岳沢から奥穂高岳

日時:2013726日〜28
参加者:L松平 堤 飯嶋 福井 北村(記)

上高地でバスを下りこのメンバーで出発しました

1日目 726日(金)

700 品川駅高輪口集合 飯嶋さんの新車で出発。

沢渡でタクシーに乗り換え(5人だとタクシーの方がお得です)上高地へ向かう。

1100 上高地着

1130 バスターミナルを出発 河童橋から穂高の頂上はガスっていて見えず

 

150 木道から岳沢への分岐に到着 樹林帯の中を徐々に高度を上げていく。暑さが厳しい。そんななか岳沢名物「風穴」に遭遇。本当に涼しい空気が流れ出てくるので、しばし涼をとる

岳沢の途中にあった風穴です

上高地から暑い暑い岳沢の登りです

1。振り返ると帝国ホテルの赤い屋根が遠くに見え、やがて樹林帯を抜けて西穂高方面が見えてくる。

岳沢への道は、小屋への距離が書いている看板が整備されていてわかりやすい。

「見晴台」「中間点」「西穂展望台」などなど。後半の「石階段」「胸突き八丁」は文字通りしんどいが、沿道にはマイズルソウ、マツムシソウ、ホタルブクロ、ゴゼンタチバナ、クガイソウ、ハクサンフウロなどいろんな花が咲いていて目を楽しませてくれた。またナナカマドも多くトンネルのようになっている場所もあって秋も美しそうだ。

1410岳沢小屋到着

テラスで飯嶋さんのコンロでお湯を沸かしていただいてまずは甘いコーヒーで一服。その後皆さんはお花畑があるということで天狗沢方面に少し足を延ばされたが、あまりたいしことはなかったらしい。その後再びビールで乾杯。

岳沢ヒュッテでビールで乾杯

岳沢小屋は再建されて新しく、こじんまりしていて居心地がいい。畳もお布団も新しくて快適。夜ご飯も十分おいしくて満足、岳沢小屋オススメです。

小屋に掲示されている最新の天気予報では「上空に寒気の流れ込みあり午前中に雷、午後には気圧の谷の通過で雨」上るか下るかは翌日の朝決めることにして就寝した。

 

 2日目 727(土)
4時起床 雨はふっていない。空もまだ明るく予定通り前穂高を目指す。

455 岳沢小屋出発 重太郎新道にとりつく。勾配は急だが、ミヤマキンバイ、コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲのお花畑が斜面に広がり美しい。徐々に岩場やハシゴが出現。しかし6時頃から雨が降り始め遠くに雷鳴が2回ほど聞こえたと思ったら本降りになり雨具を装着。雨だけならともかく雷となるとこのまま登って稜線に出ていいのか?来た道を雨中下るのも十分危険だとわかっていても不安が募る。

そうこうするうち730分頃から雷が近くなりヒョウが降ってきたためその場で伏せてやり過ごす。その間20分ぐらいだっただろうか?生きた心地がしなかった。しかしありがたいことに雷雲は長く居座ることなく雨は止み、周囲は徐々に明るくなり山の稜線も見えてきたので、気を取り直して再出発

815 紀美子平に無事到着 雷のせいで記憶が定かではないが、重太郎新道はハシゴ、鎖場、岩場が多かったがしっかりと足を置く場所があることが多くて登りはそれほどきつくはなかった。下りの方が怖いのではと感じた。

天候が悪いので前穂に登頂するのは断念し吊尾根へ 尾根の岳沢側についた道を進む。

吊尾根もところどころ鎖があるが歩きにくくはない。ライチョウにも会うことができた。

天気が悪いせいか雷鳥が顔をだしてくれました

奥穂高岳3190mで記念撮影

展望はほとんどなかったけれども雨も止んで着々と進み

1010 奥穂高岳頂上 頂上のお社にまずは無事を感謝した。暖かいココアをいただきながら30分ほど頂上で過ごすも結局ガスは晴れず・・

 

1115 奥穂高山荘着 

1150 下り開始。山荘の直下には雪が残っていたがザイテングラートには雪はなく問題なく下れた。

標高2983mの奥穂高山荘で記念撮影

ザイテングラードの下りは雪がなく順調

高度が下がってくるとシナノキンバイ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、アキノキリンソウなどが色とりどりに咲いていて満開である。特にザイテングラートを下り終わった後すぐのシナノキンバイ、ハクサンフウロの群生は雪渓をバックに見事だった。

 

ザイテングラートを下り終わった後すぐのシナノキンバイ、ハクサンフウロの群生は雪渓をバックに見事だった。

しかしそのあとのルートは残雪が多く、他のメンバーの方は問題なく歩けるのだが、雪に慣れていない自分はよく転び滑り、時間がかかってしまった。

1420 涸沢ヒュッテ到着 さっそくテラスでおでんとビールで乾杯した。

 

涸沢のテント村が近づいて来ました

涸沢ヒュッテは混雑していて3人のスペースに5人(しかし消灯近くになっても空いているスペースがいくつかある??)途中で通った涸沢小屋の方が空いていたかも?

食事は量が多め。夕食時に注文した信州ワインはおいしかった。

3日目 728日(日)

本日は行程が短いので小屋で食事をとって

545出発 雨がぱらつく状態で穂高連峰の頂上にはかかっており、本日も涸沢カールの雄大な景色はのぞめない。

お世話になった涸沢ヒュッテを出発し、上高地へ下ります

最終日の涸沢ヒュッテの下りも多量の雪渓です。

ヒュッテのすぐ下が雪渓で昨日と同じくらいの距離で長い。私は松平さんからストックを借りてやっとのことで通過した。

その後は順調で

0715本谷橋──0810横尾──0915徳沢園でソフトクリームを食べ──1010明神
──1045上高地バスターミナル到着

帰りは白骨温泉「泡の湯」に立ち寄り汗を流し疲れを癒した。車があったからこそ立ち寄れる場所で飯嶋さんに感謝。その後おそばを食べスイカを買って帰路に着いた。夏休みの週末の中央道は混んでいて事故渋滞もあり運転本当にお疲れ様でした。

 

涸沢から横尾山荘まで下りました。梓川にかかる横尾大橋での記念撮影。


























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