東 六 甲 縦 走

6月8日〜9日

日 程 8日・東京駅――新大阪――JR神戸線――六甲道・・バス・・六甲ケーブル下〜〜前が辻〜〜六甲山YMCA(泊)

9日・宿舎〜〜ガーデンテラス〜〜六甲最高峰〜〜船坂峠〜〜大谷乗越〜〜塩尾寺〜〜JR宝塚駅――新大阪――品川

参加者   末石た(L)、日比野(SL)、川原林、和久井、深沢、井上(元会員)

 

1日目

 東海道新幹線で新大坂へ。JR神戸線に乗り換え、六甲道(ろっこうみち)へ。昼食を済ませて市営バスで六甲ケーブル下へ1230分着。荷物の整理と水を確保して登山準備完了。そばにいたタクシーの運転手さんにお願いし、記念撮影。登山道の油こぶしコースを確認し、スタートとなる。

登山道の標識はあまり目立たないので、ちょっと見落としかねない道である。道の両側は老人介護センターなど老人施設が多い。コンクリートの道で日差しが強い中の登りで汗が噴き出す。突き当りのところに「立入禁止」の看板がありその横に、「六甲ケーブル上油こぶし2.8q」の標識があった。そこから階段が続き、やっと登山道らしくなってきた。途中でマウンテンバイクに乗った若者56人と会う。

1日目・六甲ケーブル下でスタート

 

 

狭い急坂の道を一気に下りていく若者たちの元気な挨拶にこちらも「すごいなあーこんな道を駆け下りて!」と驚いて眺める。ずっと雨が降っていないのか乾燥状態でザラザラとした道が続く。時々木陰に入るのでほっとする。道端にはコアジサイが咲いていた。

 

 

登山道周辺に咲いていたコアジサイ

時々水分を取るため、45分の休憩を取る。ベンチのあるあずまやに到着し中休憩となる。六甲ケーブル山上駅1.5qの標識を見てうっそうとした森の中に入る。まだかなあーと思いながら登る。眺めの良い平らな所に着く。大阪の海と神戸の街が見える。

 六甲ケーブル山上駅には1458分に着く。駅前は団体の登山者でにぎわっていた。ここからは平らなコンクリートの道で自動車道をひたすら歩く。木陰から黄しょうぶの花と池が見える。うつぎの花も咲いている。六甲記念碑台の前を通り、商店でビールやつまみを買ってYMCAの宿舎に1534分着。そこは子供たちのグループがキャンプをするのか野外活動の声が聞こえ、玄関にはイチゴの実がいっぱいついた植込みがあり、とてもよい場所である。部屋は2階で女性5人の部屋と男性1人の部屋に分かれた。畳の部屋で気持ちの良い布団であった。お風呂はすぐに入ってもよいと言われたので、日比野さんはすぐに入りに行ったが、女性たちは風呂よりもまずビールということで風呂は後になり、おしゃべりしながら乾杯となった。(川原林 記)

 

 

 

第2日目 

5時半頃起床し、行動食を部屋で食べて身支度を済ませて、630分にYMCAの宿舎をスタートした。薄曇りの天気だったが、さわやかな朝の気温だった。バス通りを10分ほど歩き、「六甲全山縦走路」の看板が出ているところを右折し、日本最初のゴルフ場への道を歩く。神戸港と神戸市街を見下ろすなかなか眺めの良いゴルフ場である。みよし観音には715分着。そこからゆるい登りがあって、ガーデンテラスへ出る。レストランが数軒あるが、店は閉まっていた。レストランの端が階段になっていて、「六甲全山縦走路」が再開する。ここの縦走路は、アップ・ダウンの連続である。階段を下ると自動車道路にでる。反対側に縦走路の看板が出ている。

自動車道路を歩いたほうが早いことはわかっているのだが、そこは「山の会」の意地があり、深沢さんが「もう2度と来ないのだから縦走路を歩こう」ということで六甲最高峰まで10回くらいのアップ・ダウンを繰り返えし、840分に「六甲最高峰(931m)」へ着いた。

   
六甲最高峰(931m)にて 参加者全員の記念撮影です

 

 

記念写真をそばに来た登山者に撮って貰う。 休憩後下山にかかる。船坂峠をへて、大平山(たいへいざん)下の分岐点に11時に着き、昼食をとった。20分後下山にかかる。大谷乗越を1135分に通過し、そこからは階段がほとんどない林の中の平坦な道が続く。汗ばんだ肌に涼しい風がなんとも心地よい。道端には2種類の山あじさいと山つつじが慰めてくれる。塩尾寺(えんぺいじ)へは1241分に着く。和久井さんが「出合った登山者とランナー」を数えていて「87人です」と教えてくれた。塩尾寺からはアスファルトの道が続くとガイドブックに書かれていたので、いやだなと思っていたら木に赤い丸が付けられた個所を見つけ、最後の山道に入った。下りきったところが「宝塚市」の市街地であった。JR宝塚駅には1330分着。全員無事の下山であった。(万歩計は、1日目15000歩、2日目36000歩を記録していた。)

 

[感想文]

深 沢
 正月早々両足のふくらはぎを次々肉離れし、家庭の事情もあり、殆ど歩いていなくて不安だらけの山行でしたが、よく頑張って歩けたと久しぶりに達成感が持てました。これからの山行に弾みができ、感謝です。今回は東六甲でしたが、秋に西六甲を私が企画します。

末 石
六甲山は、車道と登山道が交差し、自然を感じるより人工的な山でした。ゴルフ場と車道、そして別荘を数多く見かけましたが、廃屋、売り出しと寂びていました。東京と一味違うツツジ、ウツギ、ヤマアジサイが鑑賞できました。

和 久 井
新田次郎の「孤高の人」に出てくる六甲山系に興味があったので参加しました。地図だけ見ていても満足するものではないし、やはり行かなくてはという思いでした。おかげさま で皆さんの元気な足腰に励まされて六甲〜宝塚を縦走できて幸せでした。麻耶山から高取山方面約半分はまたの機会にとっておきます。いつかまた神戸の夜景が見られますように。

井 上
かの有名な六甲山へのチャンスを快く引き受けていただき、ほんとうにありがとう!久しぶりにさんかくてんメンバーとご一緒し、皆さんの成長ぶりに目を見張りました。中でも役割分担、行動、仲間意識が深く、グループ分けは成功ですねー。六甲山は、低木の花盛りで、楽しさが倍増しました。今まで見たこともない花にも遇え、感動!

お陰様でなんとか皆について歩き通せました。この齢になっても新たな感動を授けてくださった皆様に感謝しています。ありがとうございました! 追伸 ヤマアジサイは間違いで、「コアジサイ」が正しい。ピンク色のツツジの名は「モチツツジ」です。

川 原 林
新幹線を小田原停車のひかりにしていただき、良かったです。百万jの夜景は期待はずれでした。六甲ケーブル下からの道は今一でしたが、2日目からの道は期待通りで、やっぱり六甲だなあ!と思いました。

日 比 野
東六甲縦走は、長々場になるので少し不安でしたが、何とか完走できほっとしています。もう少し足腰を鍛え、私も80歳の目標を考慮中です。

 


1455 1日目・六甲ケーブル下でスタート

1630 登山道周辺に咲いていたコアジサイ



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1052 六甲最高峰(931m)にて 参加者全員の記念撮影です

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