には不遇な山です。 日光白根山からの錫ヶ岳への道は明瞭につけられていました。我々が登ったルートの錫ヶ岳から先はほとんど廃道化していました。

 

錫ヶ岳へ登る途中に中禅寺湖を眼下に見ました

山頂には登山客が1名おり写真撮影をお願いしました。

視界がないと思われた錫ヶ岳ですが、東方向には視界が開け中禅寺湖と戦場ヶ原が良く見えました。男体山も見えたと思いますが雲の中です。錫ヶ岳の下りの笹原の急降下は足元が見えず、苦戦です。これからしばらくは笹の中を木に打ち付けられたプレートを見ながら県境の2100m前後の尾根を南に再び柳沢川への降下点を探しながら1時間ほど進み、12時ごろに尾根よりはずれ笹の中を下ります。30分ほどで沢の源頭部へ下り、沢へと下降に移ります。

錫ヶ岳2388m山頂での記念撮影です

 

意外に時間がなくなっていることに気付き、錫ヶ岳に登ったのが間違いだったと思い始めます。1304 沢の上流部で早速ロープを使わなければ下りられない滝にでて、この沢は左俣右沢であることを確信します。水流は少ないもののロープなしでは下りられません。登るときにも苦戦しそうな岩壁でした。標高1880m付近 8m程度の滝でもロープを使い下降しました。この滝は下りて振り返ると登るのであれば簡

単の印象です。左俣右沢と左俣左沢が合流したあとは平坦な快適なナメが左俣・右俣の合流点まで長く続きました。柳沢川本流の小滝でも下るとなると気を使いました。沢の下りは登りでは全く気にしない場所でも難しく感じられる場所が多くあります。1436 テントサイトに到着し、最終バスやら集結の皆さんの事を考えると気持ちはあせります。そさくさとテント撤収し、1505パッキングをして出発しました。テントサイトから1時間程度の1601に西ノ湖入口バス停に到着1620の最終バスにぎりぎり間に合いました。

 

遅れたら2時間弱を赤沼茶屋まで歩かなければなりませんでした。連絡も集結にも大幅に遅れ全員に心配をかける恐れがありました。

 

柳沢川左俣の下降をロープを使用しました。

田口さん蓬生さんにお詫びをいい、まずはバスに間に合ったことに安堵しました。赤沼茶屋で本部にケータィが通じ連絡がとれました。錫ヶ岳に寄り道を主張したばかりに皆様に大変ご迷惑をおかけしました。

 

 





2012年集中山行 日光  沢コース
柳沢川右俣遡行〜錫ヶ岳(2388m)登頂〜柳沢川左俣右沢遡行

参加者:L 田口、蓬生、佐藤

コースタイム
9月15日
東武浅草発7:10──9:20東武日光──(バス)──10;45赤沼11:05──{低公害バス)──11:35西ノ湖入口   出発 林道歩き11:43──12:35林道終点 徒渉点──12:20赤岩滝12:30──13:50テント設営   19:30消灯
9月16日
起床5:05   出発6:35──7:16左俣・右俣の分岐──(ナメが続く)──7:29最初のシダレ滝──7:36  7mシダレ滝──7:45黒岩大滝(高巻)7:54──8:06最後のシダレ滝──(笹原を歩く)──水戻り 左寄りの小沢を選ぶ2060m地点──9:55稜線へ出る──10:45錫ヶ岳(2388m)10:50──11:53下降点──12:20左俣右沢源頭部──12:47樋状滝1950mロープ使用13:05──13:30  7m滝でロープ使用13:40──14:03右俣との合流点──14:35テントサイト帰着 撤収   15:05出発──16:01西ノ湖入口バス停到着    16:25発──(低公害バス)──16:45赤沼車庫着 17:25──(バス)──18:00頃 郵便局前(ホテル湖畔荘)着


今年の集中山行 沢コースはリーダーは適当なコースが見当たらない為、思案をしていたがなんとか大谷川上流の柳沢川を遡行することに決定しました。勿論私はどんな沢か知りませんが、調べてみると美しいナメといくつかのシダレ滝を持つ、魅力的な沢のようである。そしてなんとその沢の詰めたところに錫ヶ岳2388mがある。標高の割には登山ルートの記載がなく、いつか登ってみたいマニアックな山がそこにあり、余裕があればリーダーにお願いして登ってみたいとの気持ちを持ちました。











9月15日

1145 東武浅草を7:10に出発し、日光駅よりバスそして赤岩(戦場ヶ原入口)から無公害バスで
千手ヶ原行に乗り、西ノ湖入口で下車し、柳沢川沿いの美しい林の林道を上流に向かって歩きまし
た。



