北ア朝日岳〜栂海新道〜親不知海岸

期 日 :2013.10.1214(前夜[]

参加者: L横山、SL佐藤、上野、飯島、松尾

1日目(1012日)     記録 上野

白馬大池駅445──629蓮華温泉719──753兵馬ノ平──沢を渡る/標高1170m──942ヒョウタン池──1154花園三角点(工事小屋あり)──1342標高2030m付近テント設営 消灯19:00 


前日(1011日)に横山さんを除く4人は、佐藤さんの車で1330頃、品川を出発。長野駅で2230に新幹線で来た横山さんと合流。白馬大池駅へ行き、そこでメンバー全員で仮眠をとった。

翌朝12日、白馬大池駅から蓮華温泉へ向かう。そこでストレッチ(上野指導)をして7:13登山開始。天候は曇天で、樹木の紅葉のコントラストは素晴らしく、今の時期しか味わえない景色でした。登山道は、植生保護のためか、木道が続き、濡れていて滑りそうで、ゆっくり慎重に歩きました。全般的に尾根の道も狭くぬかるんでいて、露岩もあり、注意しながらの歩行でした。兵馬平〜白高地沢9:37着。このあたりから雨がポツポツ降り出し、ガスがかかってきて景色が見えない状況でした。

 
蓮華温泉標高1475mからスタートし、一旦1170mの沢まで下り、標高2418mまで登らなくてはいけません

 
ひょうたん池9:57〜白高地沢10:05(新しくきれいな橋)〜青ザク12:37〜五輪の森12:53。雨も止むどころか、どしゃぶりになり、私の体にも震えが生じ始め、一瞬以前になった軽い低体温症を思い出しました

 

 

。この状況では、稜線まで行くのは危険との判断で、進むのを止め、その付近でテントを張ることにしました。先頭のリーダー横山さんが、適切な場所を見つけ、高度2030m付近で、13:41設営開始。その後、雨は夜中まで降り続き、テントから外を覗くと、ヒョウまで降ってきました。

 
風雨の強くなった五輪尾根をひたすら登りました。寒くて景色どころではありません、


標高2030m付近で風のあたらないテント適地を見つけ、笹を刈り、何とかテントを張ることができました。雪がテントを白くしていきます。

 今回、本当にあのまま進んでいたら、どうなっていたかと思うと、山の怖さを感じました。私自身の事をいえば、ザックカバーも忘れ、登山靴は中まで濡らしてしまうなど、ミスが重なり、周りには迷惑をかけたと思います。メンバーには、いろいろと助けてもらい、特にリーダーの横山さんには、登山靴を新聞紙で包んでもらい、吸水の処置をするという登山での知恵も教えていただきました。

 

2日目(1013日)       記録 飯嶋
起床4:00 出発5:30 吹上のコル7:02──7:49朝日岳山頂──8:24吹上のコル──8:58長栂山付近──9:38アヤメ平付近──11:15黒岩平付近──12:00黒岩山──14:40北俣ノ水場(水補給)15:03──15:58犬ヶ岳──16:08栂海山荘 テント[泊] 19:00消灯

昨夜は早々に就寝したが、テントの中には水たまりが所々にあって、シュラフカバーがあっても冷たさが伝わってきて、足は冷えて、着衣も濡れていて体に時々震えが来てなかなか眠れない。外はミゾレ交じりの雨がテントをたたく音と上空から風の音が「ゴー」と聞こえて5〜6秒するとテントがバタバタと音を立てるので、気になって目が覚めてしまう。0時ごろ、少し小降りになったのでトイレに起きて外に出ると、いきなり足が滑ってしまった。周りの草地は雪景色になっていた。
シュラフに戻って時計の温度計を見ると2℃だった。しばらくすると着衣も少し乾いてきて眠りについた。2時頃になると雨は止んだ。風も「ゴー」の間隔が少し開いてきたがなかなかやまない。今日の行動は大丈夫かと心配になるが、この間の天気の変化は正に予報通りなので、気温がすこし下がってきたようだ。今日、明日はいい天気になるはずだと思いまた眠った。4:30起床。朝食は、昨夜のカレーとご飯を佐藤さんが温めなおしてくれた。テントの中が暖まり、体も食事で暖まり元気が出る。

