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立山三山〜別山〜剱岳〜別山〜黒四ダム 期 日:2013.08.25〜27(前夜発)
24日 12:00私と飯嶋さんは品川を車で出発、松川村の日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事をし、信濃大町駅で特急で来た横山リーダーと合流。扇沢ターミナルの玄関わきに寝袋で就寝。
雄山神社に到着し雄山山頂の岩峰を見上げると登山者が山頂で神主のお祓いを受けているのが見えています。雄山山頂は有料500円、ザックの奥にある財布を出すのが面倒でパスしました。
内蔵助カールは学術研究で日本で現存する氷河ではないかと言われています。まさか下山路にこの内蔵助カールを下るとは思いませんでした。 メンバー3人は快調に真砂岳を通過し、最後の登り別山を目指し14:11 別山2874mに到着。別山東峰2880mを往復することにしました。残念ながら別山東峰に着いた時は霧の中でした。 別山から剱沢テントサイトを目指して岩礫を下ります。下る途中にメインルートの別山乗越の山小屋を見ます。 15:00前に剱沢のテントサイトに到着し早速テントを設営し、近くの上市警察署剱沢警備派出所で、帰路の真砂沢小屋の先のハシゴ谷乗越へ行くための木製の橋の状況を確認にいくと現在通行不能で工事中であるとのこと。三ノ沢雪渓付近で雪渓を渡って対岸に渡れるかも知れないが確信はない、個人の責任で実行する事なら話は別だがとの回答であった。明日に備えて早々と19:00に就寝。
6:58 平蔵のコル付近から見ると「カニのタテバイ」には次々と岩にへばり付いて登る人たち見えます。 「カニのタテバイ」を過ぎ、岩稜を登ると剱岳山頂です。山頂には有名な社が消失して残骸すらありません。
剣沢小屋では65歳という立山のボッカとガイドをしている「屋敷さん」という元気な方とおしゃべり、昔は80kg今でも60kgの荷を背負って歩くそうです。秋田の実家に帰る時は20位の山に登りながら帰るとのことです。不思議な方です。 昨夜の打ち合わせで今日は予定の真砂沢ロッジには下らず。今日の行動はおしまいです。
飯嶋さんと横山さんはビールを飲んだり、焼酎を飲んだり、ノンビリ休養です。私は岩の上で1時間以上の快適な昼寝です。
昼寝を終えた私はリーダーが地図やガイドブックに記載のない別山に直登する道があるというので散歩がてらに偵察に登ると良い道で地図に載っている昨日の別山から剣沢への道よりも歩き良さそうです。 今日も消灯は早めの19:00。
まずは灌木や樹林帯の中をときどき急な岩場には鎖やロープがあります。ちょっとたよりない感じです。灌木や樹林帯の急下りを終え、内蔵助谷の雪渓を渡ると荒れた沢沿いの道をどんどん下りますが、全く道はなく、ペンキの印だけがたよりです。 漸く道も緩やかになり岩舎という地点(大きな岩小屋がある)につきました。岩舎
黒部川に架かる木製の仮橋で細い鎖をたよりながら渡りました。
この地点標高1282から黒四ダムのトンネルの中にあるバス停標高1480m付近まで200m差を登らなくてはなりません。コースタイム40分のところを30分で一気に登りました。16:08着いた場所はさびれた感じのトンネルの入口です。その寂しいトンネルをくぐって行くとそこは多くの観光客のいる地中の黒四ダムの大バスターミナルで、これにはびっくりしました。ターミナルに行列する観光客に混じり16:35のバスに乗り扇沢始発駅に16:55に戻りました。最終日の行動時間11時間半でした。皆さん結構なスピードで良く歩きました。 今日の立山から直接黒部川に下りるコースの荒れて困難な道は人気の高い立山にありながらその極端な差に驚きました。 今回の山行は天候にも恵まれ、重いテントを背負っての山行でしたが、それだけに充実した山行でした。皆様ありがとうございました。 |
立山三山〜別山〜剱岳〜別山〜黒四ダム |
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期 日:2013.08.25〜27(前夜発) 参加者:L横山、飯嶋、佐藤 |
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コースタイム |
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8月25日
