立山三山〜別山〜剱岳〜別山〜黒四ダム

 日:2013.08.2527(前夜発)
参加者:L横山、飯嶋、佐藤

824日(土)

新宿駅16:00〜(スパーあずさ23号)〜18:34松本駅19:08〜(大糸線ローカル)〜20:04信濃大町駅〜20:40扇沢BT(信濃大町駅で車で先着の飯嶋、佐藤と合流)

825日(日)天候:晴れ〜曇り(ガス)

扇沢BT(5::307:307:45黒四ダム8:10〜(ケーブル・ロープウェイ・トロリーバス乗り継ぎ)〜8:53室堂BT9:2010:15一の越10:2511:25雄山11:40〜大汝山〜富士ノ折立12:34〜真砂岳12:5513:50別山14:1514:57剱沢キャンプ場

826日(月)天候:快晴無風

剱沢キャンプ場(3:004:004:40剱山荘4:50〜前剱6:107:40剱岳8:05〜剱山荘10:2011:36剱沢キャンプ場

827日(火)天候:早朝はガス・雨〜快晴無風

剱沢キャンプ場(3:105:306:56別山北峰〜8:08真砂岳直下内蔵助小屋8:25〜旧内蔵助小屋跡〜岩小屋〜内蔵助平12:34〜黒部川水平歩道14:35〜黒四ダム下15:3316:08黒四ダムバス停トンネル入口(バス停)16:35〜扇沢BT16:50〜(中央道)〜帰京

 

 

824日(土)天候:晴れ

 仕事の都合で入山を少し延期した。初日は午後の新宿発あずさになってしまった。

電車を乗り継ぎ、信濃大町駅で先発していた飯島さん・佐藤さんに出迎えて頂いた。当初は駅周辺の公園でステイションビバークを予定し扇沢BT行きのバスを待つ予定であったが、飯島さんの車で一路扇沢BTへ。軒下でビバークし始発を待つ。以前もそうだったが早朝からの団体の声で目が覚める。

 

825日(日)天候:天候:晴れ〜曇り(ガス)

 トロリーやケーブル等この時期としては順調に乗り継ぎ853分に雨上がりの室堂BTに降立つ。

 身支度し立山三山経由で剱沢へ向かうこととする。天候が回復兆しで心が躍る。一の越までのルートは石畳、雄山までのルートも結構渋滞しおり観光や信仰の山として賑わいを見せている。

立山三山の最高点 大汝山3015mを目指します

 

 

 

雄山から別山へルートは静かなもので楽しい山旅が味わえた。別山から剱沢へ下る頃は周辺の山もガスに包まれ展望の無いまま剱沢のテントサイトに到着する。

入山祝いも寒さでそこそこにしシュラフに潜り込み明日の天候に期待する。

 

大汝山3015mで記念撮影

 

826日(月)

 

3時前に外に出ると満天の空で、夏のオリオンが輝いていた。今日の天候を期待すべく夜明け前の400分に出発する。

日の出は剱山荘のテラスから後立の稜線から昇が自然の息吹を感じる。

剣岳に登り、岩稜帯を剣沢へ戻ります

 

 

 前剱〜平蔵の頭と順調に登行しカニの立てばいも渋滞なく7時40分に三度目の剱山頂に到着する。山頂の祠は雷に打たれ現在は修復中との事で「無し」であったが、360度快晴無風の山頂からは素晴らしい眺めであった。

 

26日は早朝に剣岳に登り午後はのんびりです

 

  

827日(火)天候:早朝はガス・雨〜快晴無風

 朝3時頃、テントを叩く雨音に目が覚める。外はガスッており室堂経由で下山するは議論する。

 時間が経つにすれ上空は雲一つない快晴になって行く。数日前の増水で剱沢からハシゴ谷乗り越しのルートは個人の判断でと言う事からから、内蔵助谷へのルート変更テントサイトから別山北尾根(地図に表記なし)を目指しガレ場を登る。

帰路は再び立山連峰に登り、内蔵助カールを下り黒部川を目指します。

 

 

岩稜の楽しいルートを登り別山北峰へと。真砂の登り返しにうんざりした頃、内蔵助山荘に辿りつく。小屋で内蔵助谷の情報を聞く。健脚向けの下山ルートとのこと。我々の風貌を見て小屋のご主人は▲◆□■!かな〜?

