=ナメはきれい

安達太良山塊 (いし)(むしろ)川本流

2013年8月3日()〜4日()

L.蓬生 田口、堤、松平

安達太良山塊の沢は2001年9月の杉田川(蓬生、田口、堤、乙坂〈元会員〉)と湯川(蓬生、田口、乙坂)以来。

■3日() 曇り&雨

磐梯熱海駅からタクシーに乗る。運転手の話しによると、こちらでは毎日雨が降り、まだ梅雨は明けていないとのこと。

銚子ヶ滝入口でタクシーを降り、登山道を歩く。銚子ヶ滝(落差50m位)を見物してから登山道に戻り、沢に下りたところで身支度を整える。遡行を始めてから30分程で雨の降りがまともになってきたので、雨具を着る。河原歩きに飽きてきたころ、ようやく2段20m滝が現れる。

下段は右の壁を登るが、意外と苦労する(ロープ使用)。上段は右から高巻く。滝を越えるとナメが現れる。なかなか見事なナメで長さも結構あるが、天気がイマイチなのがちょっと残念。

時刻は滝上で既に14時を過ぎていたので、ビバークポイント(B..)を捜しながらの遡行になるが“これは!”という所が見つからず、そのまま遡行を続ける。

今日初めて会った先行パーティーが右岸のヤブのなかに幕営している。我々はその少し先に行った左岸の流れの脇をB..に決め、ザックを下す。まずはビール(今回は4L)を冷やすため流れに入れ、それからツェルトを張り、焚火の準備をする。焚火に関しては、連日の雨のせいか乾いた木が集められず大いに苦労する。

■4日() 曇り

 朝食のうどんを食べ出発。単調な河原歩きで滝も出てこない。1時間程で二俣に着く。右俣の方が安達太良山に近いが、ヤブが濃そうなので本流の左俣に入る。流れも細くなり稜線が近くなってくると奥の二俣に着く。水筒に水を満たし、ヤブのない左沢から稜線を目指す。本流をほぼ忠実に詰め登山道に出る。

安達太良山に近づくにつれ大勢の登山者とすれちがう。一応、山頂にも立つ。ゴンドラの山頂駅で靴を履き替えていると、突然震動が起こり地震と分かる(帰宅後に読んだ新聞の記事によると、1228頃に起きた宮城県沖を震源とするものでした)。ゴンドラは程なく運転再開となり、通常よりゆっくりした運転ながら何事もなかったかのように終点に到着する。タクシーにて岳温泉に向かうが、この地方の梅雨明けは今日だったとのこと。この日に帰京するMと別れ、残った3名は宿に入る前に「蕎麦処本多屋」で水分の補給をする。

今回遡行した石筵川は、滝があまりなく河原歩きも長く単調ですが、ナメは結構長くてきれいでした。

【タイム】

3日() 東京7:44==[やまびこ205]==9:21郡山9:45==[磐越西線]== 10:01磐梯熱海10:10==[タクシー]==10:30銚子ヶ滝入口10:40――11:05銚子ヶ滝11:10――11:35入渓地点11:55――13:552段20m滝――14:20滝上――16:50.. 

4日()  B..7:10――8:10二俣8:20――10:10奥の二俣10:20――10:45登山道11:00――11:20安達太良山11:35――12:25山頂駅12:40==[ゴンドラ]==12:50奥岳登山口13:30==[タクシー]==13:40岳温泉           【記・田口】


























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