奥多摩 大岳山西面の秘渓。徳兵衛滝をかける秀逸な沢

神戸川 クドレ沢左俣

神戸川  クドレ沢左俣 2級 

参加者 蓬生(L)、田口(SL)、松平、丸山

  2013.7.13(日帰り)                     

 

立川6:58[五日市線]7:34武蔵五日市7:40[バス]8:10神戸岩入口――8:50クドレ沢に架かる橋――8:55入渓地点9:25――9:50二俣――11:20徳兵衛滝――12:00徳兵衛滝の上――13:40登山道13:50――14:35鋸山――16:45奥多摩18:57[五日市線]20:05立川

例年よりも梅雨明けが早く、7月中旬だというのに猛暑が続いた週末に、2年振りで沢登りに参加した。3日前に決まった山行なので、準備にも不安をかかえての出発になった。ガイドによると25mの徳兵衛滝が素晴らしいとのことであった。

 

 

 

武蔵五日市駅からバスに乗車し、神戸岩入口で下車。そこから神戸岩沿いに車道を約1時間歩いて神戸岩に到着した。

岩を貫通する真っ暗なトンネルと抜けると出合着いた。わずかに進んだところに仕事道の入口があり、クドレ沢沿いの山道を登る。ほどなく山道はなくなり、入渓準備となった。今回は日帰りだったのでザックを小さくして軽量を心がけ、はじめから沢装備を身に付けた。はじめは25mの石滝。久しぶりなので、ドキドキしながらなんとかクリアした。そこからしばらくは倒木が多く、気持ちよく進めない。さいわい浮き石はあまりなかったので、転倒することはなかった。


作業小屋を過ぎて、右俣がよく分からなかったが、水量のある方を進んだ。小さな滝がいくつか現れ、沢登りらしくなってきた。ほどなく、前方に高い徳兵衛滝が現れた。ここはガイド通り、左の中岩沢に入ってチムニー滝の上に出ることになった。ガイドによると、このあたりではルートファインディングの技量が問われるということだった。L、SLともにルートを思案していて、難しいところであった。後方を進む者としては、誰かが上に行けば、行くしかなくなるので不安が募る時間である。

このチムニー滝も大変だったが、徳兵衛滝の右の岩稜を上がるのは更にやっかいだった。上がよく見えない岩稜をLは事なく登ったが、後方の私たちにはザイルを出してくれることになった。岩は凸凹しており、なんとなく行けそうな気がしたので、よじ登っていったものの、やはり上の方はどうにもならなくて途中でザイルを待つことにした。ところが、使い方が間違えていたようで、本人はすっかり安心して岩稜をよじ登ってLのもとにたどり着いたが、Lは作った8の字が宙ぶらりんになっていることに驚いていた。この核心部を過ぎると沢も後半になった。水が枯れると、一気に暑さが激しくなり、わずかな距離ではあったが汗ダクになった。

稜線では気持ちよい風が吹き、トレイルランナーが涼しげに走り抜けていった。Lの許可が出たので、カラビナの音をカランカランさせながら沢靴のまま鋸山への分岐まで1kmほどランニングした。鋸山からの下山路は想像以上に距離があって、怠けて歩いたわけではなかったが、ガイドの1時間25分を大きく超えて3時間もかかってしまった。

反省会は奥多摩駅前の餃子屋。ビールが喉を潤して、盛り上がりました。(丸山)

 

 

 


























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