佐渡の花旅

ドンデン山〜金北山縦走

    2013.5/21(火)〜22(水)

参加者   蔦L、福井、渡辺(綺)、末石

 1日目(521日 火)

5:45新潟港655〜〜ジェットフォイル〜〜755両津港810--バス--850ドンデン山荘890m 910・・・950金北縦走路入口・・・1010アオネバ十字路・・・1045マトネ(笠峰937.5M)・・・1100石花越分岐・・・11:30ツンブリ平1145・・・1200イモリ平・・・1235天狗の休場・・・1330あやめ池・・・14:00金北山1172m 1415・・・1545白雲台850m 1650--バス--1730両津港--送迎車--1750桂ホテル

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  今日は晴れ時々曇りの山行日和。佐渡の両津港でトレッキングマップをいただきこれからの二日間重宝することになる。 両津港のロッカーに不要の荷物を預けバスでいっきに890Мの終点ドンデン山荘に到着する。

カタクリの花

ドンデン山荘はバス停から見上げた先にあり急な階段を登って向かう。現地は泊り客もいて出発の準備をする人で賑わっていた。勇んでスタートしたものの車道のはずが登山道から入り引き返す。仕切りなおして車道を進み金北山縦走路入口を確認して進む。進んだはずが降りだし、どこかで見落としたのではと引き返す。最初に確認した金北山縦走路入口間際で再確認できもう一度もと来た道を引き返した。帰りのバスの時間が決まっているのでロスタイム克服のため、のんびり景色を楽しみ、写真タイムをとるのが躊躇された。あちこちのふきのとうは土産にと明日の収穫を考えた。

佐渡のカタクリは葉に斑がなく花びらも大きいものは7.8センチもある。今回の山行は花期にぴったりはまり種類も豊富だ。カタクリとシラネアオイは群生してあちこちで見られた。

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シラネアオイの花

それは当然としてキクザキイチゲ、ヒトリシズカ、オオミスミソウ(ユキワリソウ)、オオイワカガミ、エゾエンゴサク、キジムシロ、タチツボスミレも真っ盛り。ミヤマカタバミ、サンカヨウ、そしてコブシに似たタムシバも見かけた。

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金北山手前の石花越分岐から天狗の休場までは四つのコル(鞍部)があり一番ハードなところだった。また、マトネ(笠峰937.5M)手前とあやめ池すぎ、そして金北山山頂に向かってザラザラした残雪が大量にあった。しっかり踏みしめ□てクリアした。

金北山神社前で

山頂からすぐの車道は防衛省管理道路で事前に通行届けが必要でリーダーが対応済みだった。白雲台目指し車道を1時間半、300М強を延々と下る。ここは道幅は広いが一般車は通行不可だ。基地に向かって自衛隊員が乗ったマイクロバスが満席状態ですれ違った。佐渡は領有問題で中国、韓国をめぐる日本海のレーダー監視基地があるのかもしれないと思った。白雲台にはバス時刻に1時間の余裕で到着した。バスを待つ間、まずビールの人やアイスを食す人、そして土産物見学でくつろぐ。一日目のコース、無事終了する。現地ガイドの話で熊、猪、鹿がいないので植物の被害なしとのことだった。記:末石

 2日目(522日 水)晴れ

 桂ホテル730(送迎車)800両津港810(バス)⇒850ドンデン山荘・・・925尻立山・・・金北山縦走路入口・・・1025アオネバ十字路・・・1235アオネバ登山口(タクシー)1300両津港1440(カーフェリー)⇒新潟港(バス)⇒新潟駅(新幹線)⇒東京

久々の観光ホテルで心地よい一夜を過ごし、6時起床、7時に朝食を済ませ、ホテルの送迎車で両津港に向かう。昨日と同じドンデンライナー(バス)で標高890mのドンデン山荘に到着。本日も快晴でさわやかな風が気持ち良い。

ここまでは昨日と同じコースなので道に迷うことなく尻立山を目指す。昨日登った金北山が目の前にどっしりと大きな姿を見せている。さすが島一番の高い山、存在感があります。

