地図読み山行 奥多摩

六石山〜山ノ神尾根

日 程:2013.12.15(日)晴れ
参加者:L佐藤、堤、松平、佐藤(美)、渡辺(綺)、川田、上野、飯嶋

コースタイム
JR新宿駅6:30──750青梅752──829奥多摩駅836──(西東京バス)──851水根バス停(ストレッチ)912──934登山道入口──1120ハンノキ尾根入口──1200六石山1230──狩倉山──1403 1250m付近岩場で岩場訓練──1430急斜面1050m付近──14:25小菅山──1538小菅集落──1601大沢バス停(ストレッチ)1631=バス=1644奥多摩駅1658──ホリデー快速──1822新宿(着)解散

 冬枯れの一日を都心から近い場所で自分の身体に注意力を呼び起こすために企画しました。山ノ神尾根は国土地理院地図を眺め、2箇所ほど急な岩稜がある以外は下れそうな尾根です。登りに比べ、下りの地図読みの難易度は比較にならないほど難しいため、下りに使うことにしました。

 

 

 

9時前に奥多摩湖手前の水根バス停でおり、ストレッチをしてから「奥多摩むかし道」ある集落に向かって坂道を登り、奥多摩湖を見下ろす集落の途切れたところから、いよいよ登山道に入っていきます。しばらくは手入れの行き届いた植林帯の急登を登り、広葉樹林帯にかかります。

ハンノキ尾根の分岐で休憩、風は冷たかった

 

六石山山頂1478.9mで記念撮影です

 

葉もない寒い木々も春の新緑と秋の紅葉は素晴らしいと想像します。1118 ハンノキ尾根の分岐で休憩しますが、日差しの割りに底冷えの寒さを感じます。12時過ぎに六石山山頂に到着、トップの川田さんいいペースで皆さんを引っ張りました。予定より20分は短縮しました。

山頂からの富士は冬枯れのこの時期でも樹林の間からから少しだけで葉の茂っている季節はほとんど富士が見えないでしょう。いい場所にある山の割には人気が今ひとつなのはこの為でしょう。六石山での昼食を終え、石尾根縦走路から離れ狩倉山に向かいます。

 これから登山道のない山ノ神尾根を地図読みで下ります。皆さん地図を片手にルートを確認しながらの行動です。狩倉山からは明瞭な道はありません。地図で下り道を確認する皆さんは真っ直ぐな明瞭な尾根を避け、左の急斜面を下ります。難しい選択でしたが大正解、予定の尾根に乗りました。

狩倉山の下りで慎重に地図を読み確認します

標高1250m付近の岩稜でプルージックで練習で下ります。

 標高1250m付近の岩稜ではロープを使わずに下りられますが、勉強のため、プルージックで確保しながら下りることにしました。 


プルージックの結び方を指導し、結び目は制動の為、手を触れないよう注意の後、最初の方がプルージックの手本で下りたあと、2番手の方がプルージックの結び目に手をかけて下り始め、結び目から手を離すよう指示をしましたが、本人は怖がってますます結び目をしっかり握ってしまい。

10mほどずるずると下に滑り下りてしまいました。幸いなんともなかったのでホットしましたが、指示する私に問題があったと大いに反省します。

 

順番で下りる際、風が冷たく待っているのが辛かったとの意見も頂き、春や秋の気候の良いときに練習することも考えなくてはいけません。

プルージックで下る皆さん

 

小菅山を過ぎ、最後の難関の植林帯で地図読みをする皆さん

  樹林帯にある小菅山989mの朽ちた標識が枯葉の中に埋まるようにあり、そこを過ぎると薄暗い植林帯に入り、植林作業用の道が輻輳し、皆さん地図を確認しながら下るルートの確認をしました。ルートを探しているうちに植林帯の中に明瞭な作業道があり、作業道も北東から南東に変化して下り、どうやら小菅の集落に向いているようでした。

 1536 古い神社跡の建物そして建て直した神社が現れ、皆さん大正解でドンピシャで小菅集落に下り立ちました。

 

下り道のルート探しはかなり難しく予定時間を過ぎてヘッドライトのお世話になるかもしれないと思っていましたが一安心でした。大沢バス停へは集落の地図のない小道を探しながら近道で下ります。

