勝浦潮騒ウオーク

     201351日(水)日帰り 曇りのち晴れ 夕方小雨

参加者    和久井(L)・渋谷・毛塚・林・唐澤(会員外)・竹内(記録) 6

コース 浜松町発 07:25 (京成バス1,800) − 勝浦着 09:36,勝浦発09:48(JR150) − 鵜原着 09:53  10時出発 → 勝浦海中公園着(11:30)  昼食後12時出発 → 臨海荘(13:00)入浴 →  勝浦発16:12 (京成バス)− 浜松町着 18:30

前日から 残る雨が少し心配な連休の狭間の日、浜松町貿易センタービル1階のバスターミナルに7時集合。ここ半年ほど会社退職の件や家族の入退院で落ち着かず山歩きをしていなかったが、行く機会があまり無い房総の海沿いハイクを知り、参加させて頂きたくなりました。

全部で10人程の乗客を乗せたトイレ付バスは定刻に出発し、人影のない勝浦駅前に到着する。爆睡していたので、道中の景色は不明。鉄道に乗り換えてひとつ目の、雨上がりの鵜原駅をあとに歩き出すとまもなく海辺に。しばらく行くと海中に鳥居がある。それに対する陸側の神社は見当たらない。曇りなので景色が眩しくなく、ものをしっかりとみることが出来る。水を含んだ空気のなか、海辺を歩くのは落ち着いた爽やかさだ。

丘にのぼる道をすすむ辺りから「理想郷」に入る。

大正時代に別荘地として計画された地域らしい。大正らしいネーミングだなあと思う。ルートのあちこちに花崗岩で出来た道標があるのだが、彫ってある字が地肌に負けて読めない。「手弱女平」と書いて何と読むか分かりますか? 林さんが「たおやめだいらよぉ〜」と教えてくれた。

岬の上の「黄昏の丘」に出る。まわり300度位の眺めが一気に見渡せる場所だった。リアス式の海岸線が入り組んでいて、切り立った崖にはいくつもの地層を見ることが出来る。房総半島は地震による隆起沈降が激しいらしい。崖の下の海はうす青く透き通っていてちょっと怖い。頭上をヘリコプターが通り過ぎる。

 

ルートを進むと、明治大正の軍によるものなのか、手掘りの、トンネル というより「隧道」がたくさんある。あるところでは短いトンネルの先にまた次のトンネルが見える。それらの横穴の上に平屋の家が建っていて、バナナの木が植わっている

集落と集落の間を結ぶ手掘りの幅の狭いトンネルが随所にありました。

 

。そばに「鵜原館」というひなびた旅館があり、夕食が豪華でおいしいらしい。インターネットで調べたら、一泊二食1万5千円するそうだ。

海沿いの小さな漁港をいくつも通り過ぎる。メンバーの方々が水揚げしている船を覗いては「わぁ〜、おっきいキンメ!」「おいしそう」「これで魚釣るの?」「いつ獲れたの?」「今でしょ〜」質問攻めをしている。

 ちなみにキンメをお土産に買おうと夕方に勝浦で探したそうだが、スーパーには売っていなかったらしい。地元には卸さないのですね。

勝浦一帯に点在する入り江には小さな漁港が点在します。美味しそうな金目鯛が水揚げされていました。

漁港傍の家の玄関先では、今日の漁を終えたらしい人が釣具の手入れをしていて犬や猫がのんびりしている。漁村は大好きだ。将来の津波や地震の被害が少ないようにと神様にお願いした。

11時半前に勝浦海中公園ゾーンの休憩所に到着、こじんまりとした感じ。なんと、あてにしていた軽食コーナーが閉まっている。ハイクの途中で昼食を食べる店があるから弁当は要らないね〜 との事前の話で、ここでワカメうどんを頂こうと思っていたのだ。「ど、どこかで昼食調達しないと! でもお店がない!」 けれど焦っているのは私だけ。皆さん悠然といろいろなものをひろげ始める。「弁当持参しないということだったのに、何故こんなに・・??」 

勝浦駅前で用心の為買ったおにぎりひとつが唯一の財産だった私に、皆様からのお恵みが・・・ 手塚さん、玉子焼き・チーズソーセージおいしかったです。和久井さんいぶりがっこおいしかったです。林さん手作りキムチおいしかったです。

 

関東ふれあい道の標識

 

地震が起きて孤立し食べるものがなくなっても、さんかくてんの女性に助けを求めればきっと助けてくれる気がする・・・

12時にレストハウスを出る時に軽食コーナーが不意に開き、お客さんがうどんを食べるのを横目に出発。海沿いの車道を勝浦へ向かって歩く。夏の陽射しのようにギラギラしてくる。ここの海は遠浅で、海水浴は楽しいだろう。一時間後「黒潮の宿 臨海荘」に着いて皆は入浴(1,000円)をしていくが、自分は夜に東京で用事があるため先に帰る。

帰りのバスは、小さなスーツケースのひとりの人が多い。連休で帰省した人達なのだろうか。外房は車で二時間と近いのに、東海道沿線のようなベッドタウンにはなっていない。

和久井さんが丁寧に下調べして下さったコースに乗っかって、楽しく一日過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

 




アザミの花

トンネルを行く

ヒヤシンス?

金目鯛

トンネルを行く

ふれあいの道  道標





















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