どっしりと姿をあらわした佐渡一番の金北山

県道から「金剛山・ドンデン池・尻立山」の表示に従い登山道に入る。登山道には残雪が随所にありお花にはうれしい季節でしょう。標高940mの尻立山に到着。

緩やかな眺望のよい山頂でしたが強風で手先が冷たいので早々に歩きだしました。ドンデン池〜赤い屋根の避難小屋〜背後の優しい山並みが、どこかヨーロッパの風景のように素敵でした。

赤い屋根の避難小屋

また表示に従い県道にいったん出て金北山縦走路入口を目指します。残雪の道路沿いには、たくさんの蕗の薹があり皆で袋を取り出して山菜取りも楽しみました。スーパーで買うのとは一味違っておいしい天ぷらができるに違いないと思い楽しみです。

いよいよ本日のメインコース、金北山縦走路入口に入りアオネバ十字路からアオネバ登山口(標高296m)をめざします。アオネバ十字路で水分補給と小休止。昨日はここからマトネ方面へ北上し金北山に登りましたが、本日はここから南へ下る「アオネバ登山道」下山のコースです

 

。昨日から佐渡のたくさんのお花に出会いました。

カタクリ、スミレ、エチゴキジムシロ、チゴユリ、サンカヨウ、シラネアオイ、ザゼンソウ、イワカガミ、ヒトリシズカ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサク等々。

リーダーの話によると、ここからのアオネバ登山道にシラネアオイがいちばん群生しているとのこと。低山ながら急な下りの登山道は白・黄・ピンク・紫の高山の花々であふれていました。

特にシラネアオイは上品な淡い紫に優雅な4枚の花びらを持ち登山道に競うように咲いています。期待どおり感動ものです。登山口が近づくにつれシラネアオイも少なくなりシダの群生が現れるとほどなく「アオネバ渓谷(登山道入り口)」の標識があり下山地点に到着しました。 

シラネアオイを2時間ほどたっぷり堪能した本日ハイライトのコースでした。登山道の途中の渓谷沿いに青い液体のようなものを目にしましたが、標識の説明によると「尾根周辺に見られる青い粘土が青粘(アオネバ)の由来だそうです。」とありました。

 

アオネバ登山道の下りはシラネアオイが群生していました。

リーダーが手配してくれたタクシーで両津港へ向かう。フェリーが出るまでたっぷり時間があるので港にあるビルの食事処で冷たい生ビールで乾杯。美味しい海鮮ランチをいただきました。佐渡の山とお花を満喫した2日間の山行はおわりました。

リーダーの蔦さんには、佐渡汽船のツアーが無くなったにもかかわらず、コースの起案から宿、交通の手配等本当にお世話になりました。記録:渡辺(綺)




 

















924  オオミスミソウ

924  キクザキイチゲ

1004  カタクリ

1006  サンカヨウ

1015  .シラネアオイ

1016  イワカガミ

1017  ヒトリシズカ

1017  シラネアオイ

1025  カタクリの群生

1151  雪を抱えた金北山を目指します。

1155  キジムシロ

1202  縦走の中間点イモリ頭

1221  カタバミ

1250  .コブシに似たタムシバ

1338  急登の雪渓はロープがありました

1357  金北山山頂手前の雪渓

1407  金北山山頂の神社にて記念写真

1415  ウツギ

1444  .防衛省管理道路の残雪

1541  バス停がある白雲台に到着



佐渡島  2日目

851  バスの終点ドンデン山荘

908  目指すは尻立山

926  尻立山山頂

951  ザゼンソウ

951  エンレイソウ

1018  エンゴサク

1039  イチリンソウ

1043  シラネアオイ

1046  イチリンソウの群生

1047  ヒトリシズカ

1050  シラネアオイ

1101  シラネアオイ

1104  オオカメノキ

1131  白いイワカガミ

1201  ホウチャクソウ

1204  シソの葉をした??

1216  シダの群生

1218  .ホウチャクソウの群生

 





 




















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