 山腹をトラバースしお花畑(天空の!!)を通り旧内蔵助小屋跡を通り過ぎ(人が入っていないので登山道まで高山植物が溢れている)標高差1500m以上をガンガン下る。

 

内蔵助カールの末端から内蔵助平を見下ろします。長く困難な下りでした。

 

 


予想以外にフィックスロープがあり懸垂下降気味で重いザックには応えた。長い下りを終え黒部川の水平歩道を歩きダムサイトの橋を渡り最後の急登に喘ぎ16時過ぎにダムバス停のトンネル入口にたどり着く。(記:横山)

黒部川下廊下を振り返ります

 

 

 

 

黒部ダムの下部につき、これから200mの急登が待っていました。

 

 

 

 

 




立山三山〜別山〜剱岳〜別山〜黒四ダム

 日:2013.08.2527(前夜発)
参加者:L横山、飯嶋、佐藤(記)

8月24
品川先発  飯嶋、佐藤(乗用車)1200   1600松川村 日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事  2007信濃大町駅で横山さんと合流  2045扇沢ターミナル着  2115構内で消灯
8月25
5
30起床  730扇沢発 ──電気バス 黒四ダム── ロープウエイ  トロリーバス ──855室堂(着)出発準備920(発)──1015一ノ越1025──1048雄山山頂1100──1200大汝山 ──1218富士ノ折立──1256真砂岳──1352別山──別山北峰往復──1411別山──1457剱沢テント場   1900消灯

24 1200私と飯嶋さんは品川を車で出発、松川村の日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事をし、信濃大町駅で特急で来た横山リーダーと合流。扇沢ターミナルの玄関わきに寝袋で就寝。


25  思ったより快眠でした。早朝から観光客が押し寄せますが登山客はほとんどいません。 今年は黒四ダム完成50周年です。時の速さを感じます。まずは電気バスでへ 黒四ダムへ向かいダムから黒部川を見下ろします。はるか高低差200mの眼下に帰路渡る予定の木製の橋が小さく見えます。

一ノ越から立山への登りは人、人、人

 黒四ダムからケーブル・ロープウェイ・トロリーバスを乗り継ぎ室堂駅に到着し出発準備をします。眼前には弥陀ヶ原と立山連山が広がりました。暫くは整備された石畳の道を一ノ越へと快調に歩きます。立山に登るに大きなザックを背負っているのは我々だけでした。1時間ほどで 一ノ越に到着、そこから立山を見上げると斜面には人・人・人の大行列でした。

 

雄山神社に到着し雄山山頂の岩峰を見上げると登山者が山頂で神主のお祓いを受けているのが見えています。雄山山頂は有料500円、ザックの奥にある財布を出すのが面倒でパスしました。

 

雄山からみる弥陀ヶ原の景色は雄大で8月の終わりもで沢山の雪田があります。1206に立山三山の最高地点大汝山3015mの山頂に到着。ここには雄山と比べて登山者は数名です。ここからは右下に雄大な内蔵助カールを見ながら真砂岳2861mへ向かいます。
立山三山から真砂岳・別山へ向け縦走します

内蔵助カールは学術研究で日本で現存する氷河ではないかと言われています。まさか下山路にこの内蔵助カールを下るとは思いませんでした。

メンバー3人は快調に真砂岳を通過し、最後の登り別山を目指し1411 別山2874mに到着。別山東峰2880mを往復することにしました。残念ながら別山東峰に着いた時は霧の中でした。 別山から剱沢テントサイトを目指して岩礫を下ります。下る途中にメインルートの別山乗越の山小屋を見ます。 15:00前に剱沢のテントサイトに到着し早速テントを設営し、近くの上市警察署剱沢警備派出所で、帰路の真砂沢小屋の先のハシゴ谷乗越へ行くための木製の橋の状況を確認にいくと現在通行不能で工事中であるとのこと。三ノ沢雪渓付近で雪渓を渡って対岸に渡れるかも知れないが確信はない、個人の責任で実行する事なら話は別だがとの回答であった。明日に備えて早々と1900に就寝。