8月24日 品川先発 飯嶋、佐藤(乗用車)12:00 16:00松川村 日帰り温泉「すずむし荘」入浴と食事 20:07信濃大町駅で横山さんと合流 20:45扇沢ターミナル着 21:15構内で消灯 8月25日 5:30起床 7:30扇沢発 ──電気バス 黒四ダム── ロープウエイ トロリーバス ──8:55室堂(着)出発準備9:20(発)──10:15一ノ越10:25──10:48雄山山頂11:00──12:00大汝山 ──12:18富士ノ折立──12:56真砂岳──13:52別山──別山北峰往復──14:11別山──14:57剱沢テント場 19:00消灯 |
7:49 扇沢ターミナルより北アルプスのトンネルを潜って黒四ダム駅に到着しました。
7:55
7:57 黒四ダムらか黒部川を見下ろします。遠くに帰路渡る予定の木製の橋が見えます。
9:26 黒四ダムからケーブル・ロープウェイ・トロリーバスを乗り継ぎ室堂駅に到着、眼前には弥陀ヶ原と立山が広がりました。
右の鞍部がこれから目指す一ノ越の小屋です。
9:39 整備された道を一ノ越へと快調に歩きます。でも立山に登るにこれだけの荷を背負っているのは
我々だけでした。
10:25 一ノ越から立山を見上げるとそこは人・人・人でした。
10:35 立山の登りから一ノ越の山小屋を見ます。先に龍王岳2872mの岩峰があります。今度はあすこを
越えて五色ヶ原の方へ行きたい。
11:49 雄山神社から雄山山頂へ登山者が山頂で神主のお祓いを受けています。有料500円です、ザックの奥にある財布を
のが面倒でパスしました。
11:58 立山からみる弥陀ヶ原の雄大な景色です。8月の終わりでもこれだけの残雪があります。
12:06 立山三山の最高地点大汝山3015mの山頂です。ここには雄山と比べて登山者は数名です。
12:48 雄大な内蔵助カールです。学術研究で現存する氷河ではないかと言われています。
まさか下山路にこの内蔵助カールを下るとは思いませんでした。
13:04 真砂岳でメンバー3人の記念撮影です。
13:17 いよいよ最後の登り別山を目指します。
14:11 別山2874mに到着。別山東峰2880mを往復することにしました。残念ながら
別山東峰に着いた時は霧の中でした。
14:15 別山西峰山頂にある硯ヶ池です。なるほど硯(スズリ)のようです。
14:29 別山から剱沢テントサイトへ下ります。下る途中にメインルートの別山乗越の山小屋を見ます。
14:42
15:21 15:00前に剱沢のテントサイトに到着し早速テントを設営し、近くの上市警察署が
剱沢警備派出所を設置しており、帰路の真砂沢小屋の先のハシゴ谷乗越へ行くための木製の
橋の状況を確認にいくと現在通行不能で工事中であるとのこと。三ノ沢雪渓付近で雪渓を渡って
対岸に渡れるかも知れないが確信はない、個人の責任で実行する事なら話は別だがとの回答で
あった。
16:45 霧が出たり、入ったりの剱岳です。明日に備えて19:00には就寝しました。
8月26日
8月26日 快晴 3:00 起床 出発4:00──4:10剱沢山荘──4:40剣山荘4:50──5:10服剱──6:11前剱──6:50平蔵のコル──7:05カニのタテバイ──7:38剱岳山頂8:00──8:20カニのヨコバイ──8:28平蔵のコル──9:00前剱──10:20剣山荘──10:45剱沢山荘11:30──11:37剱沢テントサイト(着) ビールを飲んだり、別山への別ルート偵察 19:00消灯 |
5:10 3;00に起床し、早めに出発し、剱岳山頂付近の「カニのタテバイ」と「カニのヨコバイ」
の渋滞を避けるため早めの4:00に出発しました。暗い中、剱沢小屋から剣山荘向かう分岐付近
は道が分かりずらい。
5:20 剣山荘を過ぎ一服剱を過ぎると朝日が五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間の大キレット付近に昇りました
6:20 前剱を過ぎますます鎖場が多くなってきましたが、しっかり整備され、不安感はありません。
6:50 後立山連峰の針ノ木岳もピラミッド状の山容を見せています。
6:58 平蔵のコル付近から見る「カニのタテバイ」です。岩にへばり付いて登る人たちです。
7:10 「カニのタテバイ」を過ぎ、岩稜を登ると剱岳山頂です。
7:30 剱岳山頂から見る剱沢と剱沢小屋です。立山三山が立派に見えました。
7:44
7:58
8:19 帰路は「カニのヨコバイ」通って行きます。
8:20 「カニのヨコバイ」を慎重に下る飯嶋さんです。
8:24
9:42 ミヤマトリカブトの美しい花です。秋です。
10:44 気温も上がり下りは汗だくです。剣山荘でコーラを飲み、剱沢山荘へ向かいます。
剣山荘と剱沢山荘との間の雪渓です。
10:50 剱沢山荘に帰り着きました。暑くて私は又もやコーラ、リーダーはビールです。
昨夜の打ち合わせで今日は真砂沢ロッジには下らず。今日の行動はおしまいです。
今でも60kgの荷を背負って歩くそうです。秋田の実家に帰る時は20位の山に
登りながら帰るとのことです。不思議な方です。
