上越の春の雪山
 霧に消えた高檜山
日 時     201242122(1泊2日)

参加メンバー 蓬生(L) 田口(SL) 堤 松平 宮林(記録)

コース 4/21水上駅  〜 (かの沢) 〜 1211m付近B.C(泊)

4/22 B.C 〜 1270mピーク 〜 右往左往  右往左往から撤退 

 高檜山(群馬県水上)山行に参加した。5月連休の冬山山行の足慣らしの企画との事。早速ネットで山行情報を収集してみたが1件しかヒットしなかった。それも3月初旬の山行記録で残雪情報は全く参考にならなかった。さぞマイナールートと想像し、カシミールで机上登山をしてみた。雪があれば幾つかのルートが想像出来るが、結構藪漕ぎが想像される。

 4月21日 
水上駅に降り立つと、3月スキーに来た時とは打って変り山は地肌がすっかり見え、「けっこう春だった」

蓬生リーダーは「かの沢」右岸を取り付いたが早々の砂防ダムで巻き道が無く引返す事となり左岸の林道を登る事となった。

 
 説明: DSCF1398.JPG  
 結局「かの沢」の左岸の林道を登りました。  
暫く進むと、「かの沢」の出合いがあり此処で沢を渡渉した。堤さん、松平さんは1度目の洗礼を受ける。素足の雪解け水はさぞかし頭の芯を刺激したであろう。「ウヒ・・・」 
鉄塔のある尾根に取り付く、やがて鉄塔の下を潜り進む。残雪もだんだん多くなってくる、尾根は大した藪漕ぎでも無かった。やがて予定の1211m近くのキャンプ地に到着、残雪を均し(いい加減な均しで水平に均さないと寝袋に入った蓑虫状態で低い所に朝方皆で団子状態になる)幕営。やがて夕食も出来何時もの宴会、結構ビールも集まるものだ。今夜も会費負けしない様食うことに専念する。
 説明: DSCF1399.JPG
  雪解けの「かの沢」を裸足の渡渉する堤さん・松平さんをを待つリーダー
8時頃には蓬生さんのいびきが始まりやがて田口さんの豪快ないびきでオーケストラ状態になる。いやはや羨ましい限りだ、そんなオーケストラで今日も1日が終わる。zzzzzzzz 
 
 4月22
 説明: DSCF1407.JPG  

4時頃起床早々に朝食を済ませ6時過ぎ出発、今朝は霧に包まれ視界が780m位であろうか?勿論目的の高檜山は見えない、
 深いガスの中 いざ高檜山へ  
 説明: DSCF1412.JPG  やや平坦なピークを2箇所程越え1270mピーク(?)に到着此処で小休止の後、6〜70m下り高檜山ピークの登りになる。筈が100m位下ってもその先が更に下りになるのでピークに引返す。
 登り返す3人  
説明: DSCF1409.JPG   検討後尾根を変え改めて下ってみたが同じ結果となった。
地図と地形が如何しても合いませんでした。

結果本日は撤退と結論、
あーじゃね〜こーじゃね〜と山高会議   
 今回2度目の洗礼1173mピークを越えるとやや藪が濃くなる。深い雪山靴と20kgのザックの下りはバランスが悪く1度仰向けに「コケタ」
 途中熊の出来立てのウンチと小便、近くに新しい折れ口の小枝を発見、ごく近くに通ったと思われる。暫く進むと後ろの田口さんから「ピッケルどうした〜」の声にザックを見ると横に差したピッケルが無くなっていた、小枝に抜き取られたらしい、先日買ったばかりなのに3回目の洗礼「トホホ」。
 やがて尾根が細くなり沢の水音が大きくなる小日向沢の出合が近いと想像出来る。すると先方の蓬生さんから急坂で降りれないので右沢にトラバースの指示、結構急坂を下るが雪解けで蒸かされた山肌が滑りやすく20kgのザックでバランスを崩し2〜3m位滑落、杉の木の根元で止まる。4回目の洗礼「痛かった〜」小日向沢沿いの林道を水上駅に向かう。
 
 
説明: DSCF1416.JPG   
小日向沢を下山   
駅前で恒例の反省会、胸の打撲もこらえ、取り敢えず又会費負けの無い様飲み食いに専念、色々受けた洗礼に「もうお前は来るなよ〜」と高檜山山の神に告げられた様な思いの鈍行列車で帰京、高檜山山行が終わった。   記録 宮林   




 




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