三毳山(みかもやま) カタクリの花を尋ねて

日程:201346

参加者:渡辺(綺)(L)、堤、北村(記録) 

コース:東武佐野駅(907着)シャトルバス(910発)→カタクリの里(930942出発→カタクリ群生地→1035青竜ヶ岳頂上→10551110東屋にて休憩1145中岳→三毳神社→1210車道へ→1305みかも山公園東入口・管理棟1350みかも公園発→1417カタクリの里 1430発佐野駅行きシャトルバス乗車

天気は荒れるとの週末でしたが、午後3時ごろまでは雨は降らなさそうということで予定通り決行!途中で雨の降っている地域もありましたが、東武佐野駅到着時は曇りながらも比較的空も明るく、駅前もJRの駅からハイキングの人達で賑わっており「佐野名物 味噌まんじゅう」をいただいてシャトルバスへ。

 お客は私たちを含め4名しかいないものの立派な観光バスに揺られ工業団地の端っこのようなところに降ろされますが、ちゃんと係員さんがいらっしゃって迷わず「万葉自然公園かたくりの里」へ到着しました。こちらは佐野市の施設のようでログハウス風の建物にはトイレや休憩所があります。しかしひとけはなく出店などもなく静かでした。

案内に従ってきちんと階段の整備されたなだらかな山の斜面を登っていくと、かなり広い範囲にカタクリが植わっています。今年の見ごろは早く323日ごろだったらしく、きっとそのころは斜面一面が紫色でとても綺麗だったのでは思われます。私はカタクリの花を見るのは初めてでしたが、とても可憐な花でこれは時期を合わせてもう一度来てみたいと思いました。

 私たちが訪れた日も10%ぐらい?は咲いている花が残っている感じで、カタクリと入れ替わるようにイチリンソウ、ニリンソウ、ヒトリシズカなどが咲いて、訪れる人達を楽しませていました。斜面を登りつめるとやや登山道らしくなり尾根伝いに青竜ヶ岳、中岳を目指しますが、「岳」といっても229m221mですので山行1年以上ぶりの私もビビることなく歩けます。

春は「山笑う」といいますが、新緑の山々はもこもこ、もふもふと様々な緑が芽吹いていて、ところどころに薄紅色の山桜がぼーっと霞み、尾根道を歩いていてもどこからかはらはらと桜の花びらが舞ってきて見上げるとそこに桜が咲いていて、優しく楽しい気持ちになれます。

緑の色が力を増してゆくと桜に代わって藤の紫、桐の紫、やがて躑躅のピンク、アカヤシオ、シロヤシオとこれからの里山は本当に美しくて楽しみだと思いながら20分ほど歩くと青竜ヶ岳に到着しました。鉄塔があって人工的ながら晴れていれば眺望はよさそうなピークです。が、当日は虫が多く写真だけとって下ります。20分ほど下ると車道と交差する場所に東屋がありそこで休憩をとりました。

中岳に上る途中には「三毳の関跡」、「犬石(役人が見張りをしていたらしい)」などがあり

万葉集に詠まれていた地であることが偲ばれます。その後中岳をへて関東平野を一望できそうなパラグライダー場を通り三毳神社へ。神社ではきっと「三毳」の意味がわかるのではと期待しましたが、結局わからずじまいで残念でした。

青竜ヶ岳より先は「みかも山公園」として整備されているようで、車道も何度か交差しハイキング道もいくつもあり、わかりづらい部分もあるのですが、今回はシャトルバスの場所に戻るため公園内の「あじさいの路」という車道を公園の東口に向かって歩くことに。車道といっても公園内の「フラワートレイン」というかわいらしい乗り物のみが通るだけで、道沿いの八重桜、ミツバツツジ、ツバキ、ヤマブキ、ニリンソウを楽しみながらのんびり歩くことができました。

公園の東口には駐車場や売店があり野菜の直売所もあります。芝生で昼食を食べたあと野菜直売所で買い物をして「かたくりの里」へ。みかも山公園でかたくりの里への道を聞いたのですがあまり知っている人がおらず(里が市営で公園が県営だから??)、地元の人らしき人には1時間と言われ焦ったのですが結局30分ほどでついて一安心。この途中で一時雨がぱらつき傘を要しましたが、結局たいして雨にも降られずに山行を終えることができました。自分にとっては大変久しぶりの山歩きでしたが季節に恵まれ天候ももってまた山を始めなくてはと思える一日でした。渡辺さん、堤さんありがとうございました。

 

























inserted by FC2 system