1232 林道が切れる場所で柳沢を徒渉し対岸に渉り、まずは赤岩ノ滝へ向かいました。


1316 赤岩ノ滝 落差90m 豪快な3段の滝です。これだけでも一見の価値がありました。
カメラをかまえる田口さんが小さく見えます。



1320 しばし赤岩ノ滝に見とれました。


1427 赤岩ノ滝を見た後、柳沢川の本流に戻り、少し上流のテント適地を求め、テントを設営しました。

1515 まずは明日の遡行の前祝のビールで喉を潤しました。 17:57 秋も徐々に押し寄せ、日も短くなりました。沢好きはたき火好きであちこちから木々を拾い集め、たき火を楽しみました。私もたき火が大好きですが田口さん、蓬生さんも私があきれるほど大好きでした。






9月16日

710  寝る前は星が出ていた天候もその後強い夕立があり、朝は収まっているがやや不安定
である。柳沢川本流を右俣左俣分岐に向けて進むが特に大きな滝はありません。



715 左俣右俣の分岐点です。右手の右俣を遡行します。


716  右俣からしばらくはナメが続きます。


721 ナメの床の色はいろんな色彩があり、楽しませてくれます。


732 まずは美しいスダレ状の滝が最初に現れます。特に難しくなく、右脇を登ります。


746 黒岩ノ滝です。昨日の赤岩ノ滝ほどではありませんが、迫力があります。


749 黒岩ノ滝の基部まで来ましたがさすがに諦めて、左わきの灌木帯を登りました。


757  黒岩ノ滝の上部へトラバースしてきました。


808 またまた優美なスダレ状の滝です。


812 スダレ状滝の前で記念撮影です。


817 最後のスダレ状の滝です。


819  最後のスダレ状の滝の滝壺は湯船のようになって、ここで水浴びをしたくなる感じです・


821 上から見るとバス(湯船)ようです。この滝を最後に右俣は滝らしい滝はなくなりました。
右俣は立派な滝があるのですが、1時間あまりで終了で少し物足らない感じを受けました。



821  振り返ると中央に特徴的な皇海山が見え、近いことをうかがわせました。


855  沢は笹原の中に細々とし、水流もなくなり、稜線までは地図を読み読みルートハンティングです。


1008  9:55に標高2225mの稜線に着き、まだ10時だからとリーダーにお願いをし、
錫ヶ岳2488mを往復することにし、笹をかき分け山頂に向かいました。要所要所にブリ
キの標識があるものの道は半分廃道化してマニアックなルートになっていました。


1033  高度が上がるにつれ百名山の皇海山(雲の右手)が遠望できました。


1045  樹林の中の錫ヶ岳山頂に到着しました。標高がある割には不遇な山です。


1045  日光白根山からの道は明瞭につけられていました。今はこのルートで登る登山客が
多いようです。
栃木百名山に名をつらねるこの山を目指すマニアックな人もかなりいるようです。


1047  山頂には登山客が1名いました。写真撮影をお願いしました。


1048  視界がないと思われた錫ヶ岳ですが、東方向には視界が開け中禅寺湖と戦場ヶ原
が良く見えました。男体山も見えたと思いますが雲の中です。


1113 錫ヶ岳の下りの笹原の急降下は足元が見えず、苦戦です。


1120  振り向けば錫ヶ岳が見えました。


1230 尾根から沢の源頭部へ下り、沢へと下降に移ります。
県境の2100m
前後の尾根を南に降下点を探しながら向かいますが、意外に時間が
なくなっていることに気付き、錫ヶ岳に登ったのが間違いだったと思い始めます。


1304  沢の上流部で早速ロープを使わなければ下りられない滝にでます。この沢は左俣右沢で
あることを確信します。水流は少ないもののロープなしでは下りられません。登るときにも苦戦しそ
うな岩壁でした。


1309  ロープを使って下りる田口さん。15m程度の壁でしょう。


1337  標高1880m付近 8m程度の滝でもロープを使い下降しました。下りてみると
登るのであれば右手を登れるかなあーとの印象です。



1341

1356  左俣右沢と左俣左沢が合流したあとは平坦な快適なナメが左俣・右俣の合流点
まで長く続きました。



1430 柳沢川本流の小滝でも下るとなると気を使いました。


1436  テントサイトに到着しました。最終バスやら集結の皆さんの事を考えると気持ちは
あせります。そさくさとテント撤収し、15:05パッキングをして出発しました。


1618  テントサイトから1時間程度の16:01に西ノ湖入口バス停に到着16:20の最終バスに
ぎりぎり間に合いました。遅れたら2時間弱を赤沼茶屋まで歩かなければなりませんでした。連
絡も集結にも大幅に遅れ全員に心配をかける恐れがありました。
田口さん蓬生さんにお詫びをいい、まずはバスに間に合ったことに安堵しました。
赤沼茶屋でケータィが通じ、本部と連絡がとれました。錫ヶ岳に寄り道を主張したばかりに皆様に
大変ご迷惑をおかけしました。


2017 湖畔荘に全員が集結し、大いに盛り上がりました。
集中山行を企画し実行して頂いた担当の方には大変有難うございました。


 












inserted by FC2 system