途中奥多摩独特の合掌造りに似た「兜造り」の大きな民家があり、かなり痛んでいます。都民の財産として何とか修復保存そして公開の方法はないのでしょうか。
古い兜造りの民家が残る小菅集落です

大沢バス停近くでストレッチをし、地図読み山行は終了しました。1630のバスに乗り奥多摩駅よりホリデー快速で予定時間通り帰京しました。

今回の地図読み山行は地図を読む楽しみを皆さん楽しそうに味わっていた点は良かったと思います。途中の岩場でのロープ練習でのヒヤッとしたことは、教える側の教え方についての繰り返しの勉強が必要である感じました。今後も機会を捉えて山行途中に時間があれば安全を確保して上で練習を続けて行きたいと思います。(佐藤)

 

 


gpsルート軌跡





9:19 奥多摩湖手前の水根バス停でおり、ストレッチをしてから「奥多摩むかし道」ある集落に
向かって坂道を登っていきます。


9:39 集落の途切れたところから、いよいよ登山道に入っていきます。


10:25 しばらくは手入れの行き届いた植林帯の急登を登ります。


11:10 植林帯も終わり、広葉樹林帯にかかります。春の新緑と秋の紅葉は素晴らしいと想像します。


11:18 ハンノキ尾根の分岐で休憩しますが、日差しの割りに底冷えの寒さを感じます。


12:09 六石山山頂からの富士です。冬枯れのこの時期にこの程度しか見えないのは残念です。
葉の茂っている季節はほとんど富士が見えないでしょう。いい場所にある山の割には人気が今ひとつ
なのはこの為でしょう。


12:32 六石山山頂で記念撮影です。かなりの良いペース登ってきました。予定より20程早目でした。


12:45 六石山で昼食を終え、これから登山道のない山ノ神尾根を地図読みで下ります。
銃走路から離れ狩倉山に向かいます。皆さん地図を片手にルートを確認しながらの行動です。


12:49 銃走路からちょっと登ったところに狩倉山の表示があります。


12:52 狩倉山からは明瞭な道はありません。地図で下り道を確認する皆さん。真っ直ぐな明瞭な
尾根を避け、左の急斜面を下ります。難しい選択でしたが大正解、予定の尾根に乗りました。


13:39 標高1250m付近の岩稜です。ロープを使わずに下りられますが、勉強のため、プルージックで
確保しながら下りることにしました。


13:53 最初の方がプルージックの手本で下りたあと、2番手の方がプルージックの結び目に手を
かけて下り始め、結び目から手を離すよう指示をしましたが、本人は怖がってますます結び目をしっかり
握ってしまい。10mほどずるずると下に滑り下りてしまいました。幸いなんともなかったのでホット
しましたが、指導と指示する私に問題があったと大いに反省します。
順番で下りる際、風が冷たく待っているのが辛かったとの意見もあり、春や秋の気候の良いときに
練習することも考えなくてはいけません。



14:50 樹林帯にある小菅山989mの朽ちた標識が枯葉の中に埋まるようにありました。


15:02 小菅山を過ぎると薄暗い植林帯に入り、植林作業用の道が輻輳し、皆さん地図を確認
しながら下るルートの確認をしました。
ルートを探しているうちに植林帯の中に明瞭な作業道があり、作業道も北東から南東に下り
初め、どうやら小菅の集落に向いているようでした。


15:36 古い神社跡の建物そして建て直した神社が現れ、皆さん大正解でドンピシャで小菅集落に
下り立ちました。かなり難しく予定時間を過ぎてヘッドライトのお世話になるかもしれないと思っていました。
 

15:45 小菅集落の地図のない小道を探しながら近道で下ります。


15:57 奥多摩独特の合掌造りに似た「兜造り」の大きな民家です。かなり痛んでいます。
都民の財産として何とか修復保存の方法はないのでしょうか。


16:12 大沢バス停近くでストレッチで地図読み山行は終了しました。16:30のバスに乗り奥多摩駅より
ホリデー快速で予定時間通り帰京しました。

今回の地図読み山行は地図を読む楽しみを皆さん楽しそうに味わっていた点は良かったと思います。
途中の岩場でのロープ練習でのヒヤッとしたことは、教える側の教え方についての繰り返しの勉強が
必要である感じました。今後も機会を捉えて山行途中に時間があれば安全を確保して上で練習を続け
て行きたいと思います。
(佐藤)



 

 








inserted by FC2 system