8月26  快晴
3
00 起床   出発400──410剱沢山荘──440剣山荘450──510一服剱──611前剱──650平蔵のコル──705カニのタテバイ──738剱岳山頂800──820カニのヨコバイ──828平蔵のコル──900前剱──1020剣山荘──1045剱沢山荘1130──1137剱沢テントサイト(着)  ビールを飲んだり、別山への別ルート偵察   1900消灯

 300に起床し、剱岳山頂付近の「カニのタテバイ」と「カニのヨコバイ」の渋滞を避けるため早めの400に出発しました。

剱岳へ向け、岩場を通る飯嶋さん

 

暗い中、剱沢小屋から剣山荘向かう分岐付近は道が分かりにくい。 剣山荘を過ぎ一服剱を過ぎると5:20朝日が五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間の大キレット付近に昇りました。 前剱を過ぎますます鎖場が多くなってきましたが、しっかり整備され、不安感はありません。

 

 

658 平蔵のコル付近から見ると「カニのタテバイ」には次々と岩にへばり付いて登る人たち見えます。 「カニのタテバイ」を過ぎ、岩稜を登ると剱岳山頂です。山頂には有名な社が消失して残骸すらありません。

剱岳山頂から見る剱沢と剱沢小屋そして立山三山が立派に見えます

 剱岳山頂から見る剱沢と剱沢小屋そして立山三山が立派に見えます。遠くには槍ヶ岳・富士山も見えました。 帰路は「カニのヨコバイ」を慎重に下り 「カニのヨコバイ」を過ぎると長い何段も続く鎖場を下ります。早めの出発で余裕がありますが 気温も上がり下りは汗だくです。剣山荘でコーラを飲み、剣山荘と剱沢山荘との間の雪渓を渡り10:50 には早くも剱沢山荘に帰り着きました。暑くて私は又もやコーラ、リーダーはビールです。

剣沢小屋では65歳という立山のボッカとガイドをしている「屋敷さん」という元気な方とおしゃべり、昔は80kg今でも60kgの荷を背負って歩くそうです。秋田の実家に帰る時は20位の山に登りながら帰るとのことです。不思議な方です。

昨夜の打ち合わせで今日は予定の真砂沢ロッジには下らず。今日の行動はおしまいです。 飯嶋さんと横山さんはビールを飲んだり、焼酎を飲んだり、ノンビリ休養です。私は岩の上で1時間以上の快適な昼寝です。 昼寝を終えた私はリーダーが地図やガイドブックに記載のない別山に直登する道があるというので散歩がてらに偵察に登ると良い道で地図に載っている昨日の別山から剣沢への道よりも歩き良さそうです。

今日も消灯は早めの1900

8月27日 5時頃まで雨のち晴れ
3
10起床  雨が降っているため待機  530出発──557稜線──658別山東峰──756真砂岳を巻く──808内蔵助小屋(休)825──(内蔵助カールを下る)──925大下りが始まる──1028最初の水場──1205岩舎──1234内蔵助平分岐──1330丸山東壁──1436黒部川出合──1533黒四ダム下の架橋1538──1608黒部駅バスターミナル  1635(発)──1655扇沢ターミナル駅 ──(中央高速)──JR蒲田駅2100解散