 デジカメが起動しなくなっていた。昨日の雨に濡れて全くスイッチがはいらない。ザックのポケットに入れていたが中は雨水がたまっていた。




5:35出発。テントの場所は五輪山の南側2028m地点の窪地だった。昨日の暴風雨のなかで横山さんが見つけた場所だが、本当に唯一無二の最適地だと思った。出発して歩き始めると、木道は昨夜のみぞれが凍ってつるつる状態なので危険で歩けない。脇の道を歩いた。7:00吹上のコル。稜線に出ると西側から強風がふきつけるが、日本海、富山湾、能登半島、白馬岳、小蓮華山、乗鞍の展望が最高だった。朝日岳頂上はガスにまかれて見えない。

 
白馬岳の鋭峰は昨日の雪で真っ白になっています。

 
吹上のコルに荷物をデポしてから空身で雪で滑る朝日岳を往復します。

 7:08吹上のコルにザックをおいて、朝日岳を目指す。空荷だと足が軽い。途中で朝日岳から下ってくる登山者がサワガニ山岳会の小野健氏に頼まれたと、横山さんに話しかけてきた。栂海山荘の宿泊者の割り振りをするそうだ。それによると、昨夜朝日小屋に60人泊り、そのうち40人が栂海山荘に向かうそうだ。横山さんが話をするが、強風で話も聞き取りにくい。

 

7:49朝日岳頂上着。標識も霧氷に包まれていた。佐藤さん、上野さんがセルフシャッターで撮ろうとするが強風でカメラが動かされてしまい苦労していた。

7:50下山開始。吹上のコルに向かう。

8:17吹上のコル。横山さんからいただいたミカンが美味しかった。

 
雪の朝日岳山頂での記念撮影です。

 8:30いよいよ「栂海 日本海」と赤ペンキで書かれた三角形の大岩を越えて栂海新道へ。歩き始めると栂の林の中で風は当たらず快適に歩ける。

 
長栂山付近にある地塘群です。木道が雪で滑りやすく気を使いました。

 

8:55長栂山 

9:26アヤメ平が見渡せる。木道があり、先行の大グループが歩いているのが見える。上から見ると池塘が点在し、大空を映し鏡のようだ。カエデの紅葉が明るい黄色に輝いている。約200m一気に下りアヤメ平。高層湿原に池塘、を歩いていると野外テント禁止の看板が。テントを張れば気持ちいいだろうが

 

10:55黒岩平。大小の池塘に青空が映り周りは紅葉。後ろを見れば大きな雪田。昼寝をしたくなるような雄大でやさしい景色だ。20分の休憩。

 振り返れば剣岳が遠謀できました。

 
吹上のコルから黒岩山まで素晴らしい紅葉した湿原が点在しました。

 

11:15歩きはじめてすぐ、横山さんが「池塘の中に魚が…」みんなで見るとサンショウウオらしき10p位の生き物がたくさん、泳いだり、底にじっとしていた。緩やかな木道、登山道を下っていくと、いくつも小さな沢を渡る。この沢が黒岩平の水場らしい。少し大きな緩やかな流れが二本見える。まさに天空の楽園といってもいいくらいの景色だった。

11:58黒岩山 休憩。

 
犬ヶ岳の肩にある栂海山荘が赤い点のように遠く遠くにありました。それでも徐々に近づいてきました。

 

12:15小さなピークとすべて辿る登山道でだんだん疲れてくる。ピークを越えてもまたその陰に新しいピークが見える。の連続で体の疲れと心の疲れが重なってくる登山道だ。


13:42サワガニ山頂上。犬が岳と栂海山荘がずいぶん大きく見える。ここを過ぎると登山道の両側はスッパリ切れている、樹木が目隠しになっているのでそれほど恐怖感はないが、転落したら絶対に助からないだろうという場所がいくつもある。

 

14:40北又の水 と標識のある分岐に到着。栂海山荘の水場になっていると書かれていた。下り5分登り5分の比較的緩やかな道をたどると、冷たく、結構な水量のある水場がある。

15:00たっぷりと水を補給し栂海山荘を目指す。1490mの水場分岐から1593mの100mに約1時間かかって15:58犬が岳頂上。水の重みと体の重みの泣いてしまった。

16:10栂海山荘着。テント場は小屋のすぐ前で無料。栂海山荘は栂海新道開設者のサワガニ山岳会の小野健さんの別荘だそうで、小屋宿泊費は維持費の募金くらいだそうで…。横山さんが小屋の中をのぞくと、けっこう込み合って大変そうだった。のようで。我々は快適なテント場にゆったりとテントを張りました。

