道志山塊  御正体山(みしょうたいさん)(1681m)

~不思議な山名に惹かれて、でも便が悪くてなかなか行けない山~

 

日程:2012922日(土)曇り

参加者:堤(L)・福井(記録)

コース:
高尾駅7:02→大月7:39→富士急大月発7:51→都留市8:06→富士急バス8:10発→道坂隧道バス停8:40

登山口出発8:45→今倉山分岐9:03→岩下の丸10:12→白井平分岐11:17→頂上12:20
頂上出発12:50→峰宮跡13:17→林道14:20→御正体山登山口入り口15:00
細野バス停15:22→都留市15:4015:50発大月行き

 残暑からようやく開放されたかのような涼しい朝、御正体山に行きました。

大月から乗り換える富士急の時間が3分しかないとの事なので、天気や体力よりこの事が一番の心配でした。でも、当日一本早い大月行きに乗り、時間の余裕ができたので一安心。参加人数が少ないと3分でも大丈夫かもしれないけど、ちょっと大人数だと難しいかも・・

 バスも慌てる事なく乗れ、不思議な山名の山に出発です。

トンネルの左手前に登山口がありました。

道坂隧道バス停で降り、トンネル横の登山口から登ります。私たちの前は男性3人組のみ。 今倉山の方に行くそうで、帰りは温泉に入って帰るそうです。

 

何でもとっても良い温泉があるそうで、地図で調べてみると二十六夜山を通り「芭蕉 月待ちの湯」に行くのかなと思います。ネーミングがとても素敵で行きたくなるような温泉ですね。

今倉山分岐で3人と別れ、ここから頂上まで誰とも会わない静かな山道でした。

 

平坦な道の次は、短めの急登が現れる感じの繰り返しで、思ったより秋の花々が咲いていました。道の両脇にテンニンソウとコウシンヤマハッカが咲き乱れ、ぽつんとオレンジ色のフシグロセンノウも綺麗でした。

 

道の両側にテンニンソウやコウシンヤマハッカが咲き乱れていました

 

 

 岩下の丸あたりから霧が出てきましたが、幻想的な感じもいいものです。

次の白井平分岐の標識に気付く事なく、山トリカブトが両脇に咲く急登を登りつめ頂上に到着しました。思ったより狭く展望はありません。テーブルとベンチが1組あり、H1610月に皇太子殿下が登頂された看板がありました。

頂上の展望もないマイナーな感じの山に、皇太子殿下はなぜ登られたのか?

 

霧の御正体山山頂で記念撮影です。

 

昔は信仰の山であった御正体山の遺構の峰宮跡

ここでも男性グループ(六名位)とご夫婦の2組だけでした。下りはバス停のある三輪神社に降りました。少し急坂の下りの道はお花は咲いてなく、きのこが木に生えていて下にボタボタと落ちていました。峰神社跡は、昔信仰の山だったという事を感じさせる場所でした。一旦林道に出て再び山道に入る道はトラロープで入れず、山道に沿った林道を歩いて御正体登山口(三輪神社)に着きました。道中、誰とも会わない山で「御正体山」という名前にふさわしい静かな山でした

 

 






御正体山     
山梨県  都留市道志村の境にある山。
標高は1,682m道志山塊最高峰
日本二百名山
山梨百名山の一つに数えられている。



道志の意味
律令制の大学の明法道(みょうぼうどう)出身者で、衛門府(えもんふ)
(さかん)と検非違使(けびいし)の志を兼ねた者。

御正体の意味
木や銅の円板に仏像浮彫荘厳具をつけ,掛けられるようにしたもの。
懸仏(かけぼとけ)とも。本地垂迹説に基づいて本地仏を表す形式として
用いられた。平安末~鎌倉初期に,鏡に仏像を毛彫して神社奉納した
のに始まる。





今倉山分岐9:03









コウシンヤマハッカの群生も霧の中

説明: 画像をクリックするとウィンドウを閉じます ヤマハッカに似る。甲信地方に多い。深山の林下や林縁に生え、高さ60-90㎝になる多年草。葉先が鋭くとがっている。
花期:8-10月
分布:山梨県・長野県





12:20御正体山頂での記念撮影



13:17峰宮跡


 




















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