 今日は別山に登り返し真砂岳の肩を通り内蔵助小屋から内蔵助カール・内蔵助平・黒部川・黒四ダムと長いコースです。早出をしたいのですが、雷雨の名残でしょう雨が激しく降っています。。それでも5時過ぎには止み始めたので出発準備をします。 剣沢とお別れし、別山東峰向かって尾根を登ります。道は良く特に危険な場所もありません。別山東峰山頂に近づくにつれ、剱岳が素晴らしくそびえています。これで剱岳の展望ともお別れです。 別山から立山方向へ内蔵助小屋を目指して歩きます。真砂岳の左の稜線にチョコンとのっているのが見えます。 内蔵助小屋サービスが良く立山では人気の小屋です。 内蔵助小屋で黒部への道の状況を訊ねるとコピーした案内図を私たち渡しながら、含みがある表情をしました。(大変な難コースとの感じでした)。私達がハシゴ谷乗越が通行禁止なのでこちらルートを回ってきましたと話すと何とハシゴ谷乗越は今日から開通しましたとの事。複雑な思いです。

内蔵助カールへ向かう横山さん、飯嶋さん

 内蔵助小屋を後にして内蔵助カールへ下ります。日本に残る氷河であるとの話からチョッピリ嬉しいです。カールの壁に高山植物が咲いています。最盛期には素晴らしい群生が見られたことでしょう。

 1時間ほど内蔵助カール沿いの岩道を歩き、これから内蔵助平まで一気の下りです。カールが終わる展望台から内蔵助平の草原と森林そして正面には黒部別山2353mが見えます。北アでは決して標高が高くはありませんが、黒部渓谷1300mから見ればかなりの高さです。チャンスがあれば登ってみたい山です。

内蔵助カールの末端から内蔵助平と黒部別山

まずは灌木や樹林帯の中をときどき急な岩場には鎖やロープがあります。ちょっとたよりない感じです。灌木や樹林帯の急下りを終え、内蔵助谷の雪渓を渡ると荒れた沢沿いの道をどんどん下りますが、全く道はなく、ペンキの印だけがたよりです。 漸く道も緩やかになり岩舎という地点(大きな岩小屋がある)につきました。岩舎からは踏み跡程度の細々の道がハシゴ谷乗越の道と合流する内蔵助平の中心点まで続きました。内蔵助平は森林に覆われ、あちこちの雪渓や山から複数の沢が流れ込み水の豊富な場所です。鉄製の橋で内蔵助谷を渡るとテントを張り、中に1人だけいました。何をしている人でしょうか。今日の剱沢から黒四ダムまで会ったたった1人の人です。内蔵助平から黒部川まで内蔵助谷沿いを歩きますがアップダウンが激しく、道も思ったより荒れていました。

下から見上げる黒四ダム

 漸く黒部川に下り立ち黒部川右岸沿いに上流の黒四ダムを目指します。途中右手に丸山の東壁から、まるで空から流れ落ちるような滝を望みます。リーダーによるとこの地点は8月の初めまで雪が覆い、通行が難しい事があるとのことでした。 15:38 黒四ダムの下に来ました。多くの観光客がいるもののダムの下は私たちだけです。

 黒部川に架かる木製の仮橋で細い鎖をたよりながら渡りました。 この地点標高1282から黒四ダムのトンネルの中にあるバス停標高1480m付近まで200m差を登らなくてはなりません。コースタイム40分のところを30分で一気に登りました。1608着いた場所はさびれた感じのトンネルの入口です。その寂しいトンネルをくぐって行くとそこは多くの観光客のいる地中の黒四ダムの大バスターミナルで、これにはびっくりしました。ターミナルに行列する観光客に混じり1635のバスに乗り扇沢始発駅に1655に戻りました。最終日の行動時間11時間半でした。皆さん結構なスピードで良く歩きました。

今日の立山から直接黒部川に下りるコースの荒れて困難な道は人気の高い立山にありながらその極端な差に驚きました。

今回の山行は天候にも恵まれ、重いテントを背負っての山行でしたが、それだけに充実した山行でした。皆様ありがとうございました。

 

 


