夕食は、佐藤さんのレシピで、シラスとサツマイモの炊き込みご飯。キャベツとふじっこの野菜スープ。ご飯のコッフェルのふたを開けると、シラスのおいしそうな香りがテントいっぱいに…。ただ、私は犬が岳の最後の登りで疲労困憊。せっかくのシラス、サツマイモご飯がのどを通らないくらいだった。これが今回の山行の心残りになってしまった。みなさんは元気いっぱいで楽しく話していたら、隣のテントからセキ払いの声。  19:00就寝。






3日目(1014日)       記録 松尾   

栂海山荘5:26・・・6:37黄蓮山・・・7:28菊石山・・・8:15下駒岳・・・9:53白鳥山10:20・・・12:50坂田峠・・・13:47尻高山・・・14:55二本松峠・・・16:55栂海新道登山口



 

350分起床。テントの外は満天の星で快晴。朝食は味噌煮込みうどんを美味しく頂く。その後テントを片付け、526分薄暗い中日本海に向けて出発。山荘のテント場を出てしばらくは急な下りが続き、昨日までの疲れもあり最初からかなりキツイ。菊石山を下ると今度は岩場の急登が続き、やっとピークに到達するもまた下り、そして3日目で一番きつい白鳥山の登り。

 最終日 下駒ケ岳の厳しい登りです。最後までアップダウンが続き消耗しました。

 白鳥山から坂田峠へ一気に下ります。その後もアップダウンが延々続きました。

 

頂上の白鳥小屋が見えた時はこれで親不知まで行けるかなとちょっと思ったりしたがかなり甘かった〜。白鳥山山頂からは日本海、北アルプスの山々が見え展望が素晴らしいので、多くの人が休憩をしており私達も長めの休憩を取る(ちなみに12日に朝日小屋に泊まったお客さん50人の内40人が栂海新道目的だそうで思った以上に人気のコースだったようです)

 

白鳥山からは海抜0メートルに向けて下るだけと思っていたらその後何度も登り返しがあり、頻繁に休憩を入れてもらいながらなんとか栂海新道登山口に到着。せっかくなので登山口前の駐車場に回送された車に荷物を置き、海抜0メートルの日本海を見にさらに階段を80メートル下る。これが疲れた足にはかなりきついが、やっぱり海を見たときは感動!! 本当に最後まで歩けて良かった。

漸く日没近い親不知に到着、日本海の荒波にふれました。上野さんは両足の親指の爪がはがれて、駐車場に待機でした

栂海新道はロングコースで健脚向きとあったにもかかわらず安易に参加をしてしまいましたが、リーダの横山さんをはじめ佐藤さん、飯島さん、上野さんのおかげで何とか日本海まで歩くことができ記憶に残る山行になりました。本当にお疲れ様でした。


     飯嶋さんが作成したGPS記録です。1日の登り下りと距離がよくわかります。

 

 

 








10月11日(金曜日)
品川を13:30に出発、上野。飯嶋、松尾、佐藤の4名で先発し、夜、新幹線で長野に来た来た横山リーダーと合流する予定です。
先発した4名は長野市内に18:00頃到着、22:20頃横山さんが到着するまで時間があるので、長野市内の国道に日帰り温泉の
看板にあった長野県庁の近くの住宅地にある「裾花峡温泉うるおい館」で温泉と夕食で時間をつぶす事にしました。
「裾花峡温泉うるおい館」はかなり立派な施設で浴槽の数も種類も多く、600円では大変結構でした。
予定通り、長野駅で横山さんと合流し、白馬村まで降り始めた雨の中を向かいます。道は長野オリンピックのため、整備され走り
やすく、23:30頃には白馬大池駅に到着しました。



裾花峡天然温泉宿 うるおい館


23;55
白馬大池駅で早速シュラフを出し、寝る準備です。
前日(10月11日)に横山さんを除く4人は、佐藤さんの車で13:30頃、品川を出発。長野駅で22:30に新幹線で来た横山
さんと合流。白馬大池駅へ行き、そこでメンバー全員で仮眠をとった。





10月12日(土曜日)
翌朝12日、白馬大池駅から蓮華温泉へ向かう。そこでストレッチ(上野指導)をして7:13登山開始。天候は曇天で、樹木の紅葉
のコントラストは素晴らしく、今の時期しか味わえない景色でした。登山道は、植生保護のためか、木道が続き、濡れていて滑りそ
うで、ゆっくり慎重に歩きました。全般的に尾根の道も狭くぬかるんでいて、露岩もあり、注意しながらの歩行でした。兵馬平〜白
高地沢9:37着。このあたりから雨がポツポツ降り出し、ガスがかかってきて景色が見えない状況でした。