13:30 飯嶋さんと横山さんはビールを飲んだり、焼酎を飲んだり、剣沢でノンビリ休養です。
私は岩の上で昼寝です。快適です。1時間以上は寝ました。
14:43 昼寝を終え、リーダーは別山に直登する道があるというので散歩がてらに偵察に登ると剱沢テントサイトが
眼下ですが、テントの数は少ないようです。地図に載っていない別山への道は良い道で地図に載っている
昨日の別山から剣沢への道よりも歩き良さそうです。
8月27日
8月27日 5時頃まで雨のち晴れ 3:10起床 雨が降っているため待機 5:30出発──5:57稜線──6:58別山東峰──7:56真砂岳を巻く──8:08内蔵助小屋(休)8:25──(内蔵助カールを下る)──9:25大下りが始まる──10:28最初の水場──12:05岩舎──12:34内蔵助平分岐──13:30丸山東壁──14:36黒部川出合──15:33黒四ダム下の架橋15:38 ──16:08黒部駅バスターミナル 16:35(発)──16:55扇沢ターミナル駅 ──(中央高速)──JR蒲田駅21:00解散 |
27日 今日は別山に登り返し内蔵助小屋から内蔵助カール・内蔵助平・黒部川・黒四ダムと長いコースです。
早出をしたいのですが、雨がやや激しく降っています。雷雨の名残でしょう。それでも5時過ぎには止み始め
たので出発準備をします。
6:42 剣沢とお別れし、別山東峰向かって尾根を登ります。道は良く特に危険な場所もありません。
別山東峰山頂に近づくにつれ、剱岳が素晴らしくそびえています。
7:00 別山東峰山頂ごしに剱岳が見えます。
7:14 別山から立山方向へ内蔵助小屋を目指して歩きます。
7:14 内蔵助小屋をUPして見ると左の稜線の肩ににチョコンとのっているのが見えます。
8:05 真砂岳の北の肩を通り 内蔵助小屋へと向かいます。サービスが良く立山では人気の小屋です。
8:24 内蔵助小屋の前で別山をバックに休憩です。黒部への道を訊ねるとコピーした案内図を私たち
渡しながら、含みがある表情をしました。ハシゴ谷乗越が通行禁止なのでこちらルートを回ってきましたと
話すと何と今日から開通しましたとの事。複雑な思いです。
8:36 内蔵助小屋を後にして内蔵助カールへ下ります。日本に残る氷河であるとの話からチョッピリ嬉しいです。
内蔵助カールの壁に高山植物が咲いています。最盛期には素晴らしい群生が見られたことでしょう。
内蔵助カールを渡る横山さん
内蔵助カールの底で万歳をする佐藤です。めったに来る場所ではないので嬉しいです。
9:40 1時間ほど内蔵助カール沿いの岩道を歩き、これから内蔵助平まで一気の下りです。
私の心の中では内蔵助平は秘境です。正面には黒部別山2353mが見えます。北アでは決して
標高が高くはありませんが、黒部渓谷1300mから見ればかなりの高さです。チャンスがあれば
登ってみたい山です。
まずは灌木や樹林帯の中をときどき急な岩場には鎖やロープがあります。ちょっとたよりない感じです。
灌木や樹林帯の急下りを終え、内蔵助谷の雪渓を渡ると荒れた沢沿いの道をどんどん
下りますが、全く道はなく、ペンキの印だけがたよりです。
この雪渓を小熊が横切る姿を横山さんと飯嶋さんが目撃して写真に撮りましたが
私は小さくて見そびれてしまいました。残念です!
12:05 漸く道も緩やかになり岩舎という地点(大きな岩小屋がある)につきました。
岩舎からはこのような細々の道がハシゴ谷乗越の道と合流する地点まで続きました。
12:50 内蔵助平の中にある鉄製の橋です。内蔵助平は森林に覆われ、あちこちの雪渓や山から複数
の沢が流れ込み水の豊富な場所です。この付近にテントを張り、中に1人だけいました。何をしている人で
しょうか。剱沢から黒四ダムまで会ったたった1人の人です。
内蔵助平から黒部川まで内蔵助谷沿いを歩きますがアップダウンが激しく、道も思ったより荒れていました。
14:50 14;40に黒部川に下り立ち右岸沿いに上流の黒四ダムを目指します。途中右手に丸山東壁から
流れ落ちる滝を望みます。リーダーによるとこの地点は8月の初めまで雪が覆い、通行が難しい事があるとの
ことでした。
15:35 黒四ダムの下に来ました。多くの観光客がいるもののダムの下は私たちだけです。
15:38 黒部川に架かる木のたよりない橋です。右手の細い鎖を持ちながら渡りました。
この地点標高1282から黒四ダムのトンネルの中にあるバス停標高1480m付近まで
200m差を登らなくてはなりません。コースタイム40分のところを30分で一気に登りました。
17:05扇沢ターミナル前でリーダーと佐藤の記念撮影です。
16:08 に黒四ダムのバス停につき、トンネル内のターミナルに行列する観光客に混じり16:35
に乗り扇沢始発駅に16:55に戻りました。