立山三山〜別山〜剱岳〜別山〜黒四ダム
期  日:2013.08.25〜27(前夜発)
参加者:L横山、飯嶋、佐藤

コースタイム
8月24
品川先発  飯嶋、佐藤(乗用車)1200   1600松川村 日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事  2007信濃大町駅で横山さんと合流  2045扇沢ターミナル着  2115構内で消灯
8月25
5
30起床  730扇沢発 ──電気バス 黒四ダム── ロープウエイ  トロリーバス ──855室堂(着)出発準備920(発)──1015一ノ越1025──1048雄山山頂1100──1200大汝山 ──1218富士ノ折立──1256真砂岳──1352別山──別山北峰往復──1411別山──1457剱沢テント場   1900消灯
8月26  快晴
3
00 起床   出発400──410剱沢山荘──440剣山荘450──510服剱──611前剱──650平蔵のコル──705カニのタテバイ──738剱岳山頂800──820カニのヨコバイ──828平蔵のコル──900前剱──1020剣山荘──1045剱沢山荘1130──1137剱沢テントサイト(着)  ビールを飲んだり、別山への別ルート偵察   1900消灯
8月27日 5時頃まで雨のち晴れ
3
10起床  雨が降っているため待機  530出発──557稜線──658別山東峰──756真砂岳を巻く──808内蔵助小屋(休)825──(内蔵助カールを下る)──925大下りが始まる──1028最初の水場──1205岩舎──1234内蔵助平分岐──1330丸山東壁──1436黒部川出合──1533黒四ダム下の架橋1538
──16
08黒部駅バスターミナル  1635(発)──1655扇沢ターミナル駅 ──(中央高速)──JR蒲田駅2100解散




8月25日

8月24日
品川先発  飯嶋、佐藤(乗用車)12:00   16:00松川村 日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事  20:07信濃大町駅で横山さんと合流  20:45扇沢ターミナル着  21:15構内で消灯
8月25日
5:30起床  7:30扇沢発 ──電気バス 黒四ダム── ロープウエイ  トロリーバス ──8:55室堂(着)出発準備9:20(発)──10:15一ノ越10:25──10:48雄山山頂11:00──12:00大汝山 ──12:18富士ノ折立──12:56真砂岳──13:52別山──別山北峰往復──14:11別山──14:57剱沢テント場   19:00消灯


749 扇沢ターミナルより北アルプスのトンネルを潜って黒四ダム駅に到着しました。

755 今年は黒四ダム完成50周年です。もおそんない経つのかなあーの気持ちです。

757 黒四ダムらか黒部川を見下ろします。遠くに帰路渡る予定の木製の橋が見えます。

926 黒四ダムからケーブル・ロープウェイ・トロリーバスを乗り継ぎ室堂駅に到着、眼前には弥陀ヶ原と立山が広がりました。
右の鞍部がこれから目指す一ノ越の小屋です。


939 整備された道を一ノ越へと快調に歩きます。でも立山に登るにこれだけの荷を背負っているのは
我々だけでした。


1025 一ノ越から立山を見上げるとそこは人・人・人でした。 

1035 立山の登りから一ノ越の山小屋を見ます。先に龍王岳2872mの岩峰があります。今度はあすこを
越えて五色ヶ原の方へ行きたい。


1149 雄山神社から雄山山頂へ登山者が山頂で神主のお祓いを受けています。有料500円です、ザックの奥にある財布を
のが面倒でパスしました。


1158 立山からみる弥陀ヶ原の雄大な景色です。8月の終わりでもこれだけの残雪があります。

1206 立山三山の最高地点大汝山3015mの山頂です。ここには雄山と比べて登山者は数名です。

1248 雄大な内蔵助カールです。学術研究で現存する氷河ではないかと言われています。
まさか下山路にこの内蔵助カールを下るとは思いませんでした。


1304 真砂岳でメンバー3人の記念撮影です。

1317  いよいよ最後の登り別山を目指します。 

1411 別山2874mに到着。別山東峰2880mを往復することにしました。残念ながら
別山東峰に着いた時は霧の中でした。


1415 別山西峰山頂にある硯ヶ池です。なるほど硯(スズリ)のようです。

1429 別山から剱沢テントサイトへ下ります。下る途中にメインルートの別山乗越の山小屋を見ます。

1442

1521  15:00前に剱沢のテントサイトに到着し早速テントを設営し、近くの上市警察署が
剱沢警備派出所を設置しており、帰路の真砂沢小屋の先のハシゴ谷乗越へ行くための木製の
橋の状況を確認にいくと現在通行不能で工事中であるとのこと。三ノ沢雪渓付近で雪渓を渡って
対岸に渡れるかも知れないが確信はない、個人の責任で実行する事なら話は別だがとの回答で
あった。