7:06 白馬大池駅を5時10分に出発し、林道を登りつめ6:30蓮華温泉に到着、車を我々のゴールまで回送してくれる
JDS糸魚川の方が既にきています。早速車をお願いし、引き渡します。まずはストレッチを出発準備です。


7:20 54年前に下ってきた蓮華温泉、記憶と違い立派で美しい建物に変わっていました。


7:24 天気はまずまずでしたが、虹がかかっていました。これが天候悪化の前兆であったとは!

 

7:49兵馬ノ平(アヤメ平)入口です。紅葉も身頃で快調な出足です。


8:35 瀬戸川への下りで雨が降ってきました。あわてて雨具をつけます。


8:47 標高1170m瀬戸川に架かる橋を渡ります。蓮華温泉から300m下ってきました。これから標高差
1000mを重い荷物を背負って登らなくてはいけません。


10:00 雨が強くなったヒョウタン池です。


10:07 再び沢に下って白高地沢を渡ります。これからは稜線に向かって一直線の登りです。


11:59 カモシカ坂の急なジグザグ道2時間花園三角点は登山道整備の為の仮設小屋と資材が置かれていました。



12:06 この付近も雨さえ降っていなければ美しい湿原が楽しめたと思います。


12:20 雨が冷たく降る中を黙々と上へと歩きます。


12:40 青ザクと呼ばれる地点を過ぎると雨風が強まり、メンバーも体感温度が下がってきたため、
テントの設営場所を探しながら前に進むことにしました。


13:51 テント設営適地は道が山裾を巻くように付けられ、斜面ばかりでなかなか見つかりません。
漸く横山リーダーが登山道の数メートル上に適地を見つけ。早速テントを張ることにしました。
邪魔な笹を刈り、その笹を斜面にひいて、平らにし、水はけを良くします。


16:42 強い雨は霙や霰に変わり、テントにバリバリと吹き付けます。


17:15 テントの外は白くなってきました。


17:16 テントの中で濡れたものを乾かし、冷えた身体を温めました。ガスを2台つけてもなかなか
テント内が温まらないほどのさむさでした。夜は私も足が冷えて寝られないようでしたが時計を見ると
12:30です。それなりに寝てたようです。その後は深い眠りにつきました。他のメンバーも同じよう
な感想です。夜半過ぎまで雨と風が気になった一晩でした。




10月13日(日曜日)


5:49 朝日岳の右手奥に白馬岳の鋭鋒が見えます。
4時に起床、風もやや収まり、外は満点の星との歓声が上がりました。今朝はカレーをご飯を温め直して朝食にしました。
5:30には濡れたテントをたたみ、予定時間通り出発できました。最初はヘッドランプの行動でしたが直ぐに明るくなりました。
登山道は昨夜の雪や雨が凍結し、特に木道は滑りやすく。慎重に歩きます。



6:02 昨日と異なり気持ちの良い朝です。吹上ノコルを目指して歩きます。正面に朝日岳が待っています。
木道は白く凍ってツルツルです。



6:03 白馬岳の鋭鋒が素晴らしい。


6:39 吹上ノコルに近づくにつれ、肝心の朝日岳がガスってきました。


7:21  7:00に吹上のコルに到着し、ここに荷物をデポして空身で朝日岳を往復します。


7:34 朝日岳への登りは凍結してツルツルで気を使います。朝日岳から下りてくる登山者は
こわごわ時間をかけて下ってきます。


7:51ガスってしまった朝日岳山頂です。ここから栂海新道を親不知に、向かって北上します。
記念撮影を終えると早々に山頂を後にしました。


7:58 山頂付近の雪のオブジェです。


8:53 心配した朝日岳の下りは早くも雪が緩み、滑ることもなく20分ほどで吹上のコルへ戻りました。
しばしの休憩の後、栂海新道のスタートです。直ぐに長栂山東面に広がる湿原に会い、楽しませてくれます。



8:59 長栂山の湿原から朝日岳を振り返ります。


10:05  2番目の湿原地帯はアヤメ平です。


10:14 アヤメ平一帯は美しく紅葉していました。身頃です。


10:56 3番目の湿原地帯 黒岩平に入って行きます。


11:01 黒岩平の地塘の前でしばしの休憩です。


11:18  地塘の中にサンショウウオを見つけました。結構な数でした。


11:20 


11:32 いよいよ美しかった湿原地帯も終わりです。こんな広大な湿原地帯が北アルプス北部にあろうとは
大変不勉強でした。
黒岩山を過ぎると、犬ヶ岳(栂海山荘)まではこれまでとは一変して地味な山稜帯のアップダウンが始まりました。


13:47 サワガニ山の山頂から剣岳を遠望します。


13:48 これからはひたすら犬ヶ岳(栂海山荘)目指して歩きます。漸く犬ヶ岳の肩に小さく赤い栂海山荘が見えてきました。


16:02 今日のゴールの犬ヶ岳山頂です。
山頂の1時間前に北俣ノ水場で水を各自5〜7リッター補給して犬ヶ岳を登りました。
皆さんそんなに水を補給しなくても余るのにと思いましたが、真面目に運びました。
重荷の上にそれだけ水をプラスすると、どっと汗が出たようです。
栂海山荘はいっぱいのようですので惑わず持参のジャンボテントを小屋前のテントばに張ります。
トイレは山荘が個人保有のものなので,いまどき珍しいブルーシートで囲んで、足元は鉄製のネット
なっており落とし口が長方形に切り込まれている。登山客の大量の排泄物が山の斜面に溜まり、そ
してそれが山中に流れおちる構造で、個人所有で行政的に問題があるのでしょうが何とか考えなけれ
ばと思う光景です。
余裕がなかったせいか、栂海山荘とトイレの写真を忘れてしまいました。





10月14日(月曜日)体育の日

5:27 4時に起床、煮込みうどんを朝食にし、予定時刻5:30前に出発します。妙高、海谷山塊から明け始めました。


8:08  栂海山荘をスタートし徐々に高度を下げ、菊石岳を越し、下駒ケ岳の急な岩稜帯を登ります。
 

9:57 白鳥小屋に着きました。多くの栂海新道ファンが休憩していました。
室内は2階建て30名程度では泊まれるでしょうか。清潔です。


9:59 山荘入口のリーダー殿。


12:32 白鳥山からしばらく緩やかなくだりですが、金時坂(坂田峠の関連で付けられた名前?)
を急激に下りました。白鳥山までは順調であったペースもかなり落ちてきました。
白鳥山1287mから坂田峠605mと標高差682mの大くだりでした。


12:57 坂田峠に到着しました。ここからタクシーを呼ぶこともできましたが、皆さん意気揚々
これから3時間日本海まで歩くことを選びます。


12:58 坂田峠の由来が書かれています。こんな山中に明治の半ばに電気が灯り、芸者が通った
など、日本各地に残る鉱山の歴史がここにも残っていたのか感慨がします。


13:52  坂田峠から再びアップダウンが始まり、低山ながら苦戦します。
上野さんの両方の親指の爪に血豆ができ、足が痛くて下りに大九戦です。登りでは順調ですが。


14:34 再び林道とクロスします。


15:00 林道から入道山に登りなおします。入道山は400m前後の小さいアップダウンがあり
里山の雰囲気ですが、足のマメがいたい上野さんは大苦戦で痛くて痛くて大変でした。


17:09 漸く眼下に国道の北陸道が見えましたが、上野さんの足は痛そうです。
親不知観光ホテル前にJDS糸魚川(車の代行会社)が回送してくれた私どもの車が駐車していました。
これは便利でありがたい事でした。今後の車利用の時はこのような会社にお願いすることも増えるでしょう。


17:11 親不知観光ホテル前から親不知海岸まで長い階段を下ります。標高差で90mもあります。


17:12 親不知海岸で日本海の夕日と思いましたが、残念ながら岩陰に夕日を邪魔されてしまいました。


17:14 日本海海岸で記念撮影です。皆さん満足の顔です。
上野さんはマメの痛みが激しく、車で待っているとのことで全員で残念との気持ちです。


17:16 日本海の荒波が打ち付けて来ます。昔の旅人はどの場所をどのように通過したのでしょうか。
親不知観光ホテルで入浴し、北陸自動車道のSAで夕食をとり、飯嶋さんの運転で0:30頃には東京に
つきました。11時間30分の行動時間のあとに長距離運転大変ありがとうございました。


栂海新道は昔から歩いてみたかった道、メンバーに恵まれ充実した思い出残る山行ができました。
皆様 ありがとうございました。




 

















inserted by FC2 system