1645 霧が出たり、入ったりの剱岳です。明日に備えて19:00には就寝しました。





8月26日

8月26日  快晴
3:00 起床   出発4:00──4:10剱沢山荘──4:40剣山荘4:50──5:10服剱──6:11前剱──6:50平蔵のコル──7:05カニのタテバイ──7:38剱岳山頂8:00──8:20カニのヨコバイ──8:28平蔵のコル──9:00前剱──10:20剣山荘──10:45剱沢山荘11:30──11:37剱沢テントサイト(着)  ビールを飲んだり、別山への別ルート偵察   19:00消灯



510  3;00に起床し、早めに出発し、剱岳山頂付近の「カニのタテバイ」と「カニのヨコバイ」
の渋滞を避けるため早めの4:00に出発しました。暗い中、剱沢小屋から剣山荘向かう分岐付近
は道が分かりずらい。

520 剣山荘を過ぎ一服剱を過ぎると朝日が五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間の大キレット付近に昇りました

620 前剱を過ぎますます鎖場が多くなってきましたが、しっかり整備され、不安感はありません。




650  後立山連峰の針ノ木岳もピラミッド状の山容を見せています。

658 平蔵のコル付近から見る「カニのタテバイ」です。岩にへばり付いて登る人たちです。

710 「カニのタテバイ」を過ぎ、岩稜を登ると剱岳山頂です。

730 剱岳山頂から見る剱沢と剱沢小屋です。立山三山が立派に見えました。

744

758

819 帰路は「カニのヨコバイ」通って行きます。

820  「カニのヨコバイ」を慎重に下る飯嶋さんです。

824 「カニのヨコバイ」を過ぎると長い何段も続く鎖場を下ります。

942 ミヤマトリカブトの美しい花です。秋です。

1044 気温も上がり下りは汗だくです。剣山荘でコーラを飲み、剱沢山荘へ向かいます。
剣山荘と剱沢山荘との間の雪渓です。

10:50 剱沢山荘に帰り着きました。暑くて私は又もやコーラ、リーダーはビールです。
昨夜の打ち合わせで今日は真砂沢ロッジには下らず。今日の行動はおしまいです。

1137 65歳という立山のボッカとガイドをしている「屋敷さん」という方です。
今でも60kgの荷を背負って歩くそうです。秋田の実家に帰る時は20位の山に
登りながら帰るとのことです。不思議な方です。


13:30 飯嶋さんと横山さんはビールを飲んだり、焼酎を飲んだり、剣沢でノンビリ休養です。
私は岩の上で昼寝です。快適です。1時間以上は寝ました。


1443 昼寝を終え、リーダーは別山に直登する道があるというので散歩がてらに偵察に登ると剱沢テントサイトが
眼下ですが、テントの数は少ないようです。地図に載っていない別山への道は良い道で地図に載っている
昨日の別山から剣沢への道よりも歩き良さそうです。






8月27日

8月27日 5時頃まで雨のち晴れ
3
10起床  雨が降っているため待機  530出発──557稜線──658別山東峰──756真砂岳を巻く──808内蔵助小屋(休)825──(内蔵助カールを下る)──925大下りが始まる──1028最初の水場──1205岩舎──1234内蔵助平分岐──1330丸山東壁──1436黒部川出合──1533黒四ダム下の架橋1538
──16
08黒部駅バスターミナル  1635(発)──1655扇沢ターミナル駅 ──(中央高速)──JR蒲田駅2100解散


27日  今日は別山に登り返し内蔵助小屋から内蔵助カール・内蔵助平・黒部川・黒四ダムと長いコースです。
早出をしたいのですが、雨がやや激しく降っています。雷雨の名残でしょう。それでも5時過ぎには止み始め
たので出発準備をします。


642 剣沢とお別れし、別山東峰向かって尾根を登ります。道は良く特に危険な場所もありません。
別山東峰山頂に近づくにつれ、剱岳が素晴らしくそびえています。




7:00 別山東峰山頂ごしに剱岳が見えます。

714 別山から立山方向へ内蔵助小屋を目指して歩きます。



714 内蔵助小屋をUPして見ると左の稜線の肩ににチョコンとのっているのが見えます。

8:05  真砂岳の北の肩を通り 内蔵助小屋へと向かいます。サービスが良く立山では人気の小屋です。

824 内蔵助小屋の前で別山をバックに休憩です。黒部への道を訊ねるとコピーした案内図を私たち
渡しながら、含みがある表情をしました。ハシゴ谷乗越が通行禁止なのでこちらルートを回ってきましたと
話すと何と今日から開通しましたとの事。複雑な思いです。


836 内蔵助小屋を後にして内蔵助カールへ下ります。日本に残る氷河であるとの話からチョッピリ嬉しいです。

内蔵助カールの壁に高山植物が咲いています。最盛期には素晴らしい群生が見られたことでしょう。

内蔵助カールを渡る横山さん

内蔵助カールの底で万歳をする佐藤です。めったに来る場所ではないので嬉しいです。

9:40 1時間ほど内蔵助カール沿いの岩道を歩き、これから内蔵助平まで一気の下りです。
私の心の中では内蔵助平は秘境です。正面には黒部別山2353mが見えます。北アでは決して
標高が高くはありませんが、黒部渓谷1300mから見ればかなりの高さです。チャンスがあれば
登ってみたい山です。


まずは灌木や樹林帯の中をときどき急な岩場には鎖やロープがあります。ちょっとたよりない感じです。

灌木や樹林帯の急下りを終え、内蔵助谷の雪渓を渡ると荒れた沢沿いの道をどんどん
下りますが、全く道はなく、ペンキの印だけがたよりです。



この雪渓を小熊が横切る姿を横山さんと飯嶋さんが目撃して写真に撮りましたが
私は小さくて見そびれてしまいました。残念です





12:05 漸く道も緩やかになり岩舎という地点(大きな岩小屋がある)につきました。

岩舎からはこのような細々の道がハシゴ谷乗越の道と合流する地点まで続きました。

12:50 内蔵助平の中にある鉄製の橋です。内蔵助平は森林に覆われ、あちこちの雪渓や山から複数
の沢が流れ込み水の豊富な場所です。この付近にテントを張り、中に1人だけいました。何をしている人で
しょうか。剱沢から黒四ダムまで会ったたった1人の人です。
内蔵助平から黒部川まで内蔵助谷沿いを歩きますがアップダウンが激しく、道も思ったより荒れていました。


14:50  14;40に黒部川に下り立ち右岸沿いに上流の黒四ダムを目指します。途中右手に丸山東壁から
流れ落ちる滝を望みます。リーダーによるとこの地点は8月の初めまで雪が覆い、通行が難しい事があるとの
ことでした。 


15:35 黒四ダムの下に来ました。多くの観光客がいるもののダムの下は私たちだけです。

15:38 黒部川に架かる木のたよりない橋です。右手の細い鎖を持ちながら渡りました。
この地点標高1282から黒四ダムのトンネルの中にあるバス停標高1480m付近まで
200m差を登らなくてはなりません。コースタイム40分のところを30分で一気に登りました。



17:05扇沢ターミナル前でリーダーと佐藤の記念撮影です。

16:08 に黒四ダムのバス停につき、トンネル内のターミナルに行列する観光客に混じり16:35
に乗り扇沢始発駅に16:55に戻りました。